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第六陣

フェオ「ねー、ブラン。ミラを見なかった?」

カルロ「とりあえず、宿の中まわるか」

アエリア「ちょっと……」

ブラン「………?見てないけど?」
グレッタ「うん!」

フェオ「そっかぁ。どこ行ったかな……」

カルロ「どこ行きたい?」

ブラン「またその辺で遊んでそうだけど」

グレッタ「カルロがいつも行ってる場所……とか?」

フェオ「かなぁ」
ルヴェ「ミラならさっきシフォンと一緒にどこか走ってったけど」
フェオ「わあ、ルヴェ!ってえっ……どこに?」
ルヴェ「さあ?そこの扉から出てった」
野生の扉が現れた!

カルロ「俺がいつも行く場所なんてあるかなぁ」

ブラン「えっ、まさか宿の外に?」

グレッタ「温泉ってなーに?」

フェオ「えっ…!ルヴェ、なんで止めてくれなかったの!」
ルヴェ「いやはや、ワクワク楽しい気持ちに水を差すのは無粋でしょうよ」
フェオ「そういう問題じゃない!今すぐ探しに行かないと……」

カルロ「風呂だ」

ブラン「とりあえず、この先ですね?」

グレッタ「風呂?一緒に入れるの?」

フェオ「もー……。というかここどこに出るの?」
扉に近づくよ
フェオ「もし僕たちが戻らなかったら、兄さんたちに伝えといてね」
ルヴェ「戻ってこない可能性でもあるのかよ。それフラグって言うんだぜ?」
フェオ「……」

カルロ「…………そんなわけないだろ」

ブラン「まあ、どうにかなるんじゃないかな……」

グレッタ「……?ヘーゼルとは一緒に入ってたよ?あ、もちろんわたしの調子がいいときね」

ルヴェ「はいはーい、そこのお団子クンもそーいってるからどうにかなるだろうよ。いってらっしゃーい」
フェオ「……軽く言うなぁ。いこーブラン」

カルロ「姉弟じゃねぇんだから」

ブラン「うん……」

グレッタ「お風呂ってそういうものじゃないの?」
世間知らず〜

二人は行きましたとさ
ルヴェ「はー、やれやれ。冒険心の強いやつらだねー」

カルロ「他人と一緒には入らねぇよ。家族とかなら有り得るけど」
グレッタ「そうなんだ…。じゃあどうやって入るの?じゅんばん?髪の毛とか洗ってもらわないの?」
カルロ「……………。自分でやるんだよ」

グレッタ「自分で?……体なら洗えるよ!」
ちなみに男湯女湯もわかってなさそう

ミラ「うーん、ずいぶん広いんだねここー!」

カルロ「………………」

シフォン「そうだね〜」
アエリア「大丈夫かなぁ」

グレッタ「どうしたの?」

ミラ「大丈夫、大丈夫〜」
なんだか空が暗いですね

カルロ「男と女は別々に入るんだ」

アエリア「なんか天気悪いし……」

グレッタ「えっ!?なんでっ!?」

ミラ「ほんとだー。歌でも歌えばなんとかなるかな?」

カルロ「そういうルールだよ」

シフォン「なんか歌う〜?」

グレッタ「そうなんだ……温泉って不思議なルールがあるのね。つまりカルロとは一緒に入れないんだね」
しょぼん

ミラ「歌ってー!」

カルロ「………」
なんとも言えない

シフォン「じゃあ歌うよ〜♪」
歌い始めました

グレッタ「でも温泉ってどんなものか見てみたいなー」

ミラ「わーい!」

カルロ「………俺は男だし入れねぇから、連れてけねぇぞ」

アエリア「こんな呑気に歌ってていのかな」

グレッタ「近くだけでも……だめかな?」

すると、アエリアちゃんのほっぺにぽつんと水滴が!

カルロ「…………行ける所までだぞ」
温泉の方向かいます

アエリア「きゃっ!?」
びっくり

グレッタ「うん、ありがとう!」

ミラ「おー、どーした〜迷える子羊よ〜」
歌ってる

カルロ「………」
押してきます

アエリア「雨でも降ってきたのかな?」

ミラ「……雨?」
上を見上げると、ポツポツ降ってきてますね
ミラ「わー!ほんとだ!」
アエリア「どこかで雨宿りしないと……」

ミラ「うーん、強くなってきたねー!どこかあるかな……」
シフォンちゃんなら洞窟の空洞音とか聞こえるかなあ?
シフォン「こっちこっち〜!」
一人で走ってく

ミラ「なんか見つけたの?……とりあえずシフォンについてこう。アエリア大丈夫?」
アエリアちゃんの手引っぱってシフォンちゃん追いかけます
アエリア「わっ………」
シフォン「ここなら雨宿りできそう〜♪」

