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04 深夜編

ガンジ「はは、ミラの友達か?」
フリスちゃんもガシガシ
ブラン「雷兎さんならさっきそっちに行きましたよ……?」
行った方指さす

+

八咫「ふぅん、こりゃあ面白そうやな」
カズト「……」
本を八咫さんに渡す

フリス「わっ!」
ミラ「そうだよ!友達~!」
ディル「オレの彼女です!」
フリス「そういうのいらない」
ディル「ええーっ!」
フリスは髪を直してる

フリス「えっと、はじめましてミラの友達のフリスです。……んーと、ガンジさん?」
ディル「ねーーオレはーー!?」
フリス「……はいはい」
ディルを仕方なく撫でてる
ミラ「でも雷兎、もういなかったよ?追いかけようとしたけど」

+

八咫「おおきに〜」

ブラン「(フリスのディルさんの扱いが)」
剣太郎「ほいほい、イチャイチャは別のとこでやってな!」
シラ「(彼女ってなんでしょう……)」
カルロ「あいつ、どこほっつき歩いてんだ?」

+

カズト「他はなんか面白そうなものもなさそうだな……ん?」
カウンターの上に一冊の本が置いてあった

フリス「なっ……!イチャイチャしてないし!」
なでてたディルの頭をぐいと押す
ディル「ぐえ」
ミラ「わかんなーい」
フリス「ほらあの子を探しに行くんでしょ?いってらっしゃい!」
ディル「フリスひどい!」
フリス「コンちゃん、早く食べに行こう!」
コンちゃんの手を引っ張ってく
ミラ「わーい!ブラン、シラちゃん食べよー!ガンジさんとカルロ兄はどうするの?」

+

八咫「これってパチってってもええんかなぁ!……なんやそれ、見てみ」

剣太郎「おーう、タラシと食いに行かんのか〜!ほな、ウサギ探し頑張れや〜」
ブラン「うん……(絶対照れてたなぁ)」
シラ「いいんですか?ありがとうございます〜!」
ガンジ「オレは雷兎探したいんだけどなぁ、見つからねぇし」
カルロ「どうすると言われると……腹減ったし」

+

カズト「図書館という名目の古書保管場のように見える。……破れているから構わないだろ。何の本だ……?」
表紙は真っ黒で題名なども書かれていない。表紙をめくってみる
『――、―――――。――。』
カズト「っ」
中の文字をみた時、カズトはそっと本を閉じた。

ディル「コンタ!フリスに手出したら許さないからな!」
フリス「はいはいがんばってね!」

ディル「つめたい。……でもそういうところもかわいいんだけどな……。よーし!カルロ!張り切って探しにいこーぜ!」
行こうとするカルロ兄の襟元掴んで、雷兎くんの行った方へと向かった

ルヴェ「……なんかうろうろしてるな?」
遠目に雷兎くんを発見

+

八咫「………?なんや、なんて書いてたん?」

剣太郎「手なんか出しませんー!耳と尻尾出すけどな!」

カルロ「何言ってんだお前………うわ、俺も飯食べたい!!張り切れねぇ!」

シフォン「あれ〜?雷兎くんじゃないかなぁ〜?」

+

カズト「……」
無言で本を燃やした
カズト「……黒魔術の描かれた悪魔の本。読んだ者に取り憑いては悪事を働く……」
カズトは大丈夫だったらしい。
カズト「(なんでこんなものが……)」

ルヴェ「雷兎……?ああ、なるほど。そんで、何してんだあいつ」

+

八咫「そんな物騒な本なんかー。こんなとこに置いてて危ないなぁ」

シフォン「わかんな〜い……雷兎くん喋らないし〜……」

+

カズト「本当に、誰が置いたんだ。あの召喚士が持ってるとも言い難いが」
飽きたのか、図書館を後にする

ルヴェ「シルフィードならわかるんじゃねーの?」
シルフィ『ふむ……直接聞いてみたらいいんじゃないっすかね?』

+

八咫「キキ姐さんも持ってるようには思えやんし……。変な奴忍び込んでるとかあるんか?」

シフォン「わかった〜!雷兎く〜ん♪」
雷兎の方へ走ってく
雷兎「………」

+

カズト「……一応警戒した方がいいかもしれないな。魔導に興味の深い奴は図書館に来ない方がいいだろう」
なんとなく北の方へと歩く

シルフィ『なんでこんなところにいるんすかね?他のみんなはごはんを食べに行ったと言うのに』

+

八咫「何人か魔導好きそうな奴おるなぁ……。ともかくリディア姉ちゃんに報告しとかななぁ」

シフォン「ねぇねぇ、雷兎くん何してるの〜?」
雷兎「………」

+

カズト「それは任せる……(それより、腹減ったな)」

シルフィ『まさか迷子とか?ただ目的を持ってうろついてるようには思えないんすけどね?』

+

八咫「へいへーい。なぁ、どっか食べに行こや!腹減ったんやろ?」

シフォン「迷子ー?」
雷兎「………」

+

カズト「……一人うるさいやつがいなくなったと思ったのに……」
ブツブツ言ってる。うるさいやつ=シルフィードのことです

シルフィ『なるほど確かにおしゃべりしない子っすね?ふふ……』
シフォンちゃんと入れ替わった!
シフォン(シルフィ)「みんなはごはん食べに行ったみたいだけど、雷兎くんは一人で何をしてるの?目的地はどこかなー?」

+

八咫「ほらー、早うー!」

雷兎「………」
なんか雰囲気変わったなって思った

+

カズト「……」
引っ張られるまま
カズト「食べるところなんてあるか?」

シフォン(シルフィ)「ねえ、お話ししてくれないと何もわからないよ?……一人で何ができるの?」
ニコニコと笑っている
ルヴェ「(なんかすげえ不気味だな)」

+

八咫「そこら辺にあるやろー!!パーっと行こや!」

雷兎「………誰だ?」

+

カズト「……」
ハンバーガーショップ発見!

