04 深夜編
＊深夜のゲーセン編！
――二日目、夜ターン突入。
カルロ「まぁほっといても笑えるだけだしいいだろ」
トビ「戻ろうか、みんなもそろそろ帰ってくるんじゃないか？」
＊
シフォン「ルヴェお兄さん怖いよ〜」
シラ「ちょ、ちょっと！喧嘩はよくないです！……とりあえず、出ましょう！」
+
ミラ｢わーいごはーん！｣
ヴァニラ｢……雷兎は平気か？風邪引くなよ？｣
＊
ルヴェ｢お前がふざけたとこに連れてくるからだ｣
女子更衣室から出ようとする
+
雷兎「………」
カルロ「よく食うなぁミラは」
＊
シフォン「ほら〜！あれだよ、風がびゅんびゅん吹くの〜♪」
扇風機を指さす
+
ルヴェ｢………………くだらない｣
更衣室から出た。
ミラ｢あ！ルヴェだ！｣
出た先で鉢合わせた
＊
リディア｢こっちこっちー！｣
二番町を歩く
ミナ｢ふーん、ゲームセンターかぁ。面白そうね｣
+
カルロ「あ、ホントだ。……てかなんでルヴェが女子更衣室から出てくんだよ」
＊
アエリア「ゲームセンター？何するところなの？」
+
ルヴェ｢……最悪。やれやれ頭の固いお兄ちゃんじゃないか、このふざけた状況から自慢の洞察力で考えてみなよ。ミラ、なんだその頭おかしい顔は｣
ミラはルヴェに飛びついてる
ヴァニラ｢……さーて、帰ろう｣
ヴァニラとトビさんと雷兎くんはカルロ兄がルヴェの相手してるうちに帰った
＊
ミナ｢まー、娯楽施設ね。お金と時間をむしり取って一時の達成感を得るのに最適な場所よ｣
+
カルロ「まぁ、分からねぇことはねぇ。どうせシフォンに連れ回されてたんだろ？」
シラ「ミラさん……すごい顔です」
シフォン「ホントだ〜♪」
ルヴェさんに抱きつく
＊
アエリア「へぇ……あ、ぬいぐるみだ！」
+
ルヴェ｢はいはいご明察……。お前ら、うざいんだけど？｣
ミラ｢えー……さっきカルロ兄に変なの描かれたんだけど、なんでわかるの！？もう落ちたはずなのに｣
ルヴェ｢そりゃあ、随分意地汚い大人に騙されてんだよ｣
＊
ミナ｢……ふーん、まあまあね｣
リディア｢かわいいでしょー？自家製だよ！｣
ミナ｢……｣
+
カルロ「ははっ」
シフォン「なんかマークみたいなの書いてあるね〜」
＊
アエリア「え！リディアさん、ぬいぐるみ作れるの？」
+
ミラ｢何書いてあるかわかんなーい｣
ルヴェ｢『私がやりました』って書いてあるぞ。どうせお前がなんかイタズラ仕掛けたんだろ｣
ミラ｢……｣
ルヴェ｢わっかりやすいだんまりだなぁ。……つか歩きづらい離れろ｣
ミラ｢やだ｣
＊
リディア｢褒め称えよ！｣
ミナ｢どうせ自分の召喚獣にやらせてるんでしょ？｣
リディア｢そういう鋭いところ大好きよー！｣
ミナ｢……それで三番町は？｣
リディア｢こっちこっちー！｣
緑エリア到着
+
カルロ「イタズラしに来ぜ……てかヴァニラたちいつの間にかいねぇし」
シラ「いったいどんなイタズラを……」
シフォン「やだ〜」
＊
アエリア「召喚獣がそんなことできるんだ……」
+
ルヴェ｢さっきふつーに帰ってったぞ｣
ミラ｢ルヴェはどこ行くつもりだったの？……てかルヴェ温泉入ったの！？ねーねー、お風呂上がりだったら髪いじらせて！三つ編みす……｣
ルヴェ｢うるせぇ｣
頭ぐいってやった
＊
リディア｢召喚獣は有能なのよー。さあこっちー！｣
ドアへたどり着く
ミナ｢……うーん、あとでここ探索してみよーっと｣
+
カルロ「マジかよ……」
シラ「お風呂入ってませんよ……」
シフォン「わぁ、ミラちゃん大丈夫〜？」
ミラちゃんに抱きつく
＊
アエリア「じゃあ私も来ようかなぁ。………次はどんな場所かなぁ！」
ドア開ける
+
ミラ｢いてて……うん！大丈夫！｣
二人が離れたスキにルヴェは歩きだしていた
ルヴェ｢萎えたから帰る｣
＊
ドアの先は……シロツメクサの空間が広がっていた