ミラ「よかったー!」
洞窟の中入り口に入ります
ミラ「よくこんなところ見つけたね!助かった〜」
シフォン「それほどでも〜♪」
アエリア「止むまで待とうか……」
雨は激しく降ってますね

ミラ「うーん、こんなことになるとは思わなかったなー。アエリア、シフォン、ごめんね」
アエリア「まあ、帰れたらそれでいいよー」

ミラ「そうだねー!それにしても、この洞窟……まだ奥に続いてそうだね」
アエリア「危ないから行っちゃダメだよ」
ミラ「うん……」
そわそわしてる
アエリア「…………」
じーっ

ミラ「……行こうだなんて思ってないからね!」
アエリア「絶対に行かないでねー!」

ミラ「うん、絶対にー……」
目が泳いでる
アエリア「なんでそんなに目が泳いでるのー?」
じとー

ミラ「泳いでないよー」
アエリア「泳いでるー」

ミラ「泳いでないよー!……というか目が泳ぐってなに?」
アエリア「目がキョロキョロしてるってこと!」

ミラ「キョロキョロ……」
目を動かしてる
アエリア「……………」

ミラ「…………」
そのときぐきゅうという変な音が!!
アエリア「………?何、今の?」

ミラ「…………!」
おなかおさえてる
ミラ「……おなか、すいた!!」
アエリア「えーっ!このタイミングでー!?」
困っちった

ミラ「……おなかすいちゃった」
しょぼん
アエリア「止むまで我慢してねー」

ミラ「むー…………」
これは我慢できなさそう
アエリア「………はぁ」
雨はまだ止みませんね
アエリア「…………」

ミラ「おなかすいた…………」
ミラは死にそうだ
ミラ「……奥からいい匂いがする気がする」
アエリア「気のせいだよー!」

ミラ「……いや!する!なんかを焼いてる匂い!」
シフォンちゃんにも小さく話し声も聞こえてそう
シフォン「美味しいのどこ〜?」
アエリア「だーかーらー」

話し声は洞窟の奥の方から聞こえてきますね(すまん)
ミラ「こっちこっちー!」
奥行こうとする
アエリア「ちょっと!」
追いかけます
シフォン「追いかけっこしよ〜♪」
ミラちゃんに追いつきました

ミラ「あ!追いかけっこするー!にっげろー!」
走り出しました
シフォン「待て〜!」
追いかけます
アエリア「待ってよー!」
遅い人


※カルロくんはグレッタちゃんを案内した後お別れして、フェオとブランくんが扉の向こうに行ったことを聞いてディルと共に追いかけてきました!ということにします!

フェオ「どうしよう、雨降ってきちゃったね!?」
ブラン「早く二人を見つけないと……。全くもう………」

フェオ「とりあえず雨宿りしよう!そう遠くまで行ってないはず……」
ブラン「そうしようか……」

フェオ「あそこの洞窟とかいいかも……」
ブラン「それに、なんかあの二人なら入ってそう………」

フェオ「入ってるといいな……」
洞窟までたどりつきました
フェオ「結構暗いな……」
ブラン「…………」

フェオ「……奥、続いてるね?」
ブラン「奥に、行ってるのかなぁ」
嫌な予感
フェオ「奥に……」
察した

ディル「おーい!フェオー!ブラン!」
洞窟の中にディルとカルロ兄が走ってきたよ
フェオ「……ディル?」
ブラン「と、カルロさん?」
カルロ「あいつら、またどっか行ったのか?」

フェオ「僕たちを追ってきたの?」
ディル「おうよ」
フェオ「雨の中つっきってきたの?……びしょびしょだね」
ディル「お互い様だろ!」
カルロ「はぁ」
髪の水ぴるぴる
ブラン「ミラたち、奥に行ったかもしれなくて……」

ディル「え、奥に?そりゃああぶねーな。すぐ行くだろ?」
フェオ「……その前に、乾かさないと風邪引いちゃうよ?」
ディル「へーきだろ、こんぐらい」
フェオ「……」
カルロ兄見てる
カルロ「………そういうとこ兄貴に似てるよなぁ」
ぶつくさ言いながらみんな乾かします

フェオ「ありがとうカルロ!」
ディル「いやー炎使いがいてよかったー」
フェオ「でもここ……そんな怖い化け物とかいないよね?いたら、どうしよう……ミラたちが危険だな」
カルロ「(パシられた気しかしねぇ)」
ブラン「…………もしかして、フェオ怖いの?」

フェオ「怖くなんか……」
ディル「でも、ミラたちが行ってないってこともあるだろ?もし怖いんなら、ここで待っててもいいぞ。オレとカルロで見てくるから」
カルロ「そうだな……。とりあえず俺たちで行こう」

