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【幸せな願い 蒼色】

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幸せの実と同じ朱色の瞳を伏せて静かに目を閉じる。
自分の運命を両極に揺れる天秤にかけて目を見開く。

片方に傾いた秤には青い鳥。
答えなど端から決まっていたこと、
少女は揺るぎない決意と、
己の小さな我儘を心に決めて、光の瞳を貫く。
神様の色は全てを見透かす白色だ。
求めた答えもそこにあった。
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