メモ
Dear Destiny ティファ編【ネタバレ注意】
2026/01/31 23:11Dear Destiny ティファ編、読了。
ティファというより、アバランチの話という気がしないでもない。
良くも悪くも、ティファはごくごく普通の二十歳の女の子で、自分ができること・したいことには真面目に取り組むし、熱中できるけれど、やりたくないことはなるべく避けたい、そういう感じ。それは悪いことではないし、むしろ自然だと思う。
村のアイドルで、でもすべてを奪われて、ミッドガルに来ても騙されて、アバランチの一員になって。彼女も波瀾万丈で、たくさん苦労をしてきた。
でも、何故か、不安定なんだよなァ。しっかり店の経営をしているのに、お金の管理もばっちりなのに、客商売もそつなくこなしているのに。
嘘が下手。嘘が苦手。それが前に出てしまうから?本音と建前の使い分けがうまくないから?
でも、この年頃の女の子なら、こんなもんだと思うけどな。そうそう達観されてたまるか。
小説を読んでいて思ったのは、ティファの容姿を誉めたり、下心を見せたりという描写がないこと。リメイクでやたらと持て囃していたのに。
これはエアリス編にも言えるけれど、そもそも、相手の容姿に対する描写はさほど多くない。今作に限らない。他の作品もそんな感じ。エアリスやティファの瞳が何色~みたいな二次創作的な表現は皆無。
あと、ECではソルジャー達をしのぐ戦闘力を有しているのに、彼女の格闘技が炸裂する場面はない。今作にはあるけれど、機械相手。悪漢だのを撃退したりはしない。強い設定はどこへ行った?野島氏的には「可愛くて優しくてセクシーな上に腕っぷしも強いティファちゃん」ではないのだろうなと思う。
というか、そんなティファ像、どこから生まれたのか。言うほど完璧でもないし、言うほど情が厚いわけでもない。持ち上げすぎだよ。
年相応に礼儀正しく、年齢相応に親切で、年齢相応に生意気で、年齢相応に気分屋。でも、嫌われるのは嫌だし、仲良くなれるなら仲良くしたい。普通の女の子だよね。
■右の目尻の下にほくろ
エアリス編にも出てたな…三部作目にも登場したりする?エアリスの護衛でやらかしたから、正規のタークスにはなれなかった?
■よく見れば、瞳には隠しきれない優しさが宿っている。
ティファは、マリンとバレットの良好な関係を知っている。だからこその表現だと思う。
村に来たセフィロスは、まだ何もしでかしてないし、橋から落ちた時に助けてもらったのに、「なんて冷たそうな人」と評しているから、彼女に人を見る目があるのかないのか判断が難しい。
■断ったら最後、次からもう来てくれないのではないか、そんなことばかり頭をよぎる。
客商売のつらいところだよね。でも、彼女の嘘偽りのない本音でもある。
■マーレ
リバースではさほど出番はなかったけれど、三部作目には出てくるのかな?リメリバの新規キャラより、既存のキャラの掘り下げをしてほしいので、個人的には遠慮してほしいが。
■父親のことを思い出した。よく頭を撫でてくれた。だが思春期になると(中略)その手を払いのけるようになっていた。
父と娘の関係は難しい。ティファにとっては、唯一の肉親だもの。恋しいに決まっている。
ただ、娘への愛情は豊かでも、物事を冷静に見極める能力がないのは事実。肉親以外への思いやりは薄い。
■「村のみんなは死んだと思っていたから」
エミリオ登場。三部作目に出たりする?
