第六陣
グレッタ「ふふっ」
ルヴェ「ご心配なく。テメェのいないところでなら食べてやる気になるから。というかテメェのツッコミお兄ちゃんはどうした」
カルロ「単純だなー」
シフォン「お兄ちゃんなら、なんか疲れちゃったよ?」
『みー?』
グレッタ「そういえばヘーゼルはどこ行っちゃったのかな」
ルヴェ「へえー。相変わらず根性ないな」
カルロ「さあ……?」
シフォン「はい、あげる〜」
ルヴェさんにお菓子渡す
グレッタ「ヘーゼルー?」
車椅子動かして探そうとしてます
ルヴェ「なにそれ」
カルロ「俺が見てくるよ」
シフォン「チョコだよ〜?」
グレッタ「あ、ありがとう……」
『みー』
ルヴェ「ふーん。まずそうだけど、もらっといてやるよ」
ポケットにしまった
カルロ「………」
行っちゃった
シフォン「わ〜い♪」
グレッタ「……」
『みー?』
みーくんなでなで
ルヴェ「ごんぎつねくんはお団子ばかり食べて、偏食家ですねー」
剣太郎「もご?」
シフォン「コンちゃんはお団子大好きだもんね〜!」
ルヴェ「団子ばっかり食ってると、そのうち団子になってそのへん転がってそうだ」
クックッと笑ってます
剣太郎「もごもごもご!」
怒ってる
ルヴェ「はいはい、人の言葉を話せるようになってからおととい来やがれお団子野郎」
もらったチョコ食べるよ
剣太郎「もごー!」
むきー!
シフォン「美味しい〜?」
ルヴェ「狐のくせにリスに成り下がってやがる、可哀相に。別に普通だな」
剣太郎「…………リスやないわ!」
飲み込みました
シフォン「じゃあ良かった〜♪」
ルヴェ「リスじゃなかったらなんだ?がめついだけの悪食カメか?口に入るだけつめて何の世界記録に挑戦中ですかぁ?」
シフォンちゃんのことは無視してます
剣太郎「ホンマお口が達者やなぁ!」
シフォン「ぶ〜」
ルヴェ「そら、どーも」
剣太郎「褒めてないです〜」
ルヴェ「お褒めに預かり光栄ですぅ。さーて、そろそろこの会場にいるのも飽きてきたな。がめつきコンタくんは今回最大の見世物でも見てたのしんでな」
その場から去ろうとする
剣太郎「見世物ってなんやねん?」
もぐもぐ
シフォン「待って〜」
ルヴェさんの手を繋ぐ
ルヴェ「あっちで、お初にお目にかかる女の子とイチャイチャしてるカルロくんが拝めるかもしれないぜー?」
手を振りほどいて歩く
剣太郎「カルロがイチャイチャー?」
シフォン「待ってよ〜!」
追いかけます
フリス「やほーコンちゃん!おいしく食べてる?」
剣太郎「お、カノジョさんやんー!食べてるでー」
お団子もぐもぐ
フリス「それはよかった。いっぱい食べると思って、たくさんお団子作ってきたよー。さすがに棒に刺す時間なかったからこのままだけど」
お月見団子みたいだね
剣太郎「ホンマに?おおきにー!」
とても嬉しそうなキツネ
フリス「さっきこの宿の人に手伝ってもらってね。たくさん作っちゃったから好きなだけどうぞ!」
剣太郎「じゃあいただきまーす!」
もぐもぐしてます
フリス「あたしもー」
食べてます
剣太郎「うまいー!」
太刀丸「たっちゃんも食べるー!」
横から出てきてもぐもぐ
フリス「わあ、タッちゃんどこから来たの?」
太刀丸「おそらからふってきたのー!」
剣太郎「そりゃ怖いな」
たっちゃん膝に乗せます
フリス「えー」笑
タッちゃんに近づいてなでなで
フリス「おいしい?」
太刀丸「うん!おいしー!」
尻尾ふりふり
フリス「えへへ、よかった!」
太刀丸「フリス姉もあげるー!」
フリスちゃんの口元にお団子持ってく
フリス「ありがとう!」
口開けるよ
太刀丸「はい!」
入れてあげます
剣太郎「タラシ見てたらどう思うんやろなー」
フリス「わーい!」
もぐもぐしてる
フリス「おいしくできててよかった!ん?どうもしないっしょー。話してるだけだし」
太刀丸「えへへ!」
嬉しそう
剣太郎「ま、せやなー」
もぐもぐ
フリス「それにしても、この宿に従業員がいるとは思わなかったなー。白と緑とピンクのお姉さんだったんだけど、見たことないから最近来たのかな?」
剣太郎「誰それ?見たことないなー」
フリス「でも優しいひとたちだったよ。今度会ったら挨拶してみたら?」
剣太郎「せやなー。気向いたらなー」
フリス「んー」
お団子たべてる
ユウラ「はあ……やっとひと息つける」
ミラとおいかけっこしてたユウ兄はようやくミラをつかまえることができたらしい
剣太郎「おー、チャラチャラいびられユウラくんやんー」
太刀丸「ちゃらちゃらー?」
ユウラさん見つめてる
ユウラ「……その呼び方どうにかなんない!?お前普通に人の名前呼べないのか?」
