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第六陣

雷兎「………」
シフォン「うう……」
しくしくめそめそ
ミラ「……行こう」
フェオ「ミラ、血が……!?」
ミラ「これは…………」
カルロ兄がいなくなった方を見てます
するとまたクモたくさんでてきましたね
ミラ「……っ」
フェオ「ミラ……。……雷兎さん、道をお願いします。ブランが行ったのはあっちです」
雷兎「………」
しばらくフェオくん見てから、クモさん倒していきます

フェオ「ミラ、立てる?」
ミラ「うん……」
フェオはミラとシフォンちゃんの手を引いて、雷兎くんの後に続きます

お目覚めちょん?

アエリア「……………」
お目覚め
起きたところは石のベッドですな
アエリア「…………?」
起き上がります
なんだか違和感
なぜなら服は普段よりも広がった服になってるからだー
髪の毛も多少飾りつけされてますね
アエリア「………!なにこれ……」
隠すように手で肩押さえてます
少し肌寒いかもね
「ああ。思ったよりもお目覚めが早いんだね」
目の前のテーブルにカップが置かれる
アエリア「………!」
声した方見ます

ブロート「おはよう。とてもよく似合ってるね」
ニコニコ
ブロート「僕の部下は手際がいい。眠る君を瞬く間に着替えさせてくれたんだから」
アエリア「こんなの着させてどういうつもりよ!」
おこ
ブロート「そんなに怒らないでおくれ。かわいい顔が台無しだよ?」
アエリアちゃんの横に座って顎を引き寄せる
アエリア「………っ、何よ……」
ブロート「……怒った顔も、恐れる顔も可愛らしい。よかったらココアはどうだい?ここはすこし冷えるだろ?」
置かれたカップを指差す
アエリアちゃんを離してあげて自分の分を飲んでます
アエリア「………」
もちろん飲まない
ブロート「頑なだね。安心してよ、中にはなにも入ってない」
アエリア「そういう問題じゃないの……!一体何がしたいの!」
ブロート「何がしたい、ねえ。僕は君と時間を過ごしたいだけだよ」
アエリア「……意味わかんない」
ブロート「……ココアは嫌いかい?」
アエリア「普通」
ブロート「そうか、君は素直だね。案外、僕といたいのかな?」
アエリア「いたいわけないじゃない」
ブロート「へえ、そうかい。……冷めちゃうよ?」
カップ指差す
アエリア「………違うのがいい」
ブロート「……違うの?例えば?」
アエリア「ジュースがいい……」
ブロート「ジュースね……。お好みをどうぞ」
アエリア「………リンゴのジュースないの?」
ブロート「リンゴか。わかった、じゃあ待っててね」
にこってしたあと戻ってった
アエリア「………」
ブロートさん視界から消えたの確認して、走り出しました

ブロート「…………」
人知れずニッとしました
洞窟内は複雑な構造になってますね
アエリア「……………」
とにかく走ります

雲「あれってさぁ、ボスんとこのかなぁ?」
走り去るちょんを発見
雪「…………?大丈夫なんじゃない……?」

雲「あーあ、せっかくかわいい服を着せてやったのにぃ。あんなに走ったらいつかコケそぉ」
雪「………」
雲「いっそコケさせてやろぉかしらぁ?面白そぉ」
指先にちっちゃいクモ

雪「……リーダー怒らないかな………?」
雲「……うーん」
やめたみたいです
雲「怒られたくはないなぁ。どうせあれじゃ逃げらんないだろうしぃ。ボスってば獲物をわざと逃がして追いかけるとか変わってるよねぇ」

雪「………それが楽しいんじゃない?」
雲「正直言ってぇ、悪趣味だよねぇ?」
雪「…………」
ちょっと頷く
雲「……ま、どこまで逃げれるかはぁ見物だねぇ」
雪「うん………」

雲「そだぁ、さっきの人たちの中に雪ちゃん的に気になる子とかいたぁ?」
雪「…………青い子……」
雲「ふぅん。アタシ的には魔力たくさんありそうな子いっぱいいたしぃ、誰でもいいかなぁ。……でもあの赤い子は少し警戒したほうがいいかもよぉ?なんかヤバそぉ」