ニブルヘイムのことは箝口令が敷かれているかと思っていたけれど、普通に公表したのか。嘘ばかりだけど。
■バレットが口を開きかけたので手で制する。なんでもかんでも抱え込むな、きっとそんな話だ。
そうだよ。抱え込んで、その重みで潰れてしまったら、元も子もないと思う。そんなにキャパないでしょ。
■バターケーキ
酒とか肉とか野菜なんかより、バターの方がよほど入手しにくいと思うのだけど。
■一時期──星命学を知ったあとは少し気持ちが楽になったのだが今は違った。
星命学、リメリバでは宗教色が強くなって、モヤモヤしてしまう。これは宗教に対する偏見でしかないのか。
というか、ティファは星命学を信じていたんだなと意外だった。星命学の知識はあっても、そこまで入れ込んでいるようには見えなかったから。
■(私だけ、楽しく生きている……)
悪いことじゃないよ。普通のことだよ。そこを気に病まなくていいと思うよ。
ティファ、そこから離れた方がよくない?バレット達は根っからの悪党ではないけれど、ティファの気質と器量なら、プレートの上で普通に暮らせたと思うけどなぁ。ミッドガルがいやなら、カームとかコスタ・デル・ソルとか。まぁ、自分から飛び出していく性格ではないから、そこにいるのだろうけれど。
■悪い気はしない。誇らしくさえあった。
ティファだけの力ではないけれど、ティファだからこそ、セブンスヘブンは繁盛しているのだから、その自信は当然だよね。
■「あの頃世界はニブルヘイムしかなくて、その狭い世界で、ティファが一番だったってだけだ」
エミリオ、お前、ものすごく失礼なやつだな。事実なら何を言ってもいいというわけじゃない。
何より、ティファも自覚しているのが居たたまれない。
■「変人?」「クラウドだよ」
「変人」で反応しないということは、変人=クラウドという認識ではなかったのか。クラウドのことを考える頻度はあまり多くないから、そんなものかも。
■星を守るために戦うことと復讐のために戦うことは違う。
わかってんじゃん。わかってんじゃん!!
でも、頭で理解していても、それを実感しているかはまた別の問題か。
■カクテルを注文した。ティファは愛想良く応じて作り始める。注文が入り、これで思いの堂々巡りが終わるとホッとしたことがまた罪悪感として折り重なる。
考えたくないことから逃げるのは悪いことではないし、「逃げている」と自覚があるなら、いつかは立ち向かえると思うよ。
■「あのね、ジョニー。ジョニーは、いつも思わせぶりなことを言うよね。全部冗談めかして。どう答えたらいいのかわからないよ」
ティファ、ジョニーには当たりがきつい。それとも、ジョニーには本音を言えるのか?
いや、普通に困っているから、毅然と伝えただけかもしれない。リメイクのジョニーには私も苛ついた。というか、リメイクのキャラには結構な確率で苛ついた。
■「ティファは、俺の人生のヒロインだから」
絶対にあなたを一番に選ぶ、そう言ってほしいなら、ジョニーは適任だね。全力で自分だけを愛してくれる。
でも、ティファが自分を一番に選んでほしい相手はジョニーではない。
■(村で一番……ううん、これまでで一番好きな男の子なのに)
あー、明言しちゃったか~という感じ。
普通に「好きな男の子」でいいのに、「村で」とか「これまでで」とか何故範囲を絞る?
どこをどう好きになったのか、そういう描写は特にない。「美しい顔をした影のある男の子」なら、年頃の女の子は惹かれてしまうよね、そんな感じ。言っちゃあなんだが、ありきたり。実はこういうエピソードがあって~とか甘酸っぱい恋物語が追加されるよりは断然マシだけれど。
エアリスからザックスへの矢印が強くはっきりしていたから、それに比べたら「弱~」と思わざるをえない。
クラティ好きとしては、ティファからの好意は特に重要ではなく、クラウドからの好意の方が重要だから、全然構わないだろうけど、折に触れザックスを案じていたエアリスと比べたら、「その程度」と思われても仕方ない。
■村を出たあとは葉書の一枚も届かず、次第にクラウドを思う日は減っていった。
クラウドからの便りはなく、ティファから手紙を出すこともなかった。この程度なのに、ザクエアと同格カップルと主張するのは図々しくない?何も始まってないし、始めようともしていない。
■クラウドが憧れた英雄セフィロスは本当に美しい顔をしていた。(私を殺そうとした、その瞬間でさえ)
ここの文章、すごく好き。セフィロスはどれだけ残酷な行いをしても、美しく行う。
ティファにとって、「美しい顔の男」は地雷というか鬼門なのでは?