ミナ｢わあ……｣
+
シフォン「あ、待ってよ〜」
ミラちゃんとシラを引っ張って追いかける
カルロ「はぁ………やれやれだな」
＊
アエリア「わぁ………！」
目を爛々と輝かせる
+
ルヴェ｢……｣
ミラ｢ルヴェー待ってー！｣
部屋に向かった！
＊
ミナ｢これは……クローバー？なんでこんなに｣
リディア｢少し見てく？｣
＊
フェオ｢……｣
ほぼ真っ白のオセロ盤を見て絶句してる
フェオ｢うわあ｣
+
アエリア「凄い………！」
リディアさんの声なんて聞かずに走ってく
＊
ツェザーリ「……面白かったよ、ありがとう」
+
ミナ｢あ、ちょっとアエリアってば！｣
追いかける
リディア｢うーん、ラオくん｣
『みゅ？』
急に現れた
リディア｢あの二人のことよろしくね！あたしは部屋に戻るねー｣
『みゅ！』
リディアは先に行った
＊
フェオ｢負けた……うん、こっちこそありがとう。……どうしてこんなことに！わー｣
思わずツェザさんの上に突っ伏す
+
アエリア「綺麗だなぁ………こんなところにこんなに……！！」
座ってる
＊
ツェザーリ「はは……もう一度やるか？」
+
ミナ｢……はあ、リディア行っちゃったじゃん。アエリアはクローバー、好きなの？｣
アエリアの隣に座る(ちょっとふくれ面)
＊
フェオ｢……もっかい｣
伏せたままちょっとだけツェザさん見た
レンカ｢……ようやるなぁ｣
レンカ戻ってきた
レンカ｢シャルロはまだ寝てるんだな……｣
+
アエリア「うん、大好きだよ！！」
シロツメクサ摘んでる
＊
ツェザーリ「……頭の体操には丁度いい。なんならたたき起こしてもいいだろう……」
+
ミナ｢……わかんないなぁ。こんなクローバー、どこにでも生えてるでしょ？そのクローバーどうするの？｣
『みゅ？』
そこにちっちゃいラオくんも現れた
ミナ｢わあ、かわいいー！｣
すぐに抱っこする(ちょっと苦しそう)
＊
フェオ｢うう、次はもっと多く残したいなぁ｣
レンカ｢いや、がんばって勝てよな。……おーいシャルロー？｣
ゆすってる
+
アエリア「これでね、花の冠を作るんだけど………やり方忘れたなぁ」
シロツメクサこねこねしてる
アエリア「あ、ホントだかわいい〜！こんにちは！」
＊
ツェザーリ「そうだな、勝つ方を望んでくれ……」
シャルロ「………？」
頭あげる。みかん乗ったまま
+
ミナ｢花の冠ねー……｣
ずっとラオくん抱っこしたり高く持ち上げたりしてる
ミナ｢誰なら作れるの？｣
＊
レンカ｢うお、すげえ｣
『ムィ』
そのみかんの上にムーちゃん
フェオ｢……そういえばみかん全部乗ったよ……｣
+
アエリア「私が知ってるのはシャルくらいかなぁ」
まだこねこねしてる
＊
シャルロ「………？あ、ムーだ……」
ツェザーリ「全部乗ったのか……乗せたフェオも凄いし落とさないこいつも凄いな」
+
ミナ｢ふーん……シャル姫ってそんなことできるのねぇ。……それずっといじってたら茎も花もへにょへにょになるわよ？｣
＊
『ムィー』
フェオ｢……いや、シャルロのがすごいでしょ｣
レンカ｢なんで落ちねえんだ……｣
リディア｢へい！皆の衆揃い踏みかい！｣
勢いよくドアが開かれた！その影響でみかんは……？
+
アエリア「絵も上手なのよ！……うーん、そうだね……」
とりあえず諦めた
＊
シャルロ「わ……リディアさん……あっ」
ちょっと揺れてみかんの山崩落
ムーちゃんはちゃんと抱く
ツェザーリ「おっと……」
みかんいくつかキャッチ
+
ミナ｢へえ、見かけによらずぶきっちょじゃないのね意外。……そのへにょ花貸して｣
＊
レンカ｢よっと……｣
他全部回収した
フェオ｢リディ姉！急にどうしたの？｣
リディア｢おーよ！これから飯食いに行かねえか？！ディナー限定オープンのレストランだぜいいえい！｣
フェオ｢ええ……本当に急だなぁ……｣
レンカ｢レストラン？……｣