フリス「うーん、おつかれユウさーん」
ユウラ「はあ……」
剣太郎「呼べるわー。いつもタチって呼んでるもんなー」
たっちゃんよしよし
太刀丸「よんでるもんなー!」
ユウラ「それ、俺にも適応してくれよ……」
フリス「なんでチャラチャラなの?」
剣太郎「それは難しい相談やなー。だって、見た目なんかチャラいもんー」
太刀丸「ちゃらいー?」
ユウラさんにくっつく
ユウラ「すごい偏見だな……!俺のどの辺がチャラいってんだよ」
フリス「たぶん性格的にはディルのがチャラいよねー」
剣太郎「見た目やなー」
太刀丸「わー」
ユウラさんぺしぺし
ユウラ「人を見た目で判断するんじゃない……」
タッちゃんよしよしするね
フリス「(まあたしかに近寄りがたい風貌してるんなぁ、こわいし)」
剣太郎「人間そういうもんやでー」
太刀丸「えへへ……」
嬉しそう
ユウラさんの肩までよじ登ります
剣太郎「カノジョさんも怖いって思ってるでー」
ユウラ「えー……」
フリス「んーと、初めだけね!今は全然大丈夫だからね!」
ユウラ「否定はしないんだな」
剣太郎「ほらー」
太刀丸「ちゃらちゃらー」
髪引っ張ってる
ユウラ「って、痛い痛い!引っぱるなっての。あと変な言葉を植え付けるんじゃねぇよ……」
フリス「ほらタッちゃん、髪の毛引っぱったら痛いよー?」
太刀丸「ちゃらちゃらいたいのー?ごめんねー?」
引っ張るのやめてなでなでしてる
ユウラ「俺はちゃらちゃらじゃなくてユウラだからな……」
フリス「ユウ兄だよタッちゃん」
太刀丸「ユウニー兄?」
ぱふぱふ
ユウラ「…………ど、どうしてそうなるんだ……」
フリス「ユウラお兄さんだよー」
太刀丸「ゆーらお兄さん?」
ぺしぺしぺし
フリス「そうそう」
ユウラ「(ぺしぺしされてる……)」
太刀丸「ゆーら兄!!」
ユウラさんの頭に抱きついてます
ユウラ「うわ、ちょ、前見えないぞタッちゃん!」
フリス「あらら、落ちないようにね」
笑ってる
剣太郎「よかったやん、気に入られてー」
太刀丸「でも、ちゃらちゃらがいい!!」
落ちそうだけど
ユウラ「ちゃらちゃらじゃない!」
ちゃんと支えてます
フリス「あ、カルロだー」
こっちきたんだよきっと
太刀丸「ちゃらちゃらー」
尻尾ふりふり
カルロ「ん?フリスか」
ヘーゼル「………?」
ユウラ「落ちんなよ?」
フリス「そっちがヘーゼルくんかな?何してんのー?」
太刀丸「おちないー!」
なんか楽しそう
ヘーゼル「ど、どうも」
カルロ「グレッタが会いたいって言うから連れてきたんだ」
剣太郎「………」
だんごもぐもぐ
ユウラ「おい、ちょっと……」
フリス「へえー。グレッタ……?」
太刀丸「わー!」
ヘーゼル「ボクの、姉さんです………」
フリス「そうなんだ!今どこかにいるのかな」
ユウラ「(ここで落ちるとお菓子にもぶつかりそうだな……)よし、別の場所行くぞー」
ヘーゼル「あそこに……」
指さします
太刀丸「どこいくのー?」
フリス「あ、あの子かー!気づかなかったよ」
ユウラ「遊ぶ場所」
ヘーゼル「………」
太刀丸「たっちゃんのあそぶばしょここー!」
ユウラ「えー……ここって俺の頭だから!」
フリス「あとでお話ししにいってもいいかな?」
太刀丸「あたま、たっちゃんのとこ!」
ヘーゼル「はい、ぜひお願いします!」
ユウラ「いやいや……そろそろ降りてくれよ」
フリス「うん、ありがとうー!」
カズト「……」
しれっとコンちゃんが食べようとしたお団子一つつまんで食べました
レンカ「ヘーゼル、久しぶりだな!元気にしてたか?」
太刀丸「やだー」
剣太郎「あーっ!!ワイのお団子ー!!」
ぷんすこ
ヘーゼル「レンカさん!?……は、はいっ」
カズト「…………」
ちらっとコンちゃん見て、また食べてる
レンカ「ニートひっ捕まえてきたんだけど、おまえ遠慮しないなぁ。ヘーゼルどうした、そんなにびっくりして?」
剣太郎「ちょっとー!!」
負けずと食べる
ヘーゼル「……いや、何も無いです………」
レンカ「……?」
ヘーゼル「………」
目逸らし
カズト「…………うわ」
ミナ「カーズトっ♪」
カズトに抱きついた
レンカ「あ、ミナもきたのか」
ミナ「そうそう〜。雷兎に逃げられちゃったから!」
ヘーゼル「………」
仲良さそうだなーと思った
剣太郎「よしよし」
団子人で食べてる
ミナ「えーい」
スキをついてコンちゃんの尻尾引っぱった
レンカ「ヘーゼルも食べろよ?どれもこれも美味いぜ?」
お団子一つ食べました
剣太郎「んぎゃー!!」
痛い
ヘーゼル「ありがとうございます……」
ミナ「あははっ!ダサっ!!」
レンカ「……なんか元気ねえな?ちゃんと休めてっか?……熱とかはないよな?」