■ジェシーたちとは十六歳、バレットとは十八歳からの付きあいになる。
バレットよりもジェシーとの付き合いが長い。それなら、同性のジェシーとの思い出はたくさんあったのでは?この辺の掘り下げ、しないのかなぁ。いや、三部作目でやられても困る。それをやる尺があるなら、他に回してほしい。
女の友情は、「ティファとジェシー」より、「ティファとエアリス」で描くことにしたとか?ジェシーに遠慮があったからこそ、エアリスにはもっと踏み込んでみようと思ったとか?どちらにしても、踏み込む前に別れが訪れるけれど…
■二階の階段の上で聞いたパパの怒鳴り声。相手はクラウディアさん。クラウドのお母さん。パパ、もうやめて!
いくら神羅に関わりたくないとは言え、ザンガン師匠はあまりに薄情だよね。弟子のティファが可愛くないのか。医者にみせたのだから、それで十分?ザンガン流を広める旅にティファも同行させるという考えは浮かばなかったのか。いや、ティファは旅暮らしより一つの場所にとどまる方を好みそうだから、結局はああいう結末になったのか。
ていうか、クラウドを怒鳴るならまだしも(それもどうかとは思うけど)、その母親を怒鳴るって相当だよね。どれだけストライフ家が疎ましいの。村の顔役のわりには、器が小さすぎない?こんな父親だもの、娘は肩身狭いだろうな。逆らってまでクラウドと仲良くしようとも思い付かないだろうし。
■「偽造IDカードからJSフィルターまで、なんでも作っちゃうジェシーさんのこの手をお忘れですか?」
リメリバで色々と盛られたキャラは多いけれど、その筆頭がジェシーだと思う。
ゴールドソーサーの花形女優がどうしてアバランチとして活動するのか。父親思いの孝行娘…俳優としてのキャリアを捨ててまで救うなら、父親よりは恋人の方がすんなり受け入れられる。個人的に。
女優のスキルで神羅のスパイをするならまだしも、爆弾を作るわけでしょ。しかも、火薬の量を誤る。カクカクポリゴンだからコミカルに見えるだけで、リアルになると笑えないんだよな…。
■「運命だよ」
ティファにとっては、行動を起こすための理由、きっかけ。
エアリスにとっては、出会いと別れ。でも、そう思いたくはない。
■「私、格闘になれば、きっとバレットより強いですよ」
小説において、「ティファ、強くてカッコイイ!」という場面はない。というか、ティファは「力付くで何とかする!」と考えない。
結局、どんなに強くても、スラムのような場所では、お嬢ちゃんの護身術程度でしかないのかも。ECでの無双ぶりはどうした?
■レジ横のノートにアイディアの数々を書き付けて読み返す。あとでじっくり検討しよう。(こういうの、好きだな)
普通の女の子のまま生きられたら良かったのに。でも、そうならなかったから、今のティファがあるのも事実。
■しかし、不安は消えない。ケーキの味の違いに気づいたのは班長だけだった。
腐ってもタークス。そして、他のことなら気にとめなくても、ケーキのことだから違和感を持ったティファ。
■「そうだね。ティファは嘘が苦手だもんね」
事実だとしても、指摘されると傷つくよね。苦しいよね。
■(クラウド、私、ピンチだよ……)中略(笑ってごめん。うん、自分で解決してみせるね。見ててね)
十三歳のクラウドをあてにせず、自力で頑張ろうとするティファは素敵だけど、クラウドがいるとその強さが消えてしまうのは何故?
