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03 ゲーセン編

ディル「チュロス?きっとそこだな!案内よろしく!」
リオ「お前、都合いいな!?……はあ行くぞ」

ヴァニラ「雷兎がミラの兄にみえてくるな」

フリス「うーん?耳あて?なんかすっごくかっこいい……。でもなかなか取れないんだよね!」
さきほどから挑戦してる

+

太刀丸「ちゅろすってなぁに?」
咲蘭「私も聞いたことありませんね」

カルロ「性格真逆すぎだろ」

ブラン「耳あてにしては硬そう……」
剣太郎「ワイつけれやんと思うけど」
ブラン「(たしかに)……じゃあ俺もやってみよっかな!」

+

リオ「うーん、なんというか……揚げパンみたいなもんかなぁ」
ディル「おいしいんならいいや」

ヴァニラ「それは言えてるな……。年下に好かれやすいのか?というかいくつなのだ……」

フリス「コンちゃんの場合どうやってつけるんだろう?……でももふもふだからそもそもいらない気もする。わーい!やってみて!」
ちょっと腕伸ばしてコンちゃんの耳触ってる

+

太刀丸「あげぱん?」
咲蘭「ですね……食べられるなら大丈夫です」

カルロ「えーっと、たしか俺よりいっこ上だから17だな?」

剣太郎「でも寒い時は寒いんやで!」
ブラン「よーし、やってみる!」
メダル入れる

+

フリス「そうなの?でも寒くて耳がかじかむこととかないよね!そういう寒いときってどうしてるの?」
コンちゃんから離れてUFOキャッチャーの方を見る
フリス「ブランがんばってー!」

リオ「うん、お菓子に近いかもね。おいしいよ!」
ディル「へえ、なるほど……」

ヴァニラ「そうなのか……。お前より年上なのが驚きだが、そもそもお前が16に見えない方に驚けばいいのか?」

+

剣太郎「寒い時はそのまま耐える!!」
ブラン「えー、これどこ掴んだらいいんだ?」

太刀丸「おかし?たっちゃんおかしすき!」

カルロ「………じゃあ俺はいくつに見えんだ?」

+

フリス「えー……よくやるなぁ。そう全然掴む場所ないんだよね!」

リオ「なら気にいるかもな」
ディル「……この二番町、やっぱりカラフルだなぁ」

ヴァニラ「ふむ……ディルと同じくらいだとは思ったが。奴よりも年下だったのだな」

+

剣太郎「男は黙って我慢や!」
ブラン「俺は我慢しませんけど……。まぁいいや、試しにどこか掴んでみよう」
アーム降ろす

咲蘭「目がチカチカしますね」
太刀丸「ちかちか!」
ディルさんのフードに入る

カルロ「むしろ俺はあいつのが歳上なのが認められねぇな……」
トビ「カルロくんが真面目すぎなだけじゃないか?年頃の男の子はあんなものだよ!」
カルロ「年頃ってなんだよ…」