ヘーゼルくんに近づいて頭に手を置いてます
ミナ「……あー、カイロだー。なんでそんな離れてんのよ」
ヘーゼル「だっ、大丈夫ですっ!」
確かに元気ねぇけど
顔真っ赤
カルロ「………いいだろ別に」
レンカ「うーん?熱はないみたいだけど、顔赤いぜ?」
カズト「……テメェの荒療治で余計悪化させてやりゃ?」
レンカ「は?どういう意味だよそれ」
カズト「勢いだけで怪我病気が治ると信じてるってことを見せつけてやれよ」
レンカ「なんかわかんねぇけど馬鹿にされてる気がする」
カズトの胸倉掴んでます
ミナ「あっそー。そんなに構ってほしいのねー?」
ちょっと近づく
ヘーゼル「わ、ちょっとケンカは………」
カルロ「別に構って欲しかねーよ」
ちょっと離れました
レンカ「ケンカしてねぇよ!」
カズト「わーこわいーメスゴリラが暴れるー」
レンカ「は?」
ミナ「ほらほら〜逃げるってことは追われたいんでしょー?」
また近づく
ヘーゼル「あわわ……」
カルロ「追われたくねぇよ」
離れる
カズト「善良なる市民の前でそんな暴力沙汰を起こしていいのかな?もれなくお前の株が下がるな」
レンカ「誰のせいだ……ったく」
カズトを離したよ
レンカ「悪かったなヘーゼル、変なところ見られちまったな」
カズト「やれやれ」
ミナ「じゃあ追わない!ほらほら〜この子がほしければこっちおいでカルロちゃん!」
いつの間にかヘーゼルくんに抱きついて捕まえてる
ヘーゼル「ぼ、ボクは大丈夫です………ってわぁ!」
びっくり
カルロ「何してんだよ……」
ミナ「何って、人質〜」
ほっぺむにむに
レンカ「……なんで?」
ミナ「え、暇だから」
ヘーゼル「…………」
カルロ「……はあ」
めんどそう
ミナ「ほれほれ〜」
レンカ「(ミナは構ってほしいのか?)」
グレッタ「……」
遠くで不安そうに見てる
カズト「(ずっと目で追ってるなー。こっちからは頭のリボンしか見えねえけど)」
カルロ「とりあえず、そいつの姉ちゃんが待ってるから離してやれ」
ヘーゼルくん奪還
ミナ「あ、ちょっとー!乱暴ー!」
レンカ「ヘーゼルも困ってるからここで終了な」
ミナ「ぶー!」
ヘーゼル「………ふう」
カルロ「じゃあ、行くぞ」
グレッタちゃんの方へ歩いてく
ミナ「……つまんなーい。見に行ってやろー」
グレッタ「…………」そわそわ
『みー?』
グレッタ「……まだかな」
『みー』
カルロ「待たせたな……」
ヘーゼル「姉さん、どうかした?」
グレッタ「あ、おかえり!」
うれしそう
グレッタ「なんでもないよ……」
うれしそう
ヘーゼル「そっか………。体の調子はどう?」
グレッタ「え、うーん。とってもいいよ!」
ヘーゼル「そっか、ならよかった!」
嬉しそう
グレッタ「お菓子がたくさん食べれるって幸せ!あとは……」
ちょっとカルロ兄の方に近づくよ
グレッタ「…………」
なにか言いたそうだけどちょっと悩んでる
カルロ「………?どうした?」
グレッタちゃん見てる
グレッタ「あ、あのね……」
カルロ「………おう」
グレッタ「…………あ、あのっ。…………」
顔赤いわぁ
ミナ「なにかと思って様子を見に来てみたら、なにあれー」
ディル「カルロに恋模様の兆しだ!」
こそこそ組
カルロ「……なんだよ………」
待ってます
アエリア「がんばってー」
こそこそ
グレッタ「……わ、わたしと一緒にいて、ほしいな、なんて……(小声)」
ミナ「ふーん……。あの子のときは離れないのねー。なぁんか釈然としないなあ」
カルロ「………?なんて?」
聞こえなかったようだ
アエリア「まあいいんじゃなーい」
グレッタ「………………あう」
顔真っ赤
ディル「あのカルロが女子と自ら話してるなんてレアだぞー」
ミナ「…………ぶー」
カルロ「あう?」
アエリア「ミナちゃんもカルロ好きなのー?」
グレッタ「………………なん、でもない……」
顔押さえて俯いてる
ディル「あ、惜しい!そこでカルロがフォローしてやるといいのに!」
ミナ「別にー?ただちょっかい出すと面白いだけー。だってかっこよくはないもんねー」
ディル「面食いだなー」
カルロ「……大丈夫か?」
アエリア「ディルがフォローしてきなさいよー」
背中ぐいぐい
グレッタ「うう……ヘーゼルぅ」
ディル「オレが?ったく世話の焼けるなぁ!」
カルロ兄の方までくる
ディル「なにかお困りかい?」
グレッタ「!」
ヘーゼル「…………えっと」
カルロ「………?なんだよディル」
グレッタ「え、えと……」
ディル「グレッタちゃんはなにかカルロに伝えたかったのかい?よかったらオレに話してみ?」
グレッタ「……あの」
耳打ち