■「やましいことはありません。ご自由にどうぞ。ただし、店の物を壊したりしたら、損害分は請求させていただきます」
素直に従えばいいのに、若気の至りか、反抗的な部分が出てしまう。その辺が実にティファっぽいと思うよ。自分が納得して従うのは良いけれど、気に入らないやつに無理矢理頭を押さえつけられるのは我慢ならないよね。
■(店を守るためならなんでもできる)「なんでもできる」
ここで己を奮い立たせるのは、父親でもアバランチのメンバーでも、クラウドでもなく、店。その現実的な感じ、いいと思う。
というか、「嫌がらせ」にしてはあまりに手が込んでいて、気分が悪い。まぁ、もっと別の嫌がらせをされるのかな?と思っていたけど(ほら、ティファは美人だし、たぐいまれなるプロポーションの持ち主なので)、時代の流れからしてNGだったのかな。でも、エロ方面に持っていかれると、ただでさえそういう扱いをされる彼女だから、これで良かったのかも。
ここだけでなく、他にも理不尽な暴力にさらされて、それでもアバランチから離れないのは、ここしか居場所がないと思っているからか。
■「田舎出のバカな娘だと聞いていたが、せがれめ、見る目がないわ」
ティファを「田舎出のバカな娘」呼ばわりするキャラを出せるんだ?ちょっと感激。野島氏はチヤホヤしないね。
■「やりなさいよ!」「次があるならどうぞ!」
うじうじ悩みに悩み、そして吹っ切れる。「やればできるんだから!」はあなたの方かもね。
■「悪いアバランチじゃないよね?父ちゃんもティファも、ちがうよね!?」
子供に言えないことをすべきではないね。やるからには最後まで隠し通すべき。正直に打ち明けたところで、マリンが納得するのか。マリンが「許せない。軽蔑する」と言ったら、どうするのだろう?わかってもらうまで説明する?「星のため」なら何をしてもいいのか?デンゼルも、わかった上で暮らしていたのかな?この辺、掘り下げてほしいけれど、落としどころが見つからない。
■「怖いのは、なんていうのかな、私たちが奪う側になってしまうこと?」
わかってんじゃん!!!
でも、実際にはわかっていなかったのだけど…いや、想像以上に重かった。重すぎたと言うべきか。
■「うん。やろう」
まさか、本人の口でしっかりと言わせるとは思わなかった。「成り行きで仕方なく…本当は反対だったのに…」という逃げ道をふさいだね。
■「みんな、幸せなの。とても幸せではないけれど、ほどほどに幸せ。それを壊してしまうことが、私は怖い。あのセフィロスがしたことと、同じなんじゃないかって」
わかってんじゃん!!!
でも、実感がともなわないと駄目なのかなぁ。
爆破作戦については、積極的に賛成はしないけど、でも星の命は救いたい。どっちつかず~でも、正直な気持ちなのでしょうね。誰だって悪者にはなりたくない。
■「今時剣を使うなんて、いるッスか?」
どうやら時代遅れみたいな扱いですよ、セフィロス、ザックス、アンジール、ジェネシス、クラウド。
■「出て行ってくれないかな?ティファを見ていると、失敗しちゃいそうな気がする。私たちのアバランチから外れて」
ジェシーとしては、ティファを思っての言葉だろうし、ティファも内心はわかっているはず。
でも、ここに来ての「仲間外れ」は堪えるよね。そして、それをかつてしていたことを彼女は気付けるだろうか。
■「また落ちぶれたらおいで。そうじゃないなら、今の居場所を大事にしな」
いつだって、ティファは自分の居場所を大事にしているし、必死にしがみついている。
でも、なんだかうまくいかない。ギクシャクする。遠慮し過ぎても駄目、多くを求め過ぎても駄目。
■「いやだな。私は使われたくない」
誰かに利用されるなんてまっぴら。騙されて苦労したからこそ。
■「大切じゃないものなんて、ない。そう思ったの」
ええ~、あの台詞をここで使っちゃう?