+

フリス「あはは、いいんじゃない?コンちゃんっぽいから」
アームが箱を掴むが……傾いただけで終わった
フリス「うーん、難しいね……」

ヴァニラ「年頃かどうかはわからんが……ディルは阿呆だからな。……トビの言うことも最もだろう」

+

剣太郎「せやろ!」
ブラン「難しいなぁ………」
剣太郎「これ機械ごと揺らしたら落ちるんちゃう?」

トビ「ほらね!」
カルロ「真面目すぎって言われても、普通にしてるだけだし」
トビ「私にはコンタくんやシャルロくんの方が16っぽく見えるね!」

+

フリス「それは……どうなんだろう……」

ヴァニラ「(同い年に思えないなぁ)安心しろ、ルヴェよりは年下だとは思っていたから」

+

剣太郎「よし、試してみよ」
機械ドンドンしてる
ブラン「ちょっと……何してるんですか……」

カルロ「それって安心できることなのか?」

+

フリス「これで落ちるかなぁ」
その時、辺りにけたたましい音が鳴り響く。なんだか前に聞いたことあるような……
フリス「えっ何!?なんの音!?」

ヴァニラ「違うか?」

+

剣太郎「……?なんや、やかましいなぁ」
ブラン「あっ、この音は」
とても嫌な予感

カルロ「なんも言えねぇわ」

+

そうそのまさかである!
武装したラビーがどこからともなくわんさか現れた!
フリス「えっ、え?何これ……」

ヴァニラ「そうか……」

ミラ「温泉までついたよー!」
温泉の前で手を振る
ミラ「どこかなー休憩室?」
ベンチに座って足パタパタしてる

リオ「ここかな」
ディル「おーこれがチュロス!……太刀丸、もう出てきてもいいぞ!ついたぜ!」
すごく小さいお店だった!座る場所はベンチくらい

+

剣太郎「なんやこのイヌッコロは……ワイと腕試ししたいんやな!」
刀構える
ブラン「犬じゃなくて兎ですし!?腕試ししたいわけじゃないですよ……」

カルロ「休憩室に行くのに元気なやつだ……」
トビ「えーっと……」
探してる

太刀丸「…すぅ……」
寝息立ててる
咲蘭「どうやら、寝ているようですね」

+

フリス「え、なんかヤバそう……やっぱり揺らさない方がよかったかな?」
ラビーは三人に近づくと……数人がかりで三人を持ち上げた!
フリス「わあっ!?ちょっと!?」
そのまま運んでく

ヴァニラ「もう少し進んだところだろう。確か横開きのドアがあったと思うのだが……」

ディル「寝てる?まじかよ、そこで寝られると結構重いんだけど……ま、いっか」
リオ「いいのか」
ディル「コンタと違って可愛いやつだなぁ!」
リオ「……チュロス、一つメダル一枚だそうだよ?」
ディル「あ、じゃあオレ座ってるからさ。オレと太刀丸の分買ってきてくんね?」
リオ「はいはい」

そんな時遠くからけたたましい音が聞こえてきた(コンちゃんがUFOキャッチャーゆらした)
ディル「……?なんの音だろ……太刀丸、大丈夫か?」

+

剣太郎「えー、揺らしたらあかんかったん?……このイヌッコロ、力持ちやなぁ!」
ブラン「感心してる場合じゃないですよ!?どうにかしないと」

カルロ「あ、あれじゃね?」
見つけたご様子

咲蘭「すみません、ディルさん。………何事でしょう?」
太刀丸「……ん〜………」
もぞもぞしてるけどまだ寝てる

+

フリス「えー……どこまで運ばれるんだろう……」
とか言ってるうちに、三人は二番町の入り口前にぽいちょされた
フリス「わあ……あれ、ここって来たところ?」

ヴァニラ「そうだな。そこだ」
ミラ「わーい!一番乗りー!」
ドアを開ける
ミラ「……なんかかいてあるー?」
ヴァニラ「ん?『土足厳禁』……つまり靴を脱ぐのか?」
休憩室とは和室だった!中は森をイメージしたアロマが焚かれているらしい

ディル「うーん……誰かがリディ姉でも呼んだのかなぁ?わかんね、遠いし大丈夫じゃないかな?……まだ寝てんのか、よく寝るなー」

+

剣太郎「おー、扱い雑っ」
ブラン「やっぱり揺らしたのがよくなかったんですよ……」
剣太郎「よし、もっかい入ろ」
侵入!