フェオ｢でもさっきタルト食べちゃったしなぁ……｣
レンカ｢ちゃんとしたもの食った方がいいんじゃね？フェオも、シャルロも、せっかくだし行ってきなよ！｣
フェオ｢えー……でもレンカさんは？｣
レンカ｢アタシはさっき作りすぎた雑炊食っちまって腹いっぱいなんだ。(それにツェザを置いてくのはちょっと偲びねーしな)｣
フェオ｢シャルロはどうする？｣
リディア｢ちなみにリアちゃんも来るんだぜ！｣
+
アエリア「そうなのよね〜！ん……？はい」
へにょ花渡す
＊
ツェザーリ「雑炊余っていたのか………言ってくれればおかわりしたぞ？」
シャルロ「………リアちゃんって……どなたですか？」
ムーちゃんもふもふしてる
+
ミナ｢ありがと。じゃあしばらく目を瞑ってくださいね？｣
へにょ花を受け取ってラオくんをアエリアちゃんに渡す
＊
レンカ｢んん！？え、あ、ごめん、そうだったのか。そりゃ悪いことした……また作ってやるさ！｣
何故かキョドった
リディア｢リアちゃんって、君のよーく知ってるリアちゃんよ！うん、来ればわかるよー！｣
+
『みゅ！』
ラオくんはその腕でアエリアちゃんのほっぺを押してる
ミナ｢……はーい、オッケー目を開けていいですよー｣
そして、目の前に差し出された手の上には先ほどのへにょ花
＊
フェオ｢……あ、もしかしてリアちゃんって……｣
リディア｢よし！話決まったね！そしたらフェオくんとシャルくん！レストランにゴーゴー！！｣
『ムィー！』
ムーちゃんがリディアの肩に乗ると、二人の手を引っ張って部屋から出ていった
フェオ｢わ、ちょっと！？リディ姉！｣
+
アエリア「えへへ………ん？何がしたかったの？」
ラオくんの顔むにむに
＊
シャルロ「………わ……レンカさん、ツェザーリを頼みます………」
ツェザーリ「騒がしいなまったく……。で、レンカは何を慌てているんだ？」
+
ミナ｢さあ、ここからはタネも仕掛けもございません。花冠は作れないけど、天才奇術師ミナの華麗なマジックショーをご覧に入れましょう！｣
片方の手でへにょ花を隠す
ミナ｢これからミナは魔法も使わないでこのへにょ花を再生させてみせますよ？……、……！｣
隠してた手を開くと、シロツメクサの花は元気な状態に戻っていた
＊
レンカ｢本当に騒がしいな！……あ、慌ててないぜ！そっか……おかわりしたかったんだよな！？すぐ作ってきてやるさ！｣
こちらも部屋を飛び出した
+
アエリア「わぁ！凄い……！」
ラオくんの両腕持って拍手
アエリア「ミナちゃん、マジックができるんだね！どうやったの？」
＊
ツェザーリ「おい、別に大丈夫だぞ………」
+
『みゅ！』
ラオくんも嬉しそう
ミナ｢えへへ、それは奇術のタブーでございます！ここからさらに増えますよ。……｣
再び隠して、手を開くとシロツメクサの花は三つに増えていた
＊
ディル｢よーし、ついたなぁ｣
部屋に帰ってくる
ユウラ｢……ん？あ、おかえりか？｣
男子部屋ではユウラの愛剣を熱心に見てるガンジさんがいた
+
アエリア「わぁぁ！！」
めっちゃ目を輝かせてる
＊
ガンジ「………」
熱中しすぎて周り見えてない
+
ミナ｢どうぞ！｣
シロツメクサを三本手のひらに置き、そのままシロツメクサを隠す
＊
ユウラ｢お前一人か？｣
ディル｢いや、ここに一人……｣
フードを指さす
ディル｢あとは、あとからリオさんくるはずなんだけど……こないな｣
+
アエリア「……すごいなぁ……」
興味津々
＊
ガンジ「そこに誰入ってんだ？」
気づいたご様子
+
ミナ｢、……｣
すると、ミナはアエリアちゃんの手を握った
ミナ｢ふふ、じゃあせーので上に腕を上げてね！……せーの！｣
＊
ディル｢ん？アンタは確かガンジだったっけ？……そうそう、ここには太刀丸が入ってんだ｣
ユウラ｢入ってるって……｣
+
アエリア「………」