「クラウドの台詞はティファに感化されたんだね♡」と言われるのが目に見える。
「もしもーし」とか「デート一回!」とか、印象的な台詞を安易に他のキャラにも使うのは個人的に残念なんですけど。
■「それがさ、金色の髪の、美形なんだって!」
魔晄中毒だろうとも、美形判定されるなんて、さすがは主人公と言ったところか。
でも、ティファ編において、クラウドの人物像が「美形」しかないように感じるのだけど、それでOKなわけ?あと、「変人」か。どちらにせよ、漠然としていて浅い。
内面には一切触れられてないけど、それなのにクラウドの「大切じゃないものなんてない」を借りてしまうの?好意的に見ようと努力したけれど、やっぱり薄っぺらいなぁと思ってしまう。
ティファというより、アバランチの話という気がしないでもない。
良くも悪くも、ティファはごくごく普通の二十歳の女の子で、自分ができること・したいことには真面目に取り組むし、熱中できるけれど、やりたくないことはなるべく避けたい、そういう感じ。それは悪いことではないし、むしろ自然だと思う。
村のアイドルで、でもすべてを奪われて、ミッドガルに来ても騙されて、アバランチの一員になって。彼女も波瀾万丈で、たくさん苦労をしてきた。
でも、何故か、不安定なんだよなァ。しっかり店の経営をしているのに、お金の管理もばっちりなのに、客商売もそつなくこなしているのに。
嘘が下手。嘘が苦手。それが前に出てしまうから?本音と建前の使い分けがうまくないから?
でも、この年頃の女の子なら、こんなもんだと思うけどな。そうそう達観されてたまるか。
小説を読んでいて思ったのは、ティファの容姿を誉めたり、下心を見せたりという描写がないこと。リメイクでやたらと持て囃していたのに。
これはエアリス編にも言えるけれど、そもそも、相手の容姿に対する描写はさほど多くない。今作に限らない。他の作品もそんな感じ。エアリスやティファの瞳が何色~みたいな二次創作的な表現は皆無。
あと、ECではソルジャー達をしのぐ戦闘力を有しているのに、彼女の格闘技が炸裂する場面はない。今作にはあるけれど、機械相手。悪漢だのを撃退したりはしない。強い設定はどこへ行った?野島氏的には「可愛くて優しくてセクシーな上に腕っぷしも強いティファちゃん」ではないのだろうなと思う。
というか、そんなティファ像、どこから生まれたのか。言うほど完璧でもないし、言うほど情が厚いわけでもない。持ち上げすぎだよ。
年相応に礼儀正しく、年齢相応に親切で、年齢相応に生意気で、年齢相応に気分屋。でも、嫌われるのは嫌だし、仲良くなれるなら仲良くしたい。普通の女の子だよね。
■右の目尻の下にほくろ
エアリス編にも出てたな…三部作目にも登場したりする?エアリスの護衛でやらかしたから、正規のタークスにはなれなかった?
■よく見れば、瞳には隠しきれない優しさが宿っている。
ティファは、マリンとバレットの良好な関係を知っている。だからこその表現だと思う。
村に来たセフィロスは、まだ何もしでかしてないし、橋から落ちた時に助けてもらったのに、「なんて冷たそうな人」と評しているから、彼女に人を見る目があるのかないのか判断が難しい。
■断ったら最後、次からもう来てくれないのではないか、そんなことばかり頭をよぎる。
客商売のつらいところだよね。でも、彼女の嘘偽りのない本音でもある。
■マーレ
リバースではさほど出番はなかったけれど、三部作目には出てくるのかな?リメリバの新規キャラより、既存のキャラの掘り下げをしてほしいので、個人的には遠慮してほしいが。
■父親のことを思い出した。よく頭を撫でてくれた。だが思春期になると(中略)その手を払いのけるようになっていた。
父と娘の関係は難しい。ティファにとっては、唯一の肉親だもの。恋しいに決まっている。
ただ、娘への愛情は豊かでも、物事を冷静に見極める能力がないのは事実。肉親以外への思いやりは薄い。
■「村のみんなは死んだと思っていたから」
エミリオ登場。三部作目に出たりする?