カルロ「……あー、こういうのか。コンタとこの宿もこんなもんだから慣れっこだな」
靴脱ぐ
トビ「変わった香りもするね?」

咲蘭「まぁ物騒なことは起きないと思いますし……。はしゃいでいたし、疲れたのでしょう」

+

フリス「……しばらくは見つかったら追い出されそうだね!」
コンちゃんのあとに続く。言葉と裏腹に楽しそうである

ミラ「靴脱ぐのー?」
靴ぬいでぽいちょ
ヴァニラ「……いや、せめて揃えろ」
直してる

ミラ「いい香りー!わー!」
畳に寝っ転がる
ミラ「雷兎も雷兎もー!」
ヴァニラ「変わった造りだな」

ディル「そうだねー!本当に子どもなんだなぁ……。咲蘭ちゃんもコンタのギルドのメンバーなの?」

+

剣太郎「見つからんように行くんや〜」
ブラン「はぁ、何を考えてるんだか」

雷兎「………」
あぐらかいて座る
カルロ「いいな、やっぱりこういうのは」
トビ「ここにいると落ち着くね」

咲蘭「いえ、私はメンバーではありません」

+

フリス「えへへ、だって楽しいよ?」
先行く三人の前方にラビーの姿が!

ミラ「いくら転がっても怒られなーい!」
ヴァニラ「……なかなかいいものだな」
正座して目を閉じる。どこからかししおどしの音も聞こえる

ディル「そうなんだ?じゃあコンタたちとはどんな関係なの?……太刀丸とは家族みたいなもんっつってたよね、そういうものかな?」

+

剣太郎「あ、イヌッコロや!」
物陰に隠れる
ブラン「なんか、ドロボウみたいですよ?」

カルロ「マジでリディアの趣味がわからねぇわ」

咲蘭「私が剣太郎にお世話してもらっています」

+

フリス「このスリルがいいんだよ」
キャスケットを深く被る
フリス「……目的は、ムーちゃんぬいぐるみの奪取!さっきの場所にせっかく取ってもらったぬいぐるみ置いてきちゃったんだ……」

ミラ「趣味というか、今はこういうのが好きなんじゃないかなぁ!リディ姉こないだは水玉の部屋が好きって言ってたし」

ディル「咲蘭ちゃんが?」

+

ブラン「はぁ………って置いてきちゃったの!?」
剣太郎「やかましい!声でかいわ!」
ブラン「剣太郎さんもうるさいですよ!?」

カルロ「マジでよくわかんねぇな?」
トビ「気分によるってやつだね!」

咲蘭「はい。私は元々アサシンでして……。お姫様を狙ったところを剣太郎に捕まりまして。私は本当は処刑されるはずだったんですが、剣太郎が助けてくださったのです」

+

フリス「二人とも声でかいよ!そんなことしてたら……」
三人の前にラビーがいた
フリス「わーー!!!」
スタート地点に戻る▼

ミラ「そうそれー!……でもここ落ち着くね。うーんお腹すいてきたなぁ」

ディル「アサシン?まじかぁ。そっか、あいつだいぶ心広いもんな!……良い奴だな」

+

ブラン「………」
剣太郎「………よし、もっかい行くか」
ブラン「めげないですね」

トビ「もうそろそろ晩御飯の時間かな?」
カルロ「俺もハンバーガーくらいしか食ってないしな」

咲蘭「はい、とてもいい方です」

+

フリス「ゴーゴー!」

ミラ「わあーおなかすいたー」
畳の上ゴロゴロしてる。雷兎くん文句言ってもいいのよ、あんなにお寿司食べたのに

ディル「へへ、本当にバカがつくほどのお人好しだな!ちくしょー、こんなにかわいい子に好かれてるなんてコンタが羨ましいぜ!」
リオ「ほら買ってきてやったぞ」
ディル「お、サンキュー」
チュロスを投げ渡す
リオ「咲蘭ちゃんも、ほら」
渡す