ミナちゃんの合図に合わせて腕を上げる
＊
ガンジ「おっ、いい記憶力してるな！……なるほど、タチ坊か！じゃあ武器いじりはまた今度だな！」
ユウラさんに剣を返す
+
腕が上がると同時にその手を開く。すると、たくさんのシロツメクサが踊りながら雨のように二人に降り注いだ！
『みゅ！』
ラオくんは嬉しそうにその場を駆け回る
ミナ｢さあご満悦いただけたでしょうか？これにて大団円、天才奇術師ミナのマジックショーはお終いでございます｣
ミナはその場で片腕を前に持ってきて深々とお辞儀をした
＊
ユウラ｢ん、ありがとうな！｣
剣をしまう
ディル｢なんか暖かいところだと寝ちゃうらしくて、ずっと入ってんだよなー｣
ユウラ｢そのフードに入るほど小さいのか……えっとタチ坊？｣
ディル｢太刀丸って言うんだとよ｣
+
アエリア「わあっ……！」
座ったまま見上げてる
アエリア「すごいねミナちゃん！」
拍手してる
＊
太刀丸「………ふぁ……。ん〜……」
ガンジ「起きたんじゃねぇか？」
太刀丸「ちゅろすまだ〜？」
目を擦ってる
+
ミナ｢ふふん、拍手喝采ありがとう！これくらい、朝飯前よ？どお、楽しかった？｣
＊
ディル｢ん？ああ、太刀丸起きたか？｣
ユウラ｢なんか誰かに似てるような……｣
ディル｢おはよー太刀丸ー。コンタの弟だよ｣
ユウラ｢まじか｣
+
アエリア「うん！すっごく楽しかったよ！また見せてね！」
＊
太刀丸「あ、ガン兄だ〜！」
フードから出てガンジに飛びつく
ガンジ「よおタチ坊！相変わらず可愛いなぁ！」
がしがししてる
太刀丸「きょうはね、いっぱいおともだちできたんだよ！それにね、ひつじさんともなかよくなったよ！」
ガンジ「そうか、よかったなぁ！兄ちゃんにも聞かせてやりな！」
+
ミナ｢うん、もちろんよ。今度はチップも用意してほしいな｣
屈託のない笑顔を見せた
ミナ｢さて、と……そんなにここが気に入ったのなら、また遊びに来ましょうか？それよりミナはおなかがすいたわー！｣
＊
(作者の都合によりユウ兄はタッちゃんを知ってたことが発覚したので続けます)
ユウラ｢かわいいな｣
ディル｢そーいやそのお兄ちゃんはどこにいんだろうな？｣
ユウラ｢さあ……まだ帰ってきてないようだが？｣
＊
ルヴェ｢……あのさぁ、なんでそんなに俺の歩みを邪魔したいわけ？｣
ミラ｢邪魔してないよ！ルヴェと手を繋いで歩きたいんだもーん！｣
+
アエリア「気が向いたら用意しとくねー！……そうだね、レストランどこにあるんだろ？」
＊
太刀丸「ユウ兄〜！！きいてきいて！あのね！！」
ガンジに言ったことと同じことを話し始めた！
ガンジ「あいつ、どこに行ったんだ？」
＊
シフォン「そうだよ〜♪」
シラはちょっと離れた後ろ歩いてる
+
『みゅ！』
するとそばにいたラオくんが大きさを変えて二人の前にふせた
ミナ｢……案内してくれるの？ならついでにゆっくり三番町探検もしたいなぁ！｣
二人はラオくんに乗り込んだ
＊
ユウラ｢うん、そっかそっか！そりゃ、よかったな！｣
タッちゃん抱っこする
ディル｢うーん、途中で全然会わなかったしなぁ。ま、そのうちくるだろーよ！｣
＊
ルヴェ｢はーいはい、揃いも揃ってバカばっかりですねー。聞いた俺がおかしかったでーす｣
ミラ｢ふふーん♪普段こんなに手繋いでくれないからたのしーよ！ルヴェって手冷たいよね？｣
ルヴェ｢そりゃあお前、俺は心が優しいっていう証拠だよ。よかったなー心冷たいカルロくんにやったら振り払われていたところだー｣
アエリア「わぁ、大きいのね！……案内よろしくね！」
＊
太刀丸「うん！」
ユウラさんの顔をぺしぺししてる
ガンジ「お前らはどこに行ってたんだ？」
＊
カルロ「悪かったなぁ、冷たい心で！」
シフォン「カルロお兄さんもいい人だよ〜♪」
シラ「とても熱血漢なお方だと思いますが……！」