雪「………そうなの?」
雲「うん、直感だけどぉ。……さっきアタシがいなくなるまでこっち睨んでたのムカつくしぃ」
雪「……ふぅん」

雲「じゃ、一人捕まえておいてくれそうなので行ってくるねぇ。またねぇ」
雲ちゃんどこか行ったよ
雪「…………」

アエリア「………」
キョロキョロしてます
今のところ追ってきてる様子はないよ
道はわりとボコボコしてますね

アエリア「…………ふう」
とりあえず歩きます
歩きづらいね
アエリア「……みんなどこだろ………」
ちょっと肌寒いね
アエリア「………(服も変えたい)」

「そろそろバテてきたかい?」
声だけ聞こえる
アエリア「………!?」
来た方見ますが
誰もいませんね

アエリア「………」
また走ります
足元がボコボコしてますね
走れるかな?
アエリア「………うう」
無理矢理走るべ

辺りにコウモリがたくさん飛んでるね
アエリア「………」
嫌だなーと思いながらも走る

ゴツゴツ道に足も疲れてきたかな?
ドレスも軽いわけじゃなさそうよね
アエリア「……」
疲れたからちょっと歩く
道がいくつにも分かれてるね

勝手にブランくんとリオのとこ始めちゃお
ブランくんが人影を追って入った先は異様に狭く入り組んだ道

誰もいないね
アエリア「もー…………」
嫌になってますが、テキトーに進む

ブラン「………」
剣持って警戒しながらゆっくり進みますね

足元の石につまずいてしまうかな?

銃声
前から足元にむかって弾が飛んでくるよ

アエリア「きゃっ!?」
ころり

ブラン「…………!」
飛んで避けます

膝とかケガしてそうだね
辺りには霧が立ち込めてます

もう一撃飛んでくる

アエリア「………」
痛くて辛くて泣きそう

ブラン「どこだ……!」
剣で防ぎます

「ほらほら、こうなるから勝手に出歩いちゃダメだよ」
背後から誰かが優しく抱きしめますよ

音が止んでしまったね
足元には弾が転がってるよ
魔法弾ではなく実弾です

アエリア「…………!?」
振り返る

ブラン「…………」
なんとなく、リオさんだと思ってるよね

ブロート「やあ。……つかまえたよ」
ニコニコしてます

また銃声
こんどは足元の地面から跳ね返って頭に飛んでくるよ

アエリア「離してっ!!」
無理矢理振りほどいて走ります

ブラン「わっ」
避けて飛んできた方に弓放つ

ブロート「あー、まだ逃げる力があるんだね。いいよ、追いかけっこは好きさ」
歩いて追いかけます
でも行く先は行き止まりですね

手応えがないね
あらゆる角度から銃弾が飛んでくるよ

アエリア「………!うそ………」
困っちまった

ブラン「どこにいるんだ……」
逃げますよね

後ろから腕を掴まれるよ
手を引かれて、抱き寄せられる
ブロート「君はもう逃げられないよ」

その場から逃げた真横の通路
リオ「………………」
その先にいたリオが発砲した(至近距離!)

アエリア「………っ、離してよ!」

ブラン「………!?」
慌てて避けますけど

ブロート「せっかく綺麗に着飾ってるのに、抵抗されると悲しいなぁ」
もがいて逃げてもいいよ

放たれた銃弾はそのまま爆発したよ
ブランくんはかなり吹き飛ばされそうね

アエリア「………うるさい!」
振り払って逃げるー

ブラン「うわあっ!?」
飛ばされましょ

ブロート「……やれやれ」
追いかけるよ
でも行き止まりだね

吹き飛ばされたブランくんは岩壁に叩きつけられるね

アエリア「うう………」
壁ドンドン

ブラン「……っ!」
痛いよん

ブロート「お嬢さん」
ちょっと屈んでちょんの横の壁に手をつく
壁ドン、からの顎クイよ
ブロート「そういう反抗的なほうが僕は好きだなぁ」

ブランくんの前に銃口
リオ「…………」

アエリア「…………!」
泣いてるよ

ブラン「……リオさん………」

ブロート「……ふふ」
目元を拭ってあげます
手首を掴んで壁におしつけてます
ブロート「君はどんな味がするのかな」
顔が近いね
口元から鋭い牙が見える

リオ「…………」
ブランくんの足を狙って発砲
歩けなくするために、だね

アエリア「………っ」
ひどく怯えてるね

ブラン「………!」
まぁ、歩けなくなるよね

ブロート「いい顔をするね。それでこそ、捕まえがいがある」
牙を首すじに近づけるよ
あとは妄想でカバーしてね

リオ「……」
今度は胸を狙ってます

アエリア「…………!?」

ブラン「目を覚ましてください!」
ナイフをリオさんの銃に向けて投げつけました

噛まれたらまた意識がボーっとしてくるかな?