カルロ「……………?」
ディル「ふんふん、なるほどなぁ。大丈夫だよ、落ち着いて」
グレッタ「うん……」
背中ポンポン
ディル「こういうのは、二人きりのが伝えやすいと思うから……オレとヘーゼルは少し離れたところで見守っててあげるよ!」
ヘーゼルくん引っぱってくよ
ヘーゼル「わ、ちょっと……」
カルロ「どこ連れてくんだよ!」
グレッタ「か、カルロ!」
カルロ「次はなんだ?」
グレッタ「…………」
ディル「ヘーゼルもここで観察しとこうぜ!」
ミナ「あら、おかえり」
カルロ「………」
ヘーゼル「ど、どうも」
アエリア「なんて言ってきたのー?」
グレッタ「あのね、」
ディル「んー?大丈夫だよーって言ってきたんだよ!」
カルロ「おう……」
アエリア「そっかー!」
グレッタ「……あのね、わたしと一緒にいてほしいな。せめて、ここにいる間だけでも…………だ、だめかな?」
ディル「お?なんか言ってるみたいだぞ?」
カルロ「……何かしたいことでもあるのか?」
コノヤロウ
アエリア「フレーフレー!」
グレッタ「な、なにもないよ……!ただ……一緒にいたいの……」
ディル「がんばれー!」
カルロ「………俺と?」
グレッタ「(こくん)」
カルロ「…………」
目逸らし
グレッタ「だ、だめ……かな」
カルロ兄のこと見てますよ
カルロ「………別に……」
グレッタ「…………」
見てる
カルロ「…………いいけど……」
グレッタ「……!」
驚いてから、にこにこ笑う
グレッタ「えへへ……」
カルロ「…………」
照れてやがる
グレッタ「……えっと」
こちらも照れてきた
ディル「どりゃー」
戻ってきたかと思えばカルロ兄の背中どついた
ディル「グレッタちゃん、この様子だとちゃんと伝えられたんだな!おめでとう!」
カルロ「って!」
背中さすってる
グレッタ「!」
ミナ「ほら、ここの管理人もいるわよー」
ヘーゼルくん引っぱってくる
ヘーゼル「わ………」
グレッタ「あ、あーっと……」
急にまた恥ずかしくなってきた
ミナ「なによー。初心ね!……それにしても、この子なんか見たことあるような」
ディル「で、カルロ。なんて言われたんだ?」
カルロ「…………別に、お前には関係ねぇだろ」
ディル「なんでだよー!教えろよー!」
『みー』
カルロ兄に近寄ってきてる
ミナ「わーかわいいー」
カルロ「………」
みーくんよしよし
ミナ「この子、キミの魔力でできてるの?」
グレッタ「え……?わかるの?」
ミナ「当たり前〜。てかキミが作ったんじゃないの?」
グレッタ「え、わかんない……」
ミナ「なんで?キミの魔力なのよ?」
グレッタ「起きたらそばにいたんだよ」
『みー!』
カルロ「………………」
ミナ「あらカルロ、何かいいたげ?」
カルロ「別になんもねぇ」
ミナ「言った方が身のためよー?」
グレッタ「(仲良さそう……)」
カルロ「なんでだよ……」
ミナ「もしかして気づいてたー?この子の存在」
『みー?』
みーくん抱き上げる
ミナ「……ま、せいぜい頑張りなさいね!あの子、相当力あるみたいだから自分自身やカルロがうっかりその力に飲み込まれたりしちゃったりしてね?」
カルロ「…………」
ミナ「じゃあそろそろ行こうかなー!温泉も入りたいしー、アエリア行こー」
ディル「オレはフリスのとこいくー。」
アエリア「はーい!」
カルロ「………なんなんだよこいつらは」
グレッタ「ふふ、面白いお仲間さんたちだねヘーゼル」
ヘーゼル「そうだね」
カルロ「あんなのずっといたら鬱陶しいだけだぞ……」
グレッタ「とっても、羨ましいよ!」
『みー』
グレッタ「……私も外に行きたいな」
*
ミラ「ねえねえ!シフォンちゃん!」
カルロ「……」
ヘーゼル「その椅子があればいけるさ」
*
シフォン「なぁに〜?」
グレッタ「あ、そっか!ええと……」
車輪をゆっくり押してる
とっても遅い
*
ミラ「探検しよう!」
カルロ「…………ここ押せばいいのか」
押してあげます
*
シフォン「いいよ〜♪どこに行く〜?」
グレッタ「わっ……!」
カルロ兄の方見る
グレッタ「あっありがとう……。速い!」
*
ミラ「うーんとねー、どこか遠く!」
カルロ「ああ、ごめん……」
ゆっくり押します
*
シフォン「いいね〜♪行こ〜!」
走ってく
グレッタ「えっ、さっきので大丈夫だよ!速くて楽しい!」
*
ミラ「よっしゃー!もちろんフェオにはなーいしょ!」
追いかけてく
アエリアちゃんきます?
カルロ「………」
変わった奴だなーと思ってスピード戻します
*
アエリア「……あれ、二人とも何してるのー?」
見かけた
グレッタ「わー!」
『みー!』
外へ行きますか?