――二日目、夜ターン突入。
カルロ「まぁほっといても笑えるだけだしいいだろ」
トビ「戻ろうか、みんなもそろそろ帰ってくるんじゃないか？」
＊
シフォン「ルヴェお兄さん怖いよ〜」
シラ「ちょ、ちょっと！喧嘩はよくないです！……とりあえず、出ましょう！」
+
ミラ｢わーいごはーん！｣
ヴァニラ｢……雷兎は平気か？風邪引くなよ？｣
＊
ルヴェ｢お前がふざけたとこに連れてくるからだ｣
女子更衣室から出ようとする
+
雷兎「………」
カルロ「よく食うなぁミラは」
＊
シフォン「ほら〜！あれだよ、風がびゅんびゅん吹くの〜♪」
扇風機を指さす
+
ルヴェ｢………………くだらない｣
更衣室から出た。
ミラ｢あ！ルヴェだ！｣
出た先で鉢合わせた
＊
リディア｢こっちこっちー！｣
二番町を歩く
ミナ｢ふーん、ゲームセンターかぁ。面白そうね｣
+
カルロ「あ、ホントだ。……てかなんでルヴェが女子更衣室から出てくんだよ」
＊
アエリア「ゲームセンター？何するところなの？」
+
ルヴェ｢……最悪。やれやれ頭の固いお兄ちゃんじゃないか、このふざけた状況から自慢の洞察力で考えてみなよ。ミラ、なんだその頭おかしい顔は｣
ミラはルヴェに飛びついてる
ヴァニラ｢……さーて、帰ろう｣
ヴァニラとトビさんと雷兎くんはカルロ兄がルヴェの相手してるうちに帰った
＊
ミナ｢まー、娯楽施設ね。お金と時間をむしり取って一時の達成感を得るのに最適な場所よ｣
+
カルロ「まぁ、分からねぇことはねぇ。どうせシフォンに連れ回されてたんだろ？」
シラ「ミラさん……すごい顔です」
シフォン「ホントだ〜♪」
ルヴェさんに抱きつく
＊
アエリア「へぇ……あ、ぬいぐるみだ！」
+
ルヴェ｢はいはいご明察……。お前ら、うざいんだけど？｣
ミラ｢えー……さっきカルロ兄に変なの描かれたんだけど、なんでわかるの！？もう落ちたはずなのに｣
ルヴェ｢そりゃあ、随分意地汚い大人に騙されてんだよ｣
＊
ミナ｢……ふーん、まあまあね｣
リディア｢かわいいでしょー？自家製だよ！｣
ミナ｢……｣
+
カルロ「ははっ」
シフォン「なんかマークみたいなの書いてあるね〜」
＊
アエリア「え！リディアさん、ぬいぐるみ作れるの？」
+
ミラ｢何書いてあるかわかんなーい｣
ルヴェ｢『私がやりました』って書いてあるぞ。どうせお前がなんかイタズラ仕掛けたんだろ｣
ミラ｢……｣
ルヴェ｢わっかりやすいだんまりだなぁ。……つか歩きづらい離れろ｣
ミラ｢やだ｣
＊
リディア｢褒め称えよ！｣
ミナ｢どうせ自分の召喚獣にやらせてるんでしょ？｣
リディア｢そういう鋭いところ大好きよー！｣
ミナ｢……それで三番町は？｣
リディア｢こっちこっちー！｣
緑エリア到着
+
カルロ「イタズラしに来ぜ……てかヴァニラたちいつの間にかいねぇし」
シラ「いったいどんなイタズラを……」
シフォン「やだ〜」
＊
アエリア「召喚獣がそんなことできるんだ……」
+
ルヴェ｢さっきふつーに帰ってったぞ｣
ミラ｢ルヴェはどこ行くつもりだったの？……てかルヴェ温泉入ったの！？ねーねー、お風呂上がりだったら髪いじらせて！三つ編みす……｣
ルヴェ｢うるせぇ｣
頭ぐいってやった
＊
リディア｢召喚獣は有能なのよー。さあこっちー！｣
ドアへたどり着く
ミナ｢……うーん、あとでここ探索してみよーっと｣
+
カルロ「マジかよ……」
シラ「お風呂入ってませんよ……」
シフォン「わぁ、ミラちゃん大丈夫〜？」
ミラちゃんに抱きつく
＊
アエリア「じゃあ私も来ようかなぁ。………次はどんな場所かなぁ！」
ドア開ける
+
ミラ｢いてて……うん！大丈夫！｣
二人が離れたスキにルヴェは歩きだしていた
ルヴェ｢萎えたから帰る｣
＊
ドアの先は……シロツメクサの空間が広がっていた
ミナ｢わあ……｣
+