リオ「……!」
咄嗟にナイフを撃ち落として、もう一発
ブランくんの肩に当たるね

アエリア「………」
膝ががくんとなるよ

ブラン「うっ………」
腕あげられなくなりました

ブロート「…………」
優しく支えるよ
ブロート「ゆっくり楽しんであげるよ」
お姫様抱っこで抱えます

リオ「…………」
銃口向けます

アエリア「………」
ぐすんぐすん

ブラン「リオさん、どうして………」

ブロート「綺麗だよ」
ちょんの首すじ、噛まれたとこ赤くなってそう
連れていきますかね

リオ「…………」
答えることなく銃から弾を取り出して、弾を入れ替える

アエリア「………シャル……」
連れてきましょ

ブラン「………っ」
動こうとしますが
リオ「……」
そして迷うことなく発砲
小さくて細い針が胸に刺さるよ(麻酔針)
毒が回ったらブランくんはおねむだね

ブラン「…………」
リオさん見つめてます
リオは銃を下ろしたよ
引鉄に指がかかってるけど、撃たないよう動きを止められてるのかもね

ブラン「………」
そろそろすやすや
リオ「……」
銃をしまって、ブランくんを担ぐよ
ブラン「…………っ」
さよならー

雷兎「……」
遠くから遠慮なくリオさんに雷飛ばすよね

リオ「……!」
片手で何か玉のようなものを投げて雷を相殺するよ
すぐに雷が飛んできた方へ針弾を全弾撃ちだす(早撃ちだね)

雷兎「…………」
槍で全部防ぐよね
リオ「…………」
銃むけてまーす

フェオ「雷兎さんっ、いきなりどうしたんですか……って、リオさん?」
あとからきたよー
ミラ「ブランが!」

雷兎「………」
シフォン「……」
フェオくんの後ろから覗いてる

フェオ「なんでリオさんが……」
ミラ「ブランをどうするつもり?」
ミラは剣を構えて、フェオはシフォンちゃんに手を添えてます
リオ「…………」
持ってた銃を捨てて、別の銃を取り出すよ
そしてすぐさま発砲

雷兎「………」
銃弾ぶった切って走り出します
シフォン「……」
じわじわ

リオ「……!」
雷兎くんに向けて連続で撃つ
フェオ「リオさん……!」
銃声に耳を塞ぐ
ミラ「……まずブランを取り返そう」
ミラも走ります

雷兎「……」
全部防いでリオさんに向けて槍振ります

リオ「……っ」
避けて手元と肩を狙う
雷兎「………」
躱すよねー

指の隙間から小さな玉がこぼれ落ちるよ
それはすぐに凄まじい光を放つよ(目くらまし!)
雷兎「…………!」
目を閉じるよね

そのときおもいっきり雷兎くんのお腹が蹴られて、踏みつけられるよ
見えづらいけど、銃口が向けられてるね
雷兎「…………」
リオさんに雷放つ

リオ「っ……」
距離をとってから雷兎くんの頭に向かって発砲
ミラ「雷兎!」
すぐさま倒れてる雷兎くんを引っぱって弾かわすよ

雷兎「……!」
リオ「…………」
目を開いてミラを睨んでます(光で見えなくなる前に目を閉じて、目を閉じたまま戦ってた)

ミラ「リオさん。もうやめてよ」
リオ「…………」
雷兎「………」
構えます

リオ「……」
ミラ「……!」
ミラに向かって発砲
雷兎「…………!」
槍で防いぎますぞ

ミラ「雷兎!」
リオ「…………」
続けて撃つよ

雷兎「………」
避けながらまた走ってく
リオ「……」
銃口を下に向けるよ

雷兎「……」
地面に電気巡らせるぞ
そのまま撃ちます
地面に跳ね返った弾が雷兎の足元をすり抜けるかな?
雷兎「………」
槍に雷纏ってリオさんの真正面に投げつけます
威力お高めよ

リオ「……!」
銃を少しのあいだ投げてその間に手に手榴弾を持つ
そして、すぐ近くで爆発させたよ
ミラ「リオさん!?」
自爆したように見えるね

雷兎くん見当たりません
リオ「……」
爆風使って遠くに逃れてました
複雑な地形を利用して逃げるっぽいぞ

雷兎「…………」
リオさんの背後から現れて、背中を槍の柄で殴った!
リオ「……っ!?」
その場に倒れるよ

雷兎「………」
ブランくんは少し転がった位置に投げ出されるかな?
リオ「…………」
倒れてる

雷兎「……」
ブランくんの方へ
リオ「……!」
倒れた姿勢のまま雷兎くんに向けて発砲(銃口隠してるね)
太もも狙いましたが、撃ち抜かれる?

