糸田紬（本名：紐束縁）
　28歳。療養中。
　じゅ…の世界に二度目のトリップを果たした獣医さん。
　トリップ早々呪霊に襲われていたところを虎杖と伊地知に助けられる。
　再会となったかつての後輩・伊地知から主人公に成り代わっている人間がいると聞き草を生やしたり白目になったりしながら二人と作戦会議、名前を変えて虎杖の姉のような人、という役でいこうということになった。
　元同級生の男共とバチバチやりあったり用務員として学生達と仲良くなったり特級呪霊の呪いを喰らって死にかけたりちょっと凹んだりしたものの元気だよ！
　夏油で発覚、伊地知から説明を受け把握した虎杖の事情。それを経て一度目のトリップ同様、呪術師を目指す事にしただ今猛勉強中。明日からは実践訓練も組み込まれる予定。
　焼肉では豚トロが好き。ごはん一緒に食べる派。


七海建人【さいみん】
　28歳。1級呪術師。
　主人公のことは、虎杖の義姉ということで一目置いている。伊地知から主人公が呪術師を目指すことを聞き、灰原と共に協力を買って出た。
　主人公の発言に所々既視感を覚えることが多く、今では記憶の中の発言者のことが主人公（偽）より気になってきている様子。
　交流会後から、やたら頻繁に主人公（偽）から誘われるようになった。相手に対し好意はまだあるものの、上記のこともあり今も断り続けている。





　この後は七海と灰原の奢りで、みんなで叙〇苑あたり行くかなと思っている。
「え゛っっ。灰原くんもあの人とイチャコラしてるの……？」
「俺なんて全っ然ですよ！　やっぱり夏油さん達がいますからね！」
「灰原、飲みすぎですよ。あとその辺にしてください。学生もいるんです。」
「あはっ！　ごめんごめん！！」
「ねーナナミン！　この特上カルビ頼んでいい！？」
「構いませんよ。どんどん食べてください。」
「ひゃっほーー！！」
「伊地知くん、わたしはもうダメだ……」
「落ち着いてください紬さんっっ」
「だって後輩にまで手ェ出してんだぞあのビッチ……」
「なんだ？　随分出来上がってるなお前ら。」
「家入さん良いところに！」
「しょーこぉぉお！！」
「嫌なこと？　そんなの酒飲んで忘れちまいな。」
「う゛ん゛！！！」
　灰原と主人公はたぶんそんなにお酒強くない。早々に潰れる（潰される）。伊地知は虎杖がいるため飲まずに送り届ける予定。
　家入と七海はザルなので酔わない。
「ナナミンってさ、ねーちゃんのことどう思ってる？」
「良くも悪くも良い人だと思いますよ。君の義姉と言われて納得出来るくらいには。」
「へへ、そっか。」
「それ以外には何も思わないのか？」
「家入さん楽しんでますね？」
「いいからいいから。」
「それ以外……そういえば呪いを祓う前、紬さんの手を握ったんですが、」
「は？」
「虎杖、ステイ。」
「それと関係あるかはわかりませんが、その後身体が軽くなったように感じて……呪いを祓うのがいつもより楽でしたね。」
「へえ。そうかそうか。」
「家入さん、何かご存知ですか？」
「いいや？　私は何も。」
「……そうですか。」
「何か言いたげだな？」
「いえ、それはまた後にします。家入さんは紬さんのこと、どのように思いますか？」
「あ、オレもそれ気になる！」
「私か？　そうだな……」

「親友と思えるくらいには、気を許しているよ。今の紐束なんかよりね。」
　そんな会話があったとかなかったとか。