シフォン「あ、待ってよ〜」
ミラちゃんとシラを引っ張って追いかける
カルロ「はぁ………やれやれだな」
＊
アエリア「わぁ………！」
目を爛々と輝かせる
+
ルヴェ｢……｣
ミラ｢ルヴェー待ってー！｣
部屋に向かった！
＊
ミナ｢これは……クローバー？なんでこんなに｣
リディア｢少し見てく？｣
＊
フェオ｢……｣
ほぼ真っ白のオセロ盤を見て絶句してる
フェオ｢うわあ｣
+
アエリア「凄い………！」
リディアさんの声なんて聞かずに走ってく
＊
ツェザーリ「……面白かったよ、ありがとう」
+
ミナ｢あ、ちょっとアエリアってば！｣
追いかける
リディア｢うーん、ラオくん｣
『みゅ？』
急に現れた
リディア｢あの二人のことよろしくね！あたしは部屋に戻るねー｣
『みゅ！』
リディアは先に行った
＊
フェオ｢負けた……うん、こっちこそありがとう。……どうしてこんなことに！わー｣
思わずツェザさんの上に突っ伏す
+
アエリア「綺麗だなぁ………こんなところにこんなに……！！」
座ってる
＊
ツェザーリ「はは……もう一度やるか？」
+
ミナ｢……はあ、リディア行っちゃったじゃん。アエリアはクローバー、好きなの？｣
アエリアの隣に座る(ちょっとふくれ面)
＊
フェオ｢……もっかい｣
伏せたままちょっとだけツェザさん見た
レンカ｢……ようやるなぁ｣
レンカ戻ってきた
レンカ｢シャルロはまだ寝てるんだな……｣
+
アエリア「うん、大好きだよ！！」
シロツメクサ摘んでる
＊
ツェザーリ「……頭の体操には丁度いい。なんならたたき起こしてもいいだろう……」
+
ミナ｢……わかんないなぁ。こんなクローバー、どこにでも生えてるでしょ？そのクローバーどうするの？｣
『みゅ？』
そこにちっちゃいラオくんも現れた
ミナ｢わあ、かわいいー！｣
すぐに抱っこする(ちょっと苦しそう)
＊
フェオ｢うう、次はもっと多く残したいなぁ｣
レンカ｢いや、がんばって勝てよな。……おーいシャルロー？｣
ゆすってる
+
アエリア「これでね、花の冠を作るんだけど………やり方忘れたなぁ」
シロツメクサこねこねしてる
アエリア「あ、ホントだかわいい〜！こんにちは！」
＊
ツェザーリ「そうだな、勝つ方を望んでくれ……」
シャルロ「………？」
頭あげる。みかん乗ったまま
+
ミナ｢花の冠ねー……｣
ずっとラオくん抱っこしたり高く持ち上げたりしてる
ミナ｢誰なら作れるの？｣
＊
レンカ｢うお、すげえ｣
『ムィ』
そのみかんの上にムーちゃん
フェオ｢……そういえばみかん全部乗ったよ……｣
+
アエリア「私が知ってるのはシャルくらいかなぁ」
まだこねこねしてる
＊
シャルロ「………？あ、ムーだ……」
ツェザーリ「全部乗ったのか……乗せたフェオも凄いし落とさないこいつも凄いな」
+
ミナ｢ふーん……シャル姫ってそんなことできるのねぇ。……それずっといじってたら茎も花もへにょへにょになるわよ？｣
＊
『ムィー』
フェオ｢……いや、シャルロのがすごいでしょ｣
レンカ｢なんで落ちねえんだ……｣
リディア｢へい！皆の衆揃い踏みかい！｣
勢いよくドアが開かれた！その影響でみかんは……？
+
アエリア「絵も上手なのよ！……うーん、そうだね……」
とりあえず諦めた
＊
シャルロ「わ……リディアさん……あっ」
ちょっと揺れてみかんの山崩落
ムーちゃんはちゃんと抱く
ツェザーリ「おっと……」
みかんいくつかキャッチ
+
ミナ｢へえ、見かけによらずぶきっちょじゃないのね意外。……そのへにょ花貸して｣
＊
レンカ｢よっと……｣
他全部回収した
フェオ｢リディ姉！急にどうしたの？｣
リディア｢おーよ！これから飯食いに行かねえか？！ディナー限定オープンのレストランだぜいいえい！｣
フェオ｢ええ……本当に急だなぁ……｣
レンカ｢レストラン？……｣