ニブルヘイムのことは箝口令が敷かれているかと思っていたけれど、普通に公表したのか。嘘ばかりだけど。
■バレットが口を開きかけたので手で制する。なんでもかんでも抱え込むな、きっとそんな話だ。
そうだよ。抱え込んで、その重みで潰れてしまったら、元も子もないと思う。そんなにキャパないでしょ。
■バターケーキ
酒とか肉とか野菜なんかより、バターの方がよほど入手しにくいと思うのだけど。
■一時期──星命学を知ったあとは少し気持ちが楽になったのだが今は違った。
星命学、リメリバでは宗教色が強くなって、モヤモヤしてしまう。これは宗教に対する偏見でしかないのか。
というか、ティファは星命学を信じていたんだなと意外だった。星命学の知識はあっても、そこまで入れ込んでいるようには見えなかったから。
■(私だけ、楽しく生きている……)
悪いことじゃないよ。普通のことだよ。そこを気に病まなくていいと思うよ。
ティファ、そこから離れた方がよくない?バレット達は根っからの悪党ではないけれど、ティファの気質と器量なら、プレートの上で普通に暮らせたと思うけどなぁ。ミッドガルがいやなら、カームとかコスタ・デル・ソルとか。まぁ、自分から飛び出していく性格ではないから、そこにいるのだろうけれど。
■悪い気はしない。誇らしくさえあった。
ティファだけの力ではないけれど、ティファだからこそ、セブンスヘブンは繁盛しているのだから、その自信は当然だよね。
■「あの頃世界はニブルヘイムしかなくて、その狭い世界で、ティファが一番だったってだけだ」
エミリオ、お前、ものすごく失礼なやつだな。事実なら何を言ってもいいというわけじゃない。
何より、ティファも自覚しているのが居たたまれない。
■「変人?」「クラウドだよ」
「変人」で反応しないということは、変人=クラウドという認識ではなかったのか。クラウドのことを考える頻度はあまり多くないから、そんなものかも。
■星を守るために戦うことと復讐のために戦うことは違う。
わかってんじゃん。わかってんじゃん!!
でも、頭で理解していても、それを実感しているかはまた別の問題か。
■カクテルを注文した。ティファは愛想良く応じて作り始める。注文が入り、これで思いの堂々巡りが終わるとホッとしたことがまた罪悪感として折り重なる。
考えたくないことから逃げるのは悪いことではないし、「逃げている」と自覚があるなら、いつかは立ち向かえると思うよ。
■「あのね、ジョニー。ジョニーは、いつも思わせぶりなことを言うよね。全部冗談めかして。どう答えたらいいのかわからないよ」
ティファ、ジョニーには当たりがきつい。それとも、ジョニーには本音を言えるのか?
いや、普通に困っているから、毅然と伝えただけかもしれない。リメイクのジョニーには私も苛ついた。というか、リメイクのキャラには結構な確率で苛ついた。
■「ティファは、俺の人生のヒロインだから」
絶対にあなたを一番に選ぶ、そう言ってほしいなら、ジョニーは適任だね。全力で自分だけを愛してくれる。
でも、ティファが自分を一番に選んでほしい相手はジョニーではない。
■(村で一番……ううん、これまでで一番好きな男の子なのに)
あー、明言しちゃったか~という感じ。
普通に「好きな男の子」でいいのに、「村で」とか「これまでで」とか何故範囲を絞る?
どこをどう好きになったのか、そういう描写は特にない。「美しい顔をした影のある男の子」なら、年頃の女の子は惹かれてしまうよね、そんな感じ。言っちゃあなんだが、ありきたり。実はこういうエピソードがあって~とか甘酸っぱい恋物語が追加されるよりは断然マシだけれど。
エアリスからザックスへの矢印が強くはっきりしていたから、それに比べたら「弱~」と思わざるをえない。
クラティ好きとしては、ティファからの好意は特に重要ではなく、クラウドからの好意の方が重要だから、全然構わないだろうけど、折に触れザックスを案じていたエアリスと比べたら、「その程度」と思われても仕方ない。
■村を出たあとは葉書の一枚も届かず、次第にクラウドを思う日は減っていった。
クラウドからの便りはなく、ティファから手紙を出すこともなかった。この程度なのに、ザクエアと同格カップルと主張するのは図々しくない?何も始まってないし、始めようともしていない。
■クラウドが憧れた英雄セフィロスは本当に美しい顔をしていた。(私を殺そうとした、その瞬間でさえ)
ここの文章、すごく好き。セフィロスはどれだけ残酷な行いをしても、美しく行う。
ティファにとって、「美しい顔の男」は地雷というか鬼門なのでは?