シフォン(シルフィ)「僕はシフォンに変わりないよー?困ってそうだから手伝ってあげようかなって思ったんだぁ!」
雷兎くんのほっぺに触れる

+

八咫「あ、なんか売ってる!これ食おうや!」

雷兎「………断る」

+

カズト「えー、まずそう」

シフォン(シルフィ)「なんでー?迷子なのに?」

+

八咫「えー……じゃあ他なんか探してー」
またまんじゅう食べてる

雷兎「…………」

+

カズト「……めんどい」

シフォン(シルフィ)「ここにいる誰もが君を責めたりしないし、笑いもしないんだよ~。なら甘えるのも賢い選択だと思うけどね。……じゃあこれをあげるー!」
小さな鈴をポケットから取り出して見せる
ルヴェ「(あいつ……いつのまに持ってたんだ……)」

+

八咫「腹減ったままでええん?」

雷兎「……いらない………」

+

カズト「…………」
ハンバーガーショップに入ってく

シフォン(シルフィ)「まあまあ、そう言わずに~♪」
いつの間にか後ろから抱きついていた!

+

八咫「美味さと面倒さやったら面倒さ優先なんやな」

雷兎「………離せ」

+

カズト「……」
無視した!

シフォン(シルフィ)「やだ~♪」

+

八咫「冷たいなー」

雷兎「………」
引っペがそうとしてる

+

カズト「……」
結局ハンバーガー食べてる
カズト「……うん、まずい」

シフォン(シルフィ)「……ぶー」
素直に離れた
ルヴェ「……あ」
小さく鈴の音が鳴った

+

八咫「うん、あんま美味いとは言えやんな」

雷兎「…………」

+

カズト「……」
でもめっちゃ食べてる

ルヴェ「……あーあ、よく似合っておいでですねぇウサギさん?」
ルヴェが物陰から出てくる
シフォン(シルフィ)「……まあ、それつけてたらリディア姉さんが助けてくれるよ♪僕でもいいけど」
そしてシルフィは戻ってった。ちょっとふらついたシフォンちゃんをルヴェが支える
ルヴェ「頑なに拒否るからそうなるんだよー、可哀想にー」

+

八咫「そんな腹減ってたんや」

雷兎「………………」
そのまままたどっか歩いてく
シフォン「うーん、ルヴェお兄さん〜?」

+

カズト「……」

ルヴェ「…………うん、面白くないやつー。あんなやつほっといて飯食うか」

+

八咫「もー、喋ってやぁ!」

シフォン「お腹空いた〜!早く行こう〜♪」

+

カズト「……食べた」

ディル「あー……!やっぱり腹減った!!!」

+

八咫「ほな、戻るか?」

カルロ「俺だって飯食いに行きたかったんだよ」

+

カズト「……帰るのめんどい」
その場所で寝る体勢

ディル「いや、でもさあ。探すって言っちゃったし、一人だけ放っておくのもあれじゃん?……ガンさん、雷兎いる?」

レンカ「ここ、風呂ねーのかな」
ツェザさんの寝てるベッドに突っ伏してた

+

八咫「えー、寝るん?」

カルロ「俺は探すって一言も言ってねぇけど」
ガンジ「まぁまぁ、気にすんなよ!……あれじゃね?」
前を指さす。ぽい人がいますね

ツェザーリ「……一旦部屋に戻ったらどうだ?風呂でも入ってこい」

+

カズト「気が向いたら帰る」
寝た!(いつものことながら本気では寝ていないけど)

ディル「ん?それっぽいなー、おーい!雷兎ー?」
手を振る

レンカ「あー?だってまあまあ距離あるしなぁ……。そもそも毎日風呂に入れるなんて贅沢の極みだぞお前……」
足元の方に移動して再び突っ伏す。
レンカ「フェオたち帰ってきてから決める。それまで寝てるからなんかあったら起こして」

ミナ「あー食べた!お腹いっぱーい!」
フェオ「うん」
ミナ「でも、なんでシャル姫たちはこの三番町にいたわけ?」

+

八咫「へいへーい」
烏になってカズトさんの頭の上に乗る

雷兎「……………」
ガンジ「お、やっぱりあいつだ!なにしてんだ!とっとと飯食いに行こうぜ!」
カルロ「………なんか音聞こえねぇ?」

ツェザーリ「そりゃ、毎日入るのは贅沢だろうな……。…分かった」

アエリア「美味しかったねー!」
シャルロにひっついてる
シャルロ「…………なんでだっけ……?」
フェオくん見る

+

ディル「んー?鈴みたいな?……腹減ったぁ、雷兎行こうぜ!」
そんなに気にしていない様子

レンカ「……」
こたつに行けばいいのにここで寝てる

フェオ「えっ、だからツェザが……」
リディア「お泊まりたいかーい!」
ミナ「お泊まり大会?」
リディア「あたしのお部屋発掘記念にお泊まり大会するのー!二人もくるー?」
ミナ「えー……」
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