*
ミラ「あー!アエリアー!」
急停止
ミラ「今から探検に行くの!アエリアもくる?」
ヘーゼル「じゃあ、姉さんはおまかせしますね」
お仕事戻る
カルロ「………このまま外行くか?」
*
シフォン「一緒に行こ〜♪」
アエリア「(なんだか危なそうだし)行くー!」
グレッタ「……うん!」
とってもうれしそう
グレッタ「ヘーゼル、お仕事がんばってね」
*
ミラ「やったー!行こうー!」
両手掴んでぶんぶん
ヘーゼル「ありがとう」
行ってしまわれた
カルロ「……よいしょ」
ドア開けます
*
アエリア「もう、そんなにはしゃがないでよー」
グレッタ「わ……」
すごいドキドキしてる
『みー』
お膝の上に乗ってる
*
ミラ「えー!だって嬉しいじゃん!」
カルロ「………」
外へ出るぞ
*
アエリア「まあ、そうだけどー」
『みー?』
*
ミラ「いこー!」
アエリアちゃんの手引っぱっていくぞ
ルヴェ「ご心配なく。テメェのいないところでなら食べてやる気になるから。というかテメェのツッコミお兄ちゃんはどうした」
カルロ「単純だなー」
シフォン「お兄ちゃんなら、なんか疲れちゃったよ?」
『みー?』
グレッタ「そういえばヘーゼルはどこ行っちゃったのかな」
ルヴェ「へえー。相変わらず根性ないな」
カルロ「さあ……?」
シフォン「はい、あげる〜」
ルヴェさんにお菓子渡す
グレッタ「ヘーゼルー?」
車椅子動かして探そうとしてます
ルヴェ「なにそれ」
カルロ「俺が見てくるよ」
シフォン「チョコだよ〜?」
グレッタ「あ、ありがとう……」
『みー』
ルヴェ「ふーん。まずそうだけど、もらっといてやるよ」
ポケットにしまった
カルロ「………」
行っちゃった
シフォン「わ〜い♪」
グレッタ「……」
『みー?』
みーくんなでなで
ルヴェ「ごんぎつねくんはお団子ばかり食べて、偏食家ですねー」
剣太郎「もご?」
シフォン「コンちゃんはお団子大好きだもんね〜!」
ルヴェ「団子ばっかり食ってると、そのうち団子になってそのへん転がってそうだ」
クックッと笑ってます
剣太郎「もごもごもご!」
怒ってる
ルヴェ「はいはい、人の言葉を話せるようになってからおととい来やがれお団子野郎」
もらったチョコ食べるよ
剣太郎「もごー!」
むきー!
シフォン「美味しい〜?」
ルヴェ「狐のくせにリスに成り下がってやがる、可哀相に。別に普通だな」
剣太郎「…………リスやないわ!」
飲み込みました
シフォン「じゃあ良かった〜♪」
ルヴェ「リスじゃなかったらなんだ?がめついだけの悪食カメか?口に入るだけつめて何の世界記録に挑戦中ですかぁ?」
シフォンちゃんのことは無視してます
剣太郎「ホンマお口が達者やなぁ!」
シフォン「ぶ〜」
ルヴェ「そら、どーも」
剣太郎「褒めてないです〜」
ルヴェ「お褒めに預かり光栄ですぅ。さーて、そろそろこの会場にいるのも飽きてきたな。がめつきコンタくんは今回最大の見世物でも見てたのしんでな」
その場から去ろうとする
剣太郎「見世物ってなんやねん?」
もぐもぐ
シフォン「待って〜」
ルヴェさんの手を繋ぐ
ルヴェ「あっちで、お初にお目にかかる女の子とイチャイチャしてるカルロくんが拝めるかもしれないぜー?」
手を振りほどいて歩く
剣太郎「カルロがイチャイチャー?」
シフォン「待ってよ〜!」
追いかけます
フリス「やほーコンちゃん!おいしく食べてる?」
剣太郎「お、カノジョさんやんー!食べてるでー」
お団子もぐもぐ
フリス「それはよかった。いっぱい食べると思って、たくさんお団子作ってきたよー。さすがに棒に刺す時間なかったからこのままだけど」
お月見団子みたいだね
剣太郎「ホンマに?おおきにー!」
とても嬉しそうなキツネ
フリス「さっきこの宿の人に手伝ってもらってね。たくさん作っちゃったから好きなだけどうぞ!」
剣太郎「じゃあいただきまーす!」
もぐもぐしてます
フリス「あたしもー」
食べてます
剣太郎「うまいー!」
太刀丸「たっちゃんも食べるー!」
横から出てきてもぐもぐ
フリス「わあ、タッちゃんどこから来たの?」
太刀丸「おそらからふってきたのー!」
剣太郎「そりゃ怖いな」
たっちゃん膝に乗せます
フリス「えー」笑
タッちゃんに近づいてなでなで
フリス「おいしい?」
太刀丸「うん!おいしー!」
尻尾ふりふり
フリス「えへへ、よかった!」
太刀丸「フリス姉もあげるー!」
フリスちゃんの口元にお団子持ってく
フリス「ありがとう!」
口開けるよ
太刀丸「はい!」
入れてあげます
剣太郎「タラシ見てたらどう思うんやろなー」
フリス「わーい!」
もぐもぐしてる
フリス「おいしくできててよかった!ん?どうもしないっしょー。話してるだけだし」
太刀丸「えへへ!」
嬉しそう
剣太郎「ま、せやなー」
もぐもぐ
フリス「それにしても、この宿に従業員がいるとは思わなかったなー。白と緑とピンクのお姉さんだったんだけど、見たことないから最近来たのかな?」
剣太郎「誰それ?見たことないなー」
フリス「でも優しいひとたちだったよ。今度会ったら挨拶してみたら?」