雷兎「………っ!」
槍で体支えるよ
ついでにリオさんに雷飛ばしといた
リオ「っ…………」
今度こそ気絶しましたね
銃を手放します

ミラ「雷兎!」
リオを見つつ雷兎くんの元にかけよるよ
雷兎「………」
何とか立ってます
ミラ「リオさん……」
雷兎くん支えてるよ

雲「ちょっとちょっとぉ。ダメじゃんやられちゃぁ」
ブランを踏みつけるようにして現れたよ
雲「ちょー萎えるぅ。アタシの"お人形"に何してくれてんのぉ?」
ミラ「さっきの……!」
雷兎「…………」
雲ちゃん見てる

シフォン「………!お兄ちゃん……!」
走ってく
ミラ「どういうこと?あなたがリオさんを……」
剣構えてます
雲「これもそれもあれも、アンタも血まみれぇ。ま、上出来かなぁ。うーん、急に増援を呼ぶのは反則だけどぉ」
雷兎くん指差してる?

ミラ「カルロ兄を返せ……!」
雲「それよりぃ、あっちほっといていいのかなぁ?……雪女がくるぞぉ」
雷兎くん、じゃなくて走ってくるシフォンちゃんとフェオを指さしてました
吹雪いてくる?

雷兎「…………」
シフォン「わ………」
寒そう
ミラ「へ……?」

フェオ「シフォンちゃん!」
引き寄せてちょっと抱きしめてあげます
フェオ「なにこれ、急に吹雪?」
シフォン「………フェオお兄さん……」
またぐすんぐすん

フェオ「……っ」
ミラ「フェオ!」
雷兎くんを支えてるのですぐ書けよれない
雲「じゃあねぇ」
ブランくん抱えてまたどこかに行くのかな?

雷兎「………」
シフォン「………」
とても泣いてる
雲「あ、そうそう。そういえばアンタ、雪ちゃんが好きそうー。せいぜい捕まんないようにねぇ」
嗤いながら雷兎くんのこと指す
雲「ばいばぁい」

フェオ「大丈夫だよ、シフォンちゃん。…………この吹雪、ただの吹雪じゃないよね」

雷兎「……」
雲ちゃんに雷放つぞ
シフォン「……」
フェオくんぎゅーしてる

雲「…………」
胸元のブローチが赤く光って雲ちゃんをバリアが包む
雲「ばぁか。効かないしぃ」
あっかんべーして消えてしまった

フェオ「…………」
足元に魔法陣
雷兎「………」
ブローチに何かを感じましたとさ

ミラ「ブラン!…………っ」
すごい悔しそう
ミラ「そうだ、フェオ!」
ミラたちも吹雪に包まれるかな?

フェオ「……」
辺りを警戒してる
シフォン「………」
背後に気配が!
フェオ「……水の守りよ!」
魔法を唱えるとフェオを中心に渦潮が現れるよ
と同時にふたりを水の結界が包むー

フェオ「誰かいるんでしょ!出てきて!」
シフォンちゃんをぎゅっと抱き寄せてます(ちょっと震えてる?)
シフォン「………!」
こっちめっちゃぶるぶるしてる

雪「………ここだよ」
声だけ聴こえる
フェオ「……っ!」
キョロキョロ
渦潮一気に凍るぞ
フェオ「うそっ……!?」
結界も凍ってくる

フェオ「うっ……」
壊れないように力を送ってます
ミラ「フェオ!!」
フェオたちの姿は見えてない
ちなみに寝転がってるリオを背負って雷兎くんも支えてるよミラ

雷兎「…………」
どっかに雷放った!
結界溶けてく
ミラ「雷兎?……なにかいたんだね?」
フェオ「……?(氷が溶けてる?)」
でも結界はそろそろ限界かな?

フェオ「(せめてシフォンちゃんだけでも……)」
雪「………つまんないの……」
とりあえず逃げました

フェオ「……(気配が消えた……?)」
吹雪が止んで、結界壊れちゃうよ
その拍子にフェオふらつく
雷兎「………!」

シフォン「……あ………」
支えるけど弱いね
フェオ「大丈夫。シフォンちゃんごめんね」
倒れる前に留まったよ

ミラ「フェオ!」
吹雪が晴れて姿が見えたよ
雷兎「………」
歩いていきます

フェオ「う……、ミラ」
ミラ「今吹雪が!大丈夫?」
フェオ「……うん、なんとか」
シフォン「…………」
涙ぽろぽろ
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