■ジェシーたちとは十六歳、バレットとは十八歳からの付きあいになる。
バレットよりもジェシーとの付き合いが長い。それなら、同性のジェシーとの思い出はたくさんあったのでは?この辺の掘り下げ、しないのかなぁ。いや、三部作目でやられても困る。それをやる尺があるなら、他に回してほしい。
女の友情は、「ティファとジェシー」より、「ティファとエアリス」で描くことにしたとか?ジェシーに遠慮があったからこそ、エアリスにはもっと踏み込んでみようと思ったとか?どちらにしても、踏み込む前に別れが訪れるけれど…
■二階の階段の上で聞いたパパの怒鳴り声。相手はクラウディアさん。クラウドのお母さん。パパ、もうやめて!
いくら神羅に関わりたくないとは言え、ザンガン師匠はあまりに薄情だよね。弟子のティファが可愛くないのか。医者にみせたのだから、それで十分?ザンガン流を広める旅にティファも同行させるという考えは浮かばなかったのか。いや、ティファは旅暮らしより一つの場所にとどまる方を好みそうだから、結局はああいう結末になったのか。
ていうか、クラウドを怒鳴るならまだしも(それもどうかとは思うけど)、その母親を怒鳴るって相当だよね。どれだけストライフ家が疎ましいの。村の顔役のわりには、器が小さすぎない?こんな父親だもの、娘は肩身狭いだろうな。逆らってまでクラウドと仲良くしようとも思い付かないだろうし。
■「偽造IDカードからJSフィルターまで、なんでも作っちゃうジェシーさんのこの手をお忘れですか?」
リメリバで色々と盛られたキャラは多いけれど、その筆頭がジェシーだと思う。
ゴールドソーサーの花形女優がどうしてアバランチとして活動するのか。父親思いの孝行娘…俳優としてのキャリアを捨ててまで救うなら、父親よりは恋人の方がすんなり受け入れられる。個人的に。
女優のスキルで神羅のスパイをするならまだしも、爆弾を作るわけでしょ。しかも、火薬の量を誤る。カクカクポリゴンだからコミカルに見えるだけで、リアルになると笑えないんだよな…。
■「運命だよ」
ティファにとっては、行動を起こすための理由、きっかけ。
エアリスにとっては、出会いと別れ。でも、そう思いたくはない。
■「私、格闘になれば、きっとバレットより強いですよ」
小説において、「ティファ、強くてカッコイイ!」という場面はない。というか、ティファは「力付くで何とかする!」と考えない。
結局、どんなに強くても、スラムのような場所では、お嬢ちゃんの護身術程度でしかないのかも。ECでの無双ぶりはどうした?
■レジ横のノートにアイディアの数々を書き付けて読み返す。あとでじっくり検討しよう。(こういうの、好きだな)
普通の女の子のまま生きられたら良かったのに。でも、そうならなかったから、今のティファがあるのも事実。
■しかし、不安は消えない。ケーキの味の違いに気づいたのは班長だけだった。
腐ってもタークス。そして、他のことなら気にとめなくても、ケーキのことだから違和感を持ったティファ。
■「そうだね。ティファは嘘が苦手だもんね」
事実だとしても、指摘されると傷つくよね。苦しいよね。
■(クラウド、私、ピンチだよ……)中略(笑ってごめん。うん、自分で解決してみせるね。見ててね)
十三歳のクラウドをあてにせず、自力で頑張ろうとするティファは素敵だけど、クラウドがいるとその強さが消えてしまうのは何故?