剣太郎「せやなー。気向いたらなー」
フリス「んー」
お団子たべてる
ユウラ「はあ……やっとひと息つける」
ミラとおいかけっこしてたユウ兄はようやくミラをつかまえることができたらしい
剣太郎「おー、チャラチャラいびられユウラくんやんー」
太刀丸「ちゃらちゃらー?」
ユウラさん見つめてる
ユウラ「……その呼び方どうにかなんない!?お前普通に人の名前呼べないのか?」
フリス「うーん、おつかれユウさーん」
ユウラ「はあ……」
剣太郎「呼べるわー。いつもタチって呼んでるもんなー」
たっちゃんよしよし
太刀丸「よんでるもんなー!」
ユウラ「それ、俺にも適応してくれよ……」
フリス「なんでチャラチャラなの?」
剣太郎「それは難しい相談やなー。だって、見た目なんかチャラいもんー」
太刀丸「ちゃらいー?」
ユウラさんにくっつく
ユウラ「すごい偏見だな……!俺のどの辺がチャラいってんだよ」
フリス「たぶん性格的にはディルのがチャラいよねー」
剣太郎「見た目やなー」
太刀丸「わー」
ユウラさんぺしぺし
ユウラ「人を見た目で判断するんじゃない……」
タッちゃんよしよしするね
フリス「(まあたしかに近寄りがたい風貌してるんなぁ、こわいし)」
剣太郎「人間そういうもんやでー」
太刀丸「えへへ……」
嬉しそう
ユウラさんの肩までよじ登ります
剣太郎「カノジョさんも怖いって思ってるでー」
ユウラ「えー……」
フリス「んーと、初めだけね!今は全然大丈夫だからね!」
ユウラ「否定はしないんだな」
剣太郎「ほらー」
太刀丸「ちゃらちゃらー」
髪引っ張ってる
ユウラ「って、痛い痛い!引っぱるなっての。あと変な言葉を植え付けるんじゃねぇよ……」
フリス「ほらタッちゃん、髪の毛引っぱったら痛いよー?」
太刀丸「ちゃらちゃらいたいのー?ごめんねー?」
引っ張るのやめてなでなでしてる
ユウラ「俺はちゃらちゃらじゃなくてユウラだからな……」
フリス「ユウ兄だよタッちゃん」
太刀丸「ユウニー兄?」
ぱふぱふ
ユウラ「…………ど、どうしてそうなるんだ……」
フリス「ユウラお兄さんだよー」
太刀丸「ゆーらお兄さん?」
ぺしぺしぺし
フリス「そうそう」
ユウラ「(ぺしぺしされてる……)」
太刀丸「ゆーら兄!!」
ユウラさんの頭に抱きついてます
ユウラ「うわ、ちょ、前見えないぞタッちゃん!」
フリス「あらら、落ちないようにね」
笑ってる
剣太郎「よかったやん、気に入られてー」
太刀丸「でも、ちゃらちゃらがいい!!」
落ちそうだけど
ユウラ「ちゃらちゃらじゃない!」
ちゃんと支えてます
フリス「あ、カルロだー」
こっちきたんだよきっと
太刀丸「ちゃらちゃらー」
尻尾ふりふり
カルロ「ん?フリスか」
ヘーゼル「………?」
ユウラ「落ちんなよ?」
フリス「そっちがヘーゼルくんかな?何してんのー?」
太刀丸「おちないー!」
なんか楽しそう
ヘーゼル「ど、どうも」
カルロ「グレッタが会いたいって言うから連れてきたんだ」
剣太郎「………」
だんごもぐもぐ
ユウラ「おい、ちょっと……」
フリス「へえー。グレッタ……?」
太刀丸「わー!」
ヘーゼル「ボクの、姉さんです………」
フリス「そうなんだ!今どこかにいるのかな」
ユウラ「(ここで落ちるとお菓子にもぶつかりそうだな……)よし、別の場所行くぞー」
ヘーゼル「あそこに……」
指さします
太刀丸「どこいくのー?」
フリス「あ、あの子かー!気づかなかったよ」
ユウラ「遊ぶ場所」
ヘーゼル「………」
太刀丸「たっちゃんのあそぶばしょここー!」
ユウラ「えー……ここって俺の頭だから!」
フリス「あとでお話ししにいってもいいかな?」
太刀丸「あたま、たっちゃんのとこ!」
ヘーゼル「はい、ぜひお願いします!」
ユウラ「いやいや……そろそろ降りてくれよ」
フリス「うん、ありがとうー!」
カズト「……」
しれっとコンちゃんが食べようとしたお団子一つつまんで食べました
レンカ「ヘーゼル、久しぶりだな!元気にしてたか?」
太刀丸「やだー」
剣太郎「あーっ!!ワイのお団子ー!!」
ぷんすこ
ヘーゼル「レンカさん!?……は、はいっ」
カズト「…………」
ちらっとコンちゃん見て、また食べてる
レンカ「ニートひっ捕まえてきたんだけど、おまえ遠慮しないなぁ。ヘーゼルどうした、そんなにびっくりして?」
剣太郎「ちょっとー!!」
負けずと食べる
ヘーゼル「……いや、何も無いです………」
レンカ「……?」
ヘーゼル「………」
目逸らし
カズト「…………うわ」
ミナ「カーズトっ♪」
カズトに抱きついた
レンカ「あ、ミナもきたのか」
ミナ「そうそう〜。雷兎に逃げられちゃったから!」
ヘーゼル「………」
仲良さそうだなーと思った
剣太郎「よしよし」
団子人で食べてる
ミナ「えーい」
スキをついてコンちゃんの尻尾引っぱった
レンカ「ヘーゼルも食べろよ?どれもこれも美味いぜ?」
お団子一つ食べました
剣太郎「んぎゃー!!」
痛い
ヘーゼル「ありがとうございます……」
ミナ「あははっ!ダサっ!!」
レンカ「……なんか元気ねえな?ちゃんと休めてっか?……熱とかはないよな?」