フェオ｢でもさっきタルト食べちゃったしなぁ……｣
レンカ｢ちゃんとしたもの食った方がいいんじゃね？フェオも、シャルロも、せっかくだし行ってきなよ！｣
フェオ｢えー……でもレンカさんは？｣
レンカ｢アタシはさっき作りすぎた雑炊食っちまって腹いっぱいなんだ。(それにツェザを置いてくのはちょっと偲びねーしな)｣
フェオ｢シャルロはどうする？｣
リディア｢ちなみにリアちゃんも来るんだぜ！｣
+
アエリア「そうなのよね〜！ん……？はい」
へにょ花渡す
＊
ツェザーリ「雑炊余っていたのか………言ってくれればおかわりしたぞ？」
シャルロ「………リアちゃんって……どなたですか？」
ムーちゃんもふもふしてる
+
ミナ｢ありがと。じゃあしばらく目を瞑ってくださいね？｣
へにょ花を受け取ってラオくんをアエリアちゃんに渡す
＊
レンカ｢んん！？え、あ、ごめん、そうだったのか。そりゃ悪いことした……また作ってやるさ！｣
何故かキョドった
リディア｢リアちゃんって、君のよーく知ってるリアちゃんよ！うん、来ればわかるよー！｣
+
『みゅ！』
ラオくんはその腕でアエリアちゃんのほっぺを押してる
ミナ｢……はーい、オッケー目を開けていいですよー｣
そして、目の前に差し出された手の上には先ほどのへにょ花
＊
フェオ｢……あ、もしかしてリアちゃんって……｣
リディア｢よし！話決まったね！そしたらフェオくんとシャルくん！レストランにゴーゴー！！｣
『ムィー！』
ムーちゃんがリディアの肩に乗ると、二人の手を引っ張って部屋から出ていった
フェオ｢わ、ちょっと！？リディ姉！｣
+
アエリア「えへへ………ん？何がしたかったの？」
ラオくんの顔むにむに
＊
シャルロ「………わ……レンカさん、ツェザーリを頼みます………」
ツェザーリ「騒がしいなまったく……。で、レンカは何を慌てているんだ？」
+
ミナ｢さあ、ここからはタネも仕掛けもございません。花冠は作れないけど、天才奇術師ミナの華麗なマジックショーをご覧に入れましょう！｣
片方の手でへにょ花を隠す
ミナ｢これからミナは魔法も使わないでこのへにょ花を再生させてみせますよ？……、……！｣
隠してた手を開くと、シロツメクサの花は元気な状態に戻っていた
＊
レンカ｢本当に騒がしいな！……あ、慌ててないぜ！そっか……おかわりしたかったんだよな！？すぐ作ってきてやるさ！｣
こちらも部屋を飛び出した
+
アエリア「わぁ！凄い……！」
ラオくんの両腕持って拍手
アエリア「ミナちゃん、マジックができるんだね！どうやったの？」
＊
ツェザーリ「おい、別に大丈夫だぞ………」
+
『みゅ！』
ラオくんも嬉しそう
ミナ｢えへへ、それは奇術のタブーでございます！ここからさらに増えますよ。……｣
再び隠して、手を開くとシロツメクサの花は三つに増えていた
＊
ディル｢よーし、ついたなぁ｣
部屋に帰ってくる
ユウラ｢……ん？あ、おかえりか？｣
男子部屋ではユウラの愛剣を熱心に見てるガンジさんがいた
+
アエリア「わぁぁ！！」
めっちゃ目を輝かせてる
＊
ガンジ「………」
熱中しすぎて周り見えてない
+
ミナ｢どうぞ！｣
シロツメクサを三本手のひらに置き、そのままシロツメクサを隠す
＊
ユウラ｢お前一人か？｣
ディル｢いや、ここに一人……｣
フードを指さす
ディル｢あとは、あとからリオさんくるはずなんだけど……こないな｣
+
アエリア「……すごいなぁ……」
興味津々
＊
ガンジ「そこに誰入ってんだ？」
気づいたご様子
+
ミナ｢、……｣
すると、ミナはアエリアちゃんの手を握った
ミナ｢ふふ、じゃあせーので上に腕を上げてね！……せーの！｣
＊
ディル｢ん？アンタは確かガンジだったっけ？……そうそう、ここには太刀丸が入ってんだ｣
ユウラ｢入ってるって……｣
+
アエリア「………」
