メモ

Dear Destiny前夜

2026/01/29 22:28
明日はDear Destinyの発売日。

どんな内容なのか、今からドキドキワクワク…いや、ワクワクは正直していない。自分の中の解釈と違ったらどうしよう、捉え方を変えなくてはならない内容だったらどうしようという不安の方がはるかに大きい。
あと、ここに来て、新たな設定とかぶっこまれても、正直困る。クラウドの美形っぷりも、実のところ持て余しているくらいなのに。

でも、野島氏のキャラの捉え方は、他のスタッフよりははるかにフラットだし、信頼できる。「どの立場でものを言ってんの」と我ながら思うけれど、キャラを依怙贔屓をしないというだけで安心できる。
どのキャラに対しても冷たくてドライなので、ある意味平等。下手に甘やかしたり、ヨイショするよりは断然マシだと私は思う。まぁ、あまりに容赦がないので、「そ、そこまで突き放さなくても…」と思ったりはするけれど。



On the Way to a SmileやThe Kids Are Alright、Two Pastsを読んで思ったこと。

■時々、キャラの一人称や口調が変わっている。
単に忘れてしまったのだろうなァと流してはいるけれど、執筆者とは別にチェックする人がいないのか?と疑問に思ったっけ。「こんな些細なこと…」と思われてるのだとしたら、とても遺憾。そういう些細なところにキャラらしさ・作品らしさがあると思うので。

■文章が平坦。何ならちょっと読みにくい時もある。
個人的には万人向けとは思わない。いわゆるエンタメ小説ではない。元はゲームなのにね…。
表現が回りくどくて、シンプルな言い回しでも良いのでは?と思ったりもする。でも、これが作者の個性(クセ)であり、書き手の意図や嗜好が文章に混ざらないようにしている結果かな?とも思っている。特定のキャラに肩入れしないところは本当にありがたい。
こう言っているけれど、私はこの淡々とした文章は好き。最初は味気無いと思うけど、噛めば噛むほど味が出る。まじで何様?って感じだけど、読者サマってことで。

■妙に生々しい心理描写。
On the Way to a Smileで驚いたのが、クラウドとティファの擦れ違いの生々しさ。恋愛小説もびっくりの、男女のギスギスがそこにあった。
クラウドがあれこれ思い悩むのはともかくとして、ティファは「思いやりがあって、クラウドを健気に支える完璧ヒロイン」と世間に周知したいのだろうと思っていただけに、「去られた女」をしっかり描いてくるのは衝撃だった。この内容でよく出版されたよね…ティファ大好きなスタッフにしてみれば、こんな彼女は不本意なのでは?よく反対されなかったよね。
個人的には、悩んだり苛立ったりするティファは、実に彼女らしいと思ったけれど。星を救ったとしても、精神面はそんなに成熟していない。不完全で未熟なところが魅力だと思うのだけど、世間での認識は「強くてカッコイイ、完璧にいいオンナ!」らしいから、私とは見え方が違うのだろう。
「一人で飲みたい」「だったら部屋で飲んでよ」もさることながら、「私達、思い出に負けたの?」は、言った方もどうかと思うし、言わせた方(クラウドと筆者)もどうなのよと今でも思う。
どの辺がラブラブなのよ・どの辺が発破なのよと今でも思うし、「思い出に負けたの?」なんて、相手への思いやりがないし、「思い出」の中にエアリスが含まれているとしたら、エアリスの存在が疎ましいのかと受け取ってしまう。どの辺が仲間想い?
なので、クラウドとティファ、キャラへの嫌悪というより、二人の嫌な部分をここまで剥き出しにするの?容赦ない!という気の毒な気持ちが強かった。あまりの無慈悲ぶりに、推しCPではないにも拘わらず、庇いたくなるほど。それが狙いなのかも?笑

■ゲーム内では無双状態なのに、小説内ではただの人。
英雄扱いなんて全然されない。セフィロスを倒したのに、悩みはつきないし、不安ばかりだし、挫折もする。
個人的には、メインキャラは清廉潔白ではないし、というか犯罪者だし、日陰者扱いで当然だと思っている。ちやほやされるキャラが見たいなら、二次創作で堪能すればいい。
でも、ここまで「メインキャラだろうが、モブにしてみればメインキャラもモブ」と冷めた視点なのもすごいと思う。自分の生み出したキャラだもの、幸福でいてほしいでしょう。なのに、そういう安易な道は用意されていない。その厳しさが新鮮だったし、好ましい。「そんなに意地悪しなくても…」と思う時もあるけど。

■帯の「二人のヒロイン」
「Wヒロインだと思わない」と以前発信したら、「発売当時からWヒロインです。理解力のなさを世界に発信するなんて恥ずかしい」とありがたいリプをいただいたっけ。
「片方のメディア露出を徹底的に減らし、もう片方をやたらと持ち上げた結果のダブルヒロイン」でしょ。少しもフェアではないと思うけれど。思ってほしいなら、思えるだけの内容を供給してほしい。
「FF7のヒロインはエアリス、クラウドのヒロインは~」にしても、エアリスはどちらも兼任できますが?でしかない。あの二人が言うほど相性がよいとも思わないし。悪くはないけど、少しでもバランスを崩すと、修復が難しくなると思う。AC後、あれだけギスギスしておいて、今更イチャつけるか?
「都合の悪い部分から目をそらし続ける不健全な二人」は結構好み。「過去のわだかまりやテロ行為を完全になかったことにして、ラブラブイチャイチャする二人」という解釈が受け入れがたいだけで。
帯にある「二人のヒロイン」。適当な言葉が見つからないからだろうなぁと今なら思う。二十歳越えているから「少女」は当てはまらない。「女戦士」も違う。なら、「ヒロイン」が妥当だよね。消去法。それだけの理由のような気がする。

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