■「やましいことはありません。ご自由にどうぞ。ただし、店の物を壊したりしたら、損害分は請求させていただきます」
素直に従えばいいのに、若気の至りか、反抗的な部分が出てしまう。その辺が実にティファっぽいと思うよ。自分が納得して従うのは良いけれど、気に入らないやつに無理矢理頭を押さえつけられるのは我慢ならないよね。
■(店を守るためならなんでもできる)「なんでもできる」
ここで己を奮い立たせるのは、父親でもアバランチのメンバーでも、クラウドでもなく、店。その現実的な感じ、いいと思う。
というか、「嫌がらせ」にしてはあまりに手が込んでいて、気分が悪い。まぁ、もっと別の嫌がらせをされるのかな?と思っていたけど(ほら、ティファは美人だし、たぐいまれなるプロポーションの持ち主なので)、時代の流れからしてNGだったのかな。でも、エロ方面に持っていかれると、ただでさえそういう扱いをされる彼女だから、これで良かったのかも。
ここだけでなく、他にも理不尽な暴力にさらされて、それでもアバランチから離れないのは、ここしか居場所がないと思っているからか。
■「田舎出のバカな娘だと聞いていたが、せがれめ、見る目がないわ」
ティファを「田舎出のバカな娘」呼ばわりするキャラを出せるんだ?ちょっと感激。野島氏はチヤホヤしないね。
■「やりなさいよ!」「次があるならどうぞ!」
うじうじ悩みに悩み、そして吹っ切れる。「やればできるんだから!」はあなたの方かもね。
■「悪いアバランチじゃないよね?父ちゃんもティファも、ちがうよね!?」
子供に言えないことをすべきではないね。やるからには最後まで隠し通すべき。正直に打ち明けたところで、マリンが納得するのか。マリンが「許せない。軽蔑する」と言ったら、どうするのだろう?わかってもらうまで説明する?「星のため」なら何をしてもいいのか?デンゼルも、わかった上で暮らしていたのかな?この辺、掘り下げてほしいけれど、落としどころが見つからない。
■「怖いのは、なんていうのかな、私たちが奪う側になってしまうこと?」
わかってんじゃん!!!
でも、実際にはわかっていなかったのだけど…いや、想像以上に重かった。重すぎたと言うべきか。
■「うん。やろう」
まさか、本人の口でしっかりと言わせるとは思わなかった。「成り行きで仕方なく…本当は反対だったのに…」という逃げ道をふさいだね。
■「みんな、幸せなの。とても幸せではないけれど、ほどほどに幸せ。それを壊してしまうことが、私は怖い。あのセフィロスがしたことと、同じなんじゃないかって」
わかってんじゃん!!!
でも、実感がともなわないと駄目なのかなぁ。
爆破作戦については、積極的に賛成はしないけど、でも星の命は救いたい。どっちつかず~でも、正直な気持ちなのでしょうね。誰だって悪者にはなりたくない。
■「今時剣を使うなんて、いるッスか?」
どうやら時代遅れみたいな扱いですよ、セフィロス、ザックス、アンジール、ジェネシス、クラウド。
■「出て行ってくれないかな?ティファを見ていると、失敗しちゃいそうな気がする。私たちのアバランチから外れて」
ジェシーとしては、ティファを思っての言葉だろうし、ティファも内心はわかっているはず。
でも、ここに来ての「仲間外れ」は堪えるよね。そして、それをかつてしていたことを彼女は気付けるだろうか。
■「また落ちぶれたらおいで。そうじゃないなら、今の居場所を大事にしな」
いつだって、ティファは自分の居場所を大事にしているし、必死にしがみついている。
でも、なんだかうまくいかない。ギクシャクする。遠慮し過ぎても駄目、多くを求め過ぎても駄目。
■「いやだな。私は使われたくない」
誰かに利用されるなんてまっぴら。騙されて苦労したからこそ。
■「大切じゃないものなんて、ない。そう思ったの」
ええ~、あの台詞をここで使っちゃう?
「クラウドの台詞はティファに感化されたんだね♡」と言われるのが目に見える。
「もしもーし」とか「デート一回!」とか、印象的な台詞を安易に他のキャラにも使うのは個人的に残念なんですけど。
■「それがさ、金色の髪の、美形なんだって!」
魔晄中毒だろうとも、美形判定されるなんて、さすがは主人公と言ったところか。
でも、ティファ編において、クラウドの人物像が「美形」しかないように感じるのだけど、それでOKなわけ?あと、「変人」か。どちらにせよ、漠然としていて浅い。
内面には一切触れられてないけど、それなのにクラウドの「大切じゃないものなんてない」を借りてしまうの?好意的に見ようと努力したけれど、やっぱり薄っぺらいなぁと思ってしまう。