+

剣太郎「………」
ゆっくり入ってく

雷兎「………」
カルロ「ミラのことだから、どうせ昼に食いまくったんじゃねぇのか?」

咲蘭「………ありがとうございます。ですが、食べ物は投げてはいけません」

+

フリス「今度こそ……。よし、さっきのラビーはいないみたいだね」
そろそろ歩く

ミラ「えっとね、おすし?をいっぱい食べたよ!おいしかった!その前は親子丼を食べたよー!」

ディル「やーい咲蘭ちゃんに怒られてやんのー」
リオ「う、いつものクセで……ごめん!でもチュロスはおいしいから食べてくれ」
食べてる

+

ブラン「はぁ……」
剣太郎「てか、あのイヌッコロ叩き殺した方が早ない?」

カルロ「やっぱりか……」

咲蘭「太刀丸が見ていたらどうするのですか、真似してしまうでしょう?」
チュロス食べてる

+

フリス「えっ、殺すのはさすがにかわいそうじゃないかな……」
三人のちょっと遠くをラビーが横切った
フリス「わっ」
物陰に隠れる

ミラ「えへへー!……カルロ兄とトビさんは何が一番好きなの?」

リオ「ごめんて……」
ディル「そーだそーだ!」
リオ「お前はちょっと黙ってろよ!……つかまだ寝てるんだな」

+

剣太郎「嘘やて」
ブラン「なんなんだこれ……遊びに来たんじゃなかったの?」

カルロ「俺は魚が好きだな」
トビ「私はパンがすきだね!ヴァニラちゃんは?」

咲蘭「太刀丸は暖かいところが好きですからね。ディルさん、重いなら太刀丸を起こしますが大丈夫ですか?」

+

フリス「よかった……。これはこれで面白いからいいんじゃないかな!……えっと、耳あてのあるUFOキャッチャーだったよね」

ヴァニラ「……」
ミラ「魚ってあんまり食べたことなーい!あ、でもパンはねおばさまが作ってくれるものが好きだよ!おいしいの!」
ヴァニラ「……」
ミラ「私はねー、木の実が好きー!あとシチュー!雷兎はお肉が好きなんだって!」
ヴァニラから返答はない

ディル「うん、ありがとう咲蘭ちゃん!でもこれぐらい大丈夫さ!それにせっかく暖かいのに起こしちゃったら可哀想だろ?」
リオ「でもチュロス冷めちゃうぞ?」

+

剣太郎「せやで!なんでも楽しまな!」
ブラン「はぁ………」

カルロ「うん、お前の好きな物は分かったから」
トビ「あれ、ヴァニラちゃんは寝ているのかな?」

咲蘭「そうですね……どうしましょうか」

+

フリス「うーん……どのへんだったかなぁ」
遠くからラビーがこちらに向かって歩いてくる!
フリス「わわ、隠れよう!」

ミラ「……?」
ヴァニラはコクンと首を揺らした。どうやら寝てるらしい
ミラ「……寝てるー」

ディル「うーん?」
リオ「やっぱり起こそうか?」
ディル「可哀想じゃね?それにそろそろご飯食べに行くから、チュロスはまた今度にするか?」

+

剣太郎「うお」
ブラン「骨が折れるなぁ」
隠れる

カルロ「疲れてんじゃねぇのか?」
トビ「かもしれないねぇ」

咲蘭「いつでも食べに来られますし、そうしますか」

+

フリス「……なんか増えてるよね?うーんどうしよう。とにかく場所を探さないと進めないよねえ」
反対側から歩いていく

ミラ「……えへへ、おつかれさま、かな?」
隣に座ってヴァニラに寄り添う

リオ「そうだね」
ディル「じゃあーひとまず二番町から出ようか。ここはうるさいから起きちゃうかもだし」

+

剣太郎「適当に歩いてたら見つかるやろ!」

トビ「こういうの見てるとイタズラしたくなるね〜」

咲蘭「次はどこに行くんですか?」

+

フリス「そうだね!」

ミラ「…………」
ミラは何も言わない。……僅かに目が輝いているように見えなくもない

ディル「ご飯食べに行こー」
リオ「どこかあるか……?」
ディル「……うーん、ま、テキトーに」
リオ「……なら紫のエリアから通って行こうか?どうやら紫のエリアから別の空間に道が続いてるらしいから、何かあるかもしれないよ?」

+

ブラン「はぁ……そんなにあの耳あてが欲しいの?」

トビ「まぁいいか!もう少し寝かせておこう!後でイタズラしようかな!」
カルロ「はぁ……」
お茶飲んでる
雷兎「………」
壁にもたれて寝てる
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