ミナちゃんの合図に合わせて腕を上げる
＊
ガンジ「おっ、いい記憶力してるな！……なるほど、タチ坊か！じゃあ武器いじりはまた今度だな！」
ユウラさんに剣を返す
+
腕が上がると同時にその手を開く。すると、たくさんのシロツメクサが踊りながら雨のように二人に降り注いだ！
『みゅ！』
ラオくんは嬉しそうにその場を駆け回る
ミナ｢さあご満悦いただけたでしょうか？これにて大団円、天才奇術師ミナのマジックショーはお終いでございます｣
ミナはその場で片腕を前に持ってきて深々とお辞儀をした
＊
ユウラ｢ん、ありがとうな！｣
剣をしまう
ディル｢なんか暖かいところだと寝ちゃうらしくて、ずっと入ってんだよなー｣
ユウラ｢そのフードに入るほど小さいのか……えっとタチ坊？｣
ディル｢太刀丸って言うんだとよ｣
+
アエリア「わあっ……！」
座ったまま見上げてる
アエリア「すごいねミナちゃん！」
拍手してる
＊
太刀丸「………ふぁ……。ん〜……」
ガンジ「起きたんじゃねぇか？」
太刀丸「ちゅろすまだ〜？」
目を擦ってる
+
ミナ｢ふふん、拍手喝采ありがとう！これくらい、朝飯前よ？どお、楽しかった？｣
＊
ディル｢ん？ああ、太刀丸起きたか？｣
ユウラ｢なんか誰かに似てるような……｣
ディル｢おはよー太刀丸ー。コンタの弟だよ｣
ユウラ｢まじか｣
+
アエリア「うん！すっごく楽しかったよ！また見せてね！」
＊
太刀丸「あ、ガン兄だ〜！」
フードから出てガンジに飛びつく
ガンジ「よおタチ坊！相変わらず可愛いなぁ！」
がしがししてる
太刀丸「きょうはね、いっぱいおともだちできたんだよ！それにね、ひつじさんともなかよくなったよ！」
ガンジ「そうか、よかったなぁ！兄ちゃんにも聞かせてやりな！」
+
ミナ｢うん、もちろんよ。今度はチップも用意してほしいな｣
屈託のない笑顔を見せた
ミナ｢さて、と……そんなにここが気に入ったのなら、また遊びに来ましょうか？それよりミナはおなかがすいたわー！｣
＊
(作者の都合によりユウ兄はタッちゃんを知ってたことが発覚したので続けます)
ユウラ｢かわいいな｣
ディル｢そーいやそのお兄ちゃんはどこにいんだろうな？｣
ユウラ｢さあ……まだ帰ってきてないようだが？｣
＊
ルヴェ｢……あのさぁ、なんでそんなに俺の歩みを邪魔したいわけ？｣
ミラ｢邪魔してないよ！ルヴェと手を繋いで歩きたいんだもーん！｣
+
アエリア「気が向いたら用意しとくねー！……そうだね、レストランどこにあるんだろ？」
＊
太刀丸「ユウ兄〜！！きいてきいて！あのね！！」
ガンジに言ったことと同じことを話し始めた！
ガンジ「あいつ、どこに行ったんだ？」
＊
シフォン「そうだよ〜♪」
シラはちょっと離れた後ろ歩いてる
+
『みゅ！』
するとそばにいたラオくんが大きさを変えて二人の前にふせた
ミナ｢……案内してくれるの？ならついでにゆっくり三番町探検もしたいなぁ！｣
二人はラオくんに乗り込んだ
＊
ユウラ｢うん、そっかそっか！そりゃ、よかったな！｣
タッちゃん抱っこする
ディル｢うーん、途中で全然会わなかったしなぁ。ま、そのうちくるだろーよ！｣
＊
ルヴェ｢はーいはい、揃いも揃ってバカばっかりですねー。聞いた俺がおかしかったでーす｣
ミラ｢ふふーん♪普段こんなに手繋いでくれないからたのしーよ！ルヴェって手冷たいよね？｣
ルヴェ｢そりゃあお前、俺は心が優しいっていう証拠だよ。よかったなー心冷たいカルロくんにやったら振り払われていたところだー｣
アエリア「わぁ、大きいのね！……案内よろしくね！」
＊
太刀丸「うん！」
ユウラさんの顔をぺしぺししてる
ガンジ「お前らはどこに行ってたんだ？」
＊
カルロ「悪かったなぁ、冷たい心で！」
シフォン「カルロお兄さんもいい人だよ〜♪」
シラ「とても熱血漢なお方だと思いますが……！」
