糸田紬（本名：紐束縁）
　28歳。見栄を張りたい大人。
　自分が怪我をするより他人が怪我をしているのを見るのが嫌なタイプ。わたし結構痛みに鈍感だし……と言っては昔から傷を作っていた。
　真希ちゃん伏黒くんが無事ならそれで良し！　でも痛いもんは痛いね！！
　子供の頃から物持ちは良い方。自分の力に関しては「わたしの力を糧に妖精さんが宿りいろいろ手助けしてくれるようになる」くらいにしか思っていない。
　高専時代、木の棒をエクスカリバーに進化させて呪霊を祓っていたこともあり。
　そもそも一度目のトリップの際、教科書詰め詰めの鞄で呪霊を祓ったという武勇伝がある。それはこの力が関係しているかもしれない。（適当）


パンダ
　高専二年。
　真希と伏黒を抱えてパンダーッシュ！　している最中に主人公と出会す。なんでオマエここに来てんの？？　と思うも、昔の彼女の無茶っぷりを思い出してそういえばこんな奴だった。ともはや呆れモード。
　ほんと自分のことを顧みないお人好し。だから人間は気持ち悪いんだ。……嫌いじゃないけど。


虎杖悠仁
　高専一年。いろいろと成長中。
　ねーちゃんマジで何やってんの？？？？？
　もうホント目ェ離したらこれだよ。あとで詳しく聞くかんね？？





　目の前に広がる変わり果てた景色に、わたしと悠仁くんはぽかんと呆気にとられる。そんなわたしたちの隣で、東堂くんだけが笑っていた。
「これでは祓えたかどうかわからんな。」
　どうやら悟の仕業らしいこの技をもって、特級呪霊との戦いは幕を閉じたようだ。
　これで一安心、とひと息吐いたところで聞こえた「ナハッ」という声。恐る恐る目を向けてみれば、そこには今にも弾けんばかりに大きく膨らんだ蕾があって。
　わたしの戦いはこれからか……と、少年漫画の最終回のような言い回しを思ってしまうのだった。