フェオ「…………」
ディル「もしミラたち見つけたら教えてくれよー」
フェオ「僕も行くよ……」
ディル「……どうする?全員で行ったらすれ違いそう」
カルロ「だなぁ………」
ブラン「俺はここで全然待ちますよ?」

ディル「じゃあブランと一緒に待ってろって。そんなにミラのことが心配なのか?」
フェオ「…………」
ディル「そのうちおなかすいた〜って出てきそうだけどな」
ブラン「はは、確かに」
カルロ「まぁ、そういう訳で待っててやれよ」
フェオくんぽん

フェオ「うう……」
ディル「じゃあ、ちょいと見てきますかー」
カルロ「だな。フェオのこと頼むぜブラン」
ブラン「あ、はい」
カルロくん歩いてく

フェオ「…………」
頭ぽんされたとこ触って、何か言いたげだけどそのまま黙った
ディル「なんかお前フェオの兄になったみたいだな」

ブラン「……?どうしたの?」
カルロ「ん?そうか?普通だろ」
フェオ「別に」
ツン、としてるね
照れくさかったのかな
ディル「普通でもいいじゃん、褒めてんだよー」
ブラン「………??」
首傾げ

カルロ「なんで褒められねぇといけねぇんだよ」
ディル「褒められるのに理由がいるのかよ。めんどくさい男だなー」
歩いていくよ

カルロ「理由ねぇのに褒められても気持ちわりぃだろ」
ディル「はーあ、お前ほんと堅すぎな。にしても思ったより広いなここ」

カルロ「普通だろー。………なんかめんどそうだなぁ」
ディル「こんなとこに本当に入ったのなら、けっこう骨が折れそうだ。ミラ!いたら返事しろー」

グレッタ「……ねえ、カルロはどこ行ったの?」

カルロ「シフォンもさっさと出てこいー」

シャルロ「………皆を迎えに行ったんだよ……」

ディル「返事ないな。ここにはいないのかな」

グレッタ「みんな?ヘーゼルもお仕事に行っちゃったし……」

カルロ「それとも、もっと奥に行ったのか……」

シャルロ「………他の人達だよ……」
座ってる

ディル「……これ以上行くと、さすがに戻れなくなりそうだよな」

グレッタ「……わたしも一緒に行っちゃダメかなぁ。迎えに行くだけでしょ?」

カルロ「うーん、どうする?」

シャルロ「………多分、すぐ帰ってるくるから、一緒に待ってよう……?」

ディル「……うーん。なんかここにいるって証拠だけでも掴めたらいいんだけどな」

グレッタ「…………」
ちょっと寂しそう
ちなみにうさぎのぬいぐるみ抱えてます

カルロ「証拠なぁ………。足跡とかないのか?」

シャルロ「…………」
なんか見たことあるぬいぐるみ

ディル「足跡か……」
辺りをキョロキョロ
なんだか氷の粒がちらほら落ちてるような
ディル「……なんだろ?」

グレッタ「……?どうかしたの?」

カルロ「………氷?なんでこんなとこに……」

シャルロ「………そのぬいぐるみ、見たことあるなぁって……」
『きゅー』
グレッタちゃんの足くんくんしてる

ディル「さあ……?ここ、そんなに寒いのかな。……寒いのなら、放置する、わけにいかないよな」
氷の粒、というか氷で作られた玉をつまみ上げてみる
>どうする?
放っておけない奥に進んでみる
引き返してフェオたちと合流する
辺りを調べる

グレッタ「そーなの?この子はラズっていうの。私が小さい時から、ヘーゼルの代わりにずっとそばにいてくれた…………って、わっ!?なに?」
めちゃくちゃびっくりして足あげるよ

カルロ「………もう少しだけ進んで、戻るか」

シャルロ「……………?」
『きゅっ!?』
びっくり
『きゅ~……』
しょぼん

ディル「……だな」
奥へ行きましょう

グレッタ「な、なに……?このこ……?」
『みー?』
車椅子の陰から出てきた

カルロ「………寒かったらアイツらも引き戻してこねぇのかな」

シャルロ「……パッチっていうんだよ………。……?」
みーくんに気づいた
『きゅ………』
グレッタちゃんと遊びたいんだよ

ディル「しかも雨で濡れてるかもしれないし、心配だな」
さっきよりも辺りが寒くなってきた気がするね
岩に霜が降りてるね、けっこう急だね

グレッタ「パッチ……?」
じーっと見てる
『みー!』
パッチくん見て嬉しそう(?)

