【幸せな願い 蒼色】
8
招かれた塔の頂には、
眠りについたはずの太陽が世界を見下ろしていた。
「闇を打ち払う術を私たちに示してください」
小鳥は希う。
『終焉を望むなら、災いの種を闇の中へ。
未来を望むなら、幸せの果実を箱庭へ。
今一度貴女へ問う』
光の瞳が静かに少女を見据えて微笑んだ。
神様の色は何色か。
招かれた塔の頂には、
眠りについたはずの太陽が世界を見下ろしていた。
「闇を打ち払う術を私たちに示してください」
小鳥は希う。
『終焉を望むなら、災いの種を闇の中へ。
未来を望むなら、幸せの果実を箱庭へ。
今一度貴女へ問う』
光の瞳が静かに少女を見据えて微笑んだ。
神様の色は何色か。