ヘーゼルくんに近づいて頭に手を置いてます
ミナ「……あー、カイロだー。なんでそんな離れてんのよ」
ヘーゼル「だっ、大丈夫ですっ!」
確かに元気ねぇけど
顔真っ赤
カルロ「………いいだろ別に」
レンカ「うーん?熱はないみたいだけど、顔赤いぜ?」
カズト「……テメェの荒療治で余計悪化させてやりゃ?」
レンカ「は?どういう意味だよそれ」
カズト「勢いだけで怪我病気が治ると信じてるってことを見せつけてやれよ」
レンカ「なんかわかんねぇけど馬鹿にされてる気がする」
カズトの胸倉掴んでます
ミナ「あっそー。そんなに構ってほしいのねー?」
ちょっと近づく
ヘーゼル「わ、ちょっとケンカは………」
カルロ「別に構って欲しかねーよ」
ちょっと離れました
レンカ「ケンカしてねぇよ!」
カズト「わーこわいーメスゴリラが暴れるー」
レンカ「は?」
ミナ「ほらほら〜逃げるってことは追われたいんでしょー?」
また近づく
ヘーゼル「あわわ……」
カルロ「追われたくねぇよ」
離れる
カズト「善良なる市民の前でそんな暴力沙汰を起こしていいのかな?もれなくお前の株が下がるな」
レンカ「誰のせいだ……ったく」
カズトを離したよ
レンカ「悪かったなヘーゼル、変なところ見られちまったな」
カズト「やれやれ」
ミナ「じゃあ追わない!ほらほら〜この子がほしければこっちおいでカルロちゃん!」
いつの間にかヘーゼルくんに抱きついて捕まえてる
ヘーゼル「ぼ、ボクは大丈夫です………ってわぁ!」
びっくり
カルロ「何してんだよ……」
ミナ「何って、人質〜」
ほっぺむにむに
レンカ「……なんで?」
ミナ「え、暇だから」
ヘーゼル「…………」
カルロ「……はあ」
めんどそう
ミナ「ほれほれ〜」
レンカ「(ミナは構ってほしいのか?)」
グレッタ「……」
遠くで不安そうに見てる
カズト「(ずっと目で追ってるなー。こっちからは頭のリボンしか見えねえけど)」
カルロ「とりあえず、そいつの姉ちゃんが待ってるから離してやれ」
ヘーゼルくん奪還
ミナ「あ、ちょっとー!乱暴ー!」
レンカ「ヘーゼルも困ってるからここで終了な」
ミナ「ぶー!」
ヘーゼル「………ふう」
カルロ「じゃあ、行くぞ」
グレッタちゃんの方へ歩いてく
ミナ「……つまんなーい。見に行ってやろー」
グレッタ「…………」そわそわ
『みー?』
グレッタ「……まだかな」
『みー』
カルロ「待たせたな……」
ヘーゼル「姉さん、どうかした?」
グレッタ「あ、おかえり!」
うれしそう
グレッタ「なんでもないよ……」
うれしそう
ヘーゼル「そっか………。体の調子はどう?」
グレッタ「え、うーん。とってもいいよ!」
ヘーゼル「そっか、ならよかった!」
嬉しそう
グレッタ「お菓子がたくさん食べれるって幸せ!あとは……」
ちょっとカルロ兄の方に近づくよ
グレッタ「…………」
なにか言いたそうだけどちょっと悩んでる
カルロ「………?どうした?」
グレッタちゃん見てる
グレッタ「あ、あのね……」
カルロ「………おう」
グレッタ「…………あ、あのっ。…………」
顔赤いわぁ
ミナ「なにかと思って様子を見に来てみたら、なにあれー」
ディル「カルロに恋模様の兆しだ!」
こそこそ組
カルロ「……なんだよ………」
待ってます
アエリア「がんばってー」
こそこそ
グレッタ「……わ、わたしと一緒にいて、ほしいな、なんて……(小声)」
ミナ「ふーん……。あの子のときは離れないのねー。なぁんか釈然としないなあ」
カルロ「………?なんて?」
聞こえなかったようだ
アエリア「まあいいんじゃなーい」
グレッタ「………………あう」
顔真っ赤
ディル「あのカルロが女子と自ら話してるなんてレアだぞー」
ミナ「…………ぶー」
カルロ「あう?」
アエリア「ミナちゃんもカルロ好きなのー?」
グレッタ「………………なん、でもない……」
顔押さえて俯いてる
ディル「あ、惜しい!そこでカルロがフォローしてやるといいのに!」
ミナ「別にー?ただちょっかい出すと面白いだけー。だってかっこよくはないもんねー」
ディル「面食いだなー」
カルロ「……大丈夫か?」
アエリア「ディルがフォローしてきなさいよー」
背中ぐいぐい
グレッタ「うう……ヘーゼルぅ」
ディル「オレが?ったく世話の焼けるなぁ!」
カルロ兄の方までくる
ディル「なにかお困りかい?」
グレッタ「!」
ヘーゼル「…………えっと」
カルロ「………?なんだよディル」
グレッタ「え、えと……」
ディル「グレッタちゃんはなにかカルロに伝えたかったのかい?よかったらオレに話してみ?」
グレッタ「……あの」
耳打ち
カルロ「……………?」
ディル「ふんふん、なるほどなぁ。大丈夫だよ、落ち着いて」
グレッタ「うん……」
背中ポンポン
ディル「こういうのは、二人きりのが伝えやすいと思うから……オレとヘーゼルは少し離れたところで見守っててあげるよ!」
ヘーゼルくん引っぱってくよ
ヘーゼル「わ、ちょっと……」
カルロ「どこ連れてくんだよ!」
グレッタ「か、カルロ!」
カルロ「次はなんだ?」
グレッタ「…………」