カルロ「…………」
ちょっと警戒してる

『きゅー?』

ディル「…………」
こちらもなんとなく違和感感じてる
>先に進みますか?

『みー!』
ニコニコしてる

カルロ「……進むか?」

『きゅっ!』
みーくんにすりすり

ディル「…………どうするべきだと思う?」

『みー!』
嬉しそう
グレッタ「……この子、どこから来たの?」
パッチさんのこと

カルロ「……なんとも言えねぇな」

シャルロ「………うーん、追いかけてきたのかなぁ」
二匹ともよしよし

ディル「…………。一旦戻ろうか」

『みー』
グレッタ「……」
物珍しそうに見てる

カルロ「分かった……」

『きゅ』
グレッタちゃんの足もっかいくんくん

ディル「なんとなく、ここは近づかない方がいい気がする……」
もと来た道を戻ってます

フェオ「ディルたち、大丈夫かな……」

グレッタ「……!」
ちょっとびっくり
パッチさんのことガン見

カルロ「そうだな。とりあえずアイツらのところに行こう」

ブラン「あの二人なら大丈夫だと思うよ」

『きゅー?』
じーっと見つめている
シャルロ「……一緒に遊びたいんじゃないのかな?」

ディル「お前も感じただろ?この場所の違和感……」

フェオ「……」
雨、止みませんね
フェオ「ここでなんか作ったらミラとか出てきたりして」
苦笑い

グレッタ「一緒に……?でも、何したらいいのかな……」

カルロ「ああ………」

ブラン「匂いに釣られて来そうだね」

『きゅー!』
グレッタちゃんの膝に乗りました

ディル「戻るにしても、探すにしても、別の場所を探したほうがいいかな」

フェオ「……やってみる?」

グレッタ「わ……」

カルロ「そうだな……」

ブラン「え、ホントにやるの?」

『きゅっ』
すりすりしてます
シャルロ「…………」
みーくんもどっかで見たことあるなと思いつつなでなで

ディル「…………」
戻っても戻っても岩には霜が降りてるね

フェオ「といっても材料も道具もないけどね……」

グレッタ「……」
恐る恐るなでなでします
『みー!』
嬉しそうに抱きついてくる

カルロ「………迷ったか?」

ブラン「だよねー」
苦笑い

『きゅ〜』
嬉しそうに手を舐めます
シャルロ「………うーん……」
思い出せない

ディル「いや、そんなはずは……」
辺りを見てみるとけっこう広い空間かもね
奥の方は靄がかかってよく見えない
ほんのり肌寒いかも

フェオ「……火を起こす石と木の実ならあるけど……?」

グレッタ「わ……」
またもびっくり
『みー?』
グレッタ「あっ」
パッチさんなでてたらうさぎのぬいぐるみ落としちゃった

カルロ「…………」
炎ともします

ブラン「やってみる?」

シャルロ「………」
拾います

ディル「でもおかしいな。確かに来た道を戻ってるのに……。カルロはなんかわかるか?」

フェオ「やってみよっか」
石に魔法を当てると火が生まれます

グレッタ「ありがとう……」

カルロ「うーん、風景変えられてるとかでもないのか」

ブラン「おー……」
見つめてる

シャルロ「……うん」
ちょっと考えてから返します

ディル「風景が変えられてる?……だんだん、霧が深まってるな」
灯ってる火がぼんやりして見えるね
ディル「……どうやらとんでもないとこに来た感じだな」
立ち止まって、刀の柄に手を置く

フェオ「料理用だから、そこまで強くないけど……焚き火にも使えるよ」
何個かきのみ焼いてます

グレッタ「どうかしたの?」

カルロ「まあ、故意に惑わされてるって感じだな……。……ああ」

ブラン「普通に美味しそうだね」

シャルロ「………ううん、何も無いよ」

二人を囲むように、雪だるまのような敵が現れるよ
みんなそれぞれに武器を持ってるね
ディル「数が多いけど、敵じゃないな!」

フェオ「だね」
甘い香りが漂うよ

グレッタ「……?」
うささん抱きしめます

カルロ「………」
構えますよ

ブラン「来るかなぁ」

『きゅ!』
うささんにほっぺスリスリしてる

雪だるまが襲いかかってきた!
ディルは駆け出しながら剣を抜いて何体か同時に斬り伏せる
ディル「カルロ、炎を」
刀身をカルロ兄の方へ向けて敵を睨んでる

フェオ「どうかなぁ……」

グレッタ「わ、この子が気になるの?」

カルロ「わかった」
ディルさんの剣に炎が

ブラン「なんか、虫を捕まえるような感覚だね」
苦笑い

『きゅ〜!』
嬉しそう

ディル「サンキュー!」
そのまま雪だるまを斬りまくる
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