リーガル×夢主
名前変換
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「リーガ!」
私は大好きな恋人の名前を呼びながら思い切り抱きつくと、そのまま壁に押しやって、逃がさないようにと両腕でその大きな身体を挟み込む。
「…………?」
こちらを見下ろすリーガルは慌てるわけでも照れるわけでもなく、ただただ不思議そうな顔をして大人しくそこに佇んでいる。
本当はここでドキドキさせたいのに、身長が足りないせいで顔が遠い。私の顔はリーガルの胸元だ。
「ぐぬ……」
「どうした?新しい遊びか?」
親指で顎を優しく持ち上げられ、視線がそっと重なる。
ちょっとばかり身長が高いというだけでこういったことを簡単にやってのけるのだから、本当に、ずるい。
「……しゃがんで」
「む、こうか?」
リーガルは私の不満気な声にも素直に耳を傾けると、ゆっくりと腰を落として、膝を床につく。
私は自分の目線より低くなったリーガルの顔をじっと見つめると、彼を逃がさまいと改めて壁へと追い詰めた。
その距離、たった数センチ。
彼の蒼い瞳、ケアの行き届いた綺麗な唇、かかる吐息。意識してしまえばきっと負けてしまうから、強気に、強気に。
「っ、リーガル、」
私は彼の名前を呼びながら唇を重ねようと企むけれど、私を見つめるその表情があまりにも変わらないものだから、我慢ならずに問いかける。
「あの、さ……ドキドキ、してる……?」
「…………」
「…………」
「……ふっ、ははは」
「なっ、なんで笑うの……!!」
「いや、お前があまりにも可愛らしくてな」
いつもより低い視線でこちらを見上げながら、柔らかい笑み、柔らかい低音でそう囁くリーガルに、心臓が高鳴るのを止める術はない。
「な、なにそれ……」
合わさった視線を、パッと逸らす。
私ばかりドキドキさせられて不服ながらも、満更でもないせいで口元がだらしなく緩む。
「アイレス」
名前を呼ばれ、逸らした視線を再び彼へと向けると、強気な私はどこかへ行ってしまっていた。
「あ、ええと……」
「キス、してくれぬのか?」
「……ばか」
余裕たっぷりのリーガルに打ち負かされながらも、唇をゆっくりと近づける。今日は、私の負け。
私は大好きな恋人の名前を呼びながら思い切り抱きつくと、そのまま壁に押しやって、逃がさないようにと両腕でその大きな身体を挟み込む。
「…………?」
こちらを見下ろすリーガルは慌てるわけでも照れるわけでもなく、ただただ不思議そうな顔をして大人しくそこに佇んでいる。
本当はここでドキドキさせたいのに、身長が足りないせいで顔が遠い。私の顔はリーガルの胸元だ。
「ぐぬ……」
「どうした?新しい遊びか?」
親指で顎を優しく持ち上げられ、視線がそっと重なる。
ちょっとばかり身長が高いというだけでこういったことを簡単にやってのけるのだから、本当に、ずるい。
「……しゃがんで」
「む、こうか?」
リーガルは私の不満気な声にも素直に耳を傾けると、ゆっくりと腰を落として、膝を床につく。
私は自分の目線より低くなったリーガルの顔をじっと見つめると、彼を逃がさまいと改めて壁へと追い詰めた。
その距離、たった数センチ。
彼の蒼い瞳、ケアの行き届いた綺麗な唇、かかる吐息。意識してしまえばきっと負けてしまうから、強気に、強気に。
「っ、リーガル、」
私は彼の名前を呼びながら唇を重ねようと企むけれど、私を見つめるその表情があまりにも変わらないものだから、我慢ならずに問いかける。
「あの、さ……ドキドキ、してる……?」
「…………」
「…………」
「……ふっ、ははは」
「なっ、なんで笑うの……!!」
「いや、お前があまりにも可愛らしくてな」
いつもより低い視線でこちらを見上げながら、柔らかい笑み、柔らかい低音でそう囁くリーガルに、心臓が高鳴るのを止める術はない。
「な、なにそれ……」
合わさった視線を、パッと逸らす。
私ばかりドキドキさせられて不服ながらも、満更でもないせいで口元がだらしなく緩む。
「アイレス」
名前を呼ばれ、逸らした視線を再び彼へと向けると、強気な私はどこかへ行ってしまっていた。
「あ、ええと……」
「キス、してくれぬのか?」
「……ばか」
余裕たっぷりのリーガルに打ち負かされながらも、唇をゆっくりと近づける。今日は、私の負け。