ディル「ヘーゼルもここで観察しとこうぜ!」
ミナ「あら、おかえり」
カルロ「………」
ヘーゼル「ど、どうも」
アエリア「なんて言ってきたのー?」
グレッタ「あのね、」
ディル「んー?大丈夫だよーって言ってきたんだよ!」
カルロ「おう……」
アエリア「そっかー!」
グレッタ「……あのね、わたしと一緒にいてほしいな。せめて、ここにいる間だけでも…………だ、だめかな?」
ディル「お?なんか言ってるみたいだぞ?」
カルロ「……何かしたいことでもあるのか?」
コノヤロウ
アエリア「フレーフレー!」
グレッタ「な、なにもないよ……!ただ……一緒にいたいの……」
ディル「がんばれー!」
カルロ「………俺と?」
グレッタ「(こくん)」
カルロ「…………」
目逸らし
グレッタ「だ、だめ……かな」
カルロ兄のこと見てますよ
カルロ「………別に……」
グレッタ「…………」
見てる
カルロ「…………いいけど……」
グレッタ「……!」
驚いてから、にこにこ笑う
グレッタ「えへへ……」
カルロ「…………」
照れてやがる
グレッタ「……えっと」
こちらも照れてきた
ディル「どりゃー」
戻ってきたかと思えばカルロ兄の背中どついた
ディル「グレッタちゃん、この様子だとちゃんと伝えられたんだな!おめでとう!」
カルロ「って!」
背中さすってる
グレッタ「!」
ミナ「ほら、ここの管理人もいるわよー」
ヘーゼルくん引っぱってくる
ヘーゼル「わ………」
グレッタ「あ、あーっと……」
急にまた恥ずかしくなってきた
ミナ「なによー。初心ね!……それにしても、この子なんか見たことあるような」
ディル「で、カルロ。なんて言われたんだ?」
カルロ「…………別に、お前には関係ねぇだろ」
ディル「なんでだよー!教えろよー!」
『みー』
カルロ兄に近寄ってきてる
ミナ「わーかわいいー」
カルロ「………」
みーくんよしよし
ミナ「この子、キミの魔力でできてるの?」
グレッタ「え……?わかるの?」
ミナ「当たり前〜。てかキミが作ったんじゃないの?」
グレッタ「え、わかんない……」
ミナ「なんで?キミの魔力なのよ?」
グレッタ「起きたらそばにいたんだよ」
『みー!』
カルロ「………………」
ミナ「あらカルロ、何かいいたげ?」
カルロ「別になんもねぇ」
ミナ「言った方が身のためよー?」
グレッタ「(仲良さそう……)」
カルロ「なんでだよ……」
ミナ「もしかして気づいてたー?この子の存在」
『みー?』
みーくん抱き上げる
ミナ「……ま、せいぜい頑張りなさいね!あの子、相当力あるみたいだから自分自身やカルロがうっかりその力に飲み込まれたりしちゃったりしてね?」
カルロ「…………」
ミナ「じゃあそろそろ行こうかなー!温泉も入りたいしー、アエリア行こー」
ディル「オレはフリスのとこいくー。」
アエリア「はーい!」
カルロ「………なんなんだよこいつらは」
グレッタ「ふふ、面白いお仲間さんたちだねヘーゼル」
ヘーゼル「そうだね」
カルロ「あんなのずっといたら鬱陶しいだけだぞ……」
グレッタ「とっても、羨ましいよ!」
『みー』
グレッタ「……私も外に行きたいな」
*
ミラ「ねえねえ!シフォンちゃん!」
カルロ「……」
ヘーゼル「その椅子があればいけるさ」
*
シフォン「なぁに〜?」
グレッタ「あ、そっか!ええと……」
車輪をゆっくり押してる
とっても遅い
*
ミラ「探検しよう!」
カルロ「…………ここ押せばいいのか」
押してあげます
*
シフォン「いいよ〜♪どこに行く〜?」
グレッタ「わっ……!」
カルロ兄の方見る
グレッタ「あっありがとう……。速い!」
*
ミラ「うーんとねー、どこか遠く!」
カルロ「ああ、ごめん……」
ゆっくり押します
*
シフォン「いいね〜♪行こ〜!」
走ってく
グレッタ「えっ、さっきので大丈夫だよ!速くて楽しい!」
*
ミラ「よっしゃー!もちろんフェオにはなーいしょ!」
追いかけてく
アエリアちゃんきます?
カルロ「………」
変わった奴だなーと思ってスピード戻します
*
アエリア「……あれ、二人とも何してるのー?」
見かけた
グレッタ「わー!」
『みー!』
外へ行きますか?
*
ミラ「あー!アエリアー!」
急停止
ミラ「今から探検に行くの!アエリアもくる?」
ヘーゼル「じゃあ、姉さんはおまかせしますね」
お仕事戻る
カルロ「………このまま外行くか?」
*
シフォン「一緒に行こ〜♪」
アエリア「(なんだか危なそうだし)行くー!」
グレッタ「……うん!」
とってもうれしそう
グレッタ「ヘーゼル、お仕事がんばってね」
*
ミラ「やったー!行こうー!」
両手掴んでぶんぶん
ヘーゼル「ありがとう」
行ってしまわれた
カルロ「……よいしょ」
ドア開けます
*
アエリア「もう、そんなにはしゃがないでよー」
グレッタ「わ……」
すごいドキドキしてる
『みー』
お膝の上に乗ってる
*
ミラ「えー!だって嬉しいじゃん!」
カルロ「………」
外へ出るぞ
*
アエリア「まあ、そうだけどー」
『みー?』
*
ミラ「いこー!」
アエリアちゃんの手引っぱっていくぞ