03 ゲーセン編
ヴァニラ「お、お話し……何の話をしようか?」
フリス「えっと、ヴァニラたちはここで何をしてたの?」
+
シラ「はい、しっかりと白いもふもふが見えます!」
*
咲蘭「子守りですね。まぁ、そういう訳なんで、会った時はよろしくお願いしますね」
*
カルロ「ええー。俺は稀なケースじゃないのかよ」
ブラン「もう慣れてきそうですよ」
太刀丸「なにしてたのー?」
+
ディル「うん……、歩けそう?」
*
リオ「はーい、任されました。……お、すごい!手球が落ちずに三つ落とせてる!上達早いな」
*
ヴァニラ「カルロはひどく稀だ。……瞳の色が変わると魔法が使えなくなる。学者が集って調べたがるほど稀なケースだ」
フリス「本当にカルロなの……?シャルロじゃないんだね?」
ヴァニラ「それはそうと……わたしたちは今から帰るところだ。リディアのところでしばらくお茶していたからな」
+
シラ「はい!………多分」
*
咲蘭「よく分からないですけど、ずっとやっていたらこうなりました」
*
カルロ「カルロだっつーの!どうやったら信じてくれんだよ!?」
ブラン「はは……。ヴァニラさん、お茶というか召喚獣に遊ばれてませんでした?」
+
ディル「いや、歩きづらいよねきっと……なら」
シラちゃんの手をとる
ディル「オレがぶつかんないように案内するよ。どうかな?」
*
フリス「わかったわかった!大丈夫、信じるよ!」
ヴァニラ「……コホン、真実を濁して伝えたのだ」
フリス「そっか」
フリスは何があったかを察した!
*
リオ「……なかなかすごい才能じゃないかな?」
+
シラ「あ、ありがとうございます……!」
*
カルロ「はぁ……」
ブラン「濁し方がなんとも言えませんけど」
太刀丸「むーちゃん!」
ひつじのぬいぐるみ指さす
*
咲蘭「この才能が役に立てばいいんですけどね」
+
ディル「うん!……さあて、どんなものが見たいですかお嬢様?」
*
ヴァニラ「何……?」
再びブランの後ろへ避難
フリス「あ、そうそう。このぬいぐるみ、ムーちゃんみたいだよね!……これも取れるのかな?」
*
リオ「それもそうだけどね。……そういえば咲蘭ちゃんはこの後何するとか決めてる?ボクはパーッと見て回ったらご飯どこで食べよっかなって探すつもりだけど」
+
シラ「お、お嬢様なんて……!」
ダブルひつじで顔見えないけどちょっと赤い
*
ブラン「だから俺を盾にしないでください……」
カルロ「ホントだ、ひつじのぬいぐるみがあるぞ」
太刀丸「むーちゃんと遊ぶ〜!」
じたばた
ブラン「ちょっと待ってね……。これ、さっき貰ったメダル入れたらできるのかな?」
メダルを入れてみる
*
咲蘭「いえ、特に決めてませんが……」
+
『ムィ?』
ディル「あはは、シラちゃんはかわいいね。あっちに装飾品みたいなのもあるな、行ってみよっか?」
*
ヴァニラ「はっ……。……いや待て、その羊のぬいぐるみはこの箱の中から出てくるのか?」
フリス「どうだろう」
ヴァニラ「……なるほど」
そぉーと後ずさりしてる
*
リオ「そうか。そういえばここの温泉には行ってみた?一応温泉宿らしいから、一番街に露天風呂があるんだけど、なかなか気持ちいいよ!せっかくだから行ってみたらどうかな?」
+
シラ「冗談はやめてくださいよ〜………行ってみたいです〜」
*
ブラン「これ、どうやんだろ?」
スイッチ適当にポチる
*
咲蘭「そうなんですか?……晩にでも行くことにします」
+
ディル「よし、じゃあ行こっかー!」
*
ボタンを押すとアームが動きはじめる
フリス「わ、動いた!?」
もう一つのボタンを押すとアームは何もないところを掴んで、元の場所に戻った
ヴァニラ「……なにやら奇妙な動きをするな」
ヴァニラは遠い
*
リオ「うん、いつでも入れるみたいだから。いいんじゃないかな?」
+
シラ「ありがとうございます……!」
*
ブラン「なるほど……これで掴むんだな?」
もう一回コイン入れてぬいぐるみを狙う
カルロ「そんなに警戒しなくてもいいだろ……」
*
咲蘭「………はい」
+
フリス「わあ……。その動くやつで掴むの?難しそう……」
すごく楽しそうに見てる
ヴァニラ「……いや、ぬいぐるみは……毛がもこもこしてるだろう?動かない分マシではあるが……」
*
リオ「……。あーそっか……、このあとなんもないなら一緒に行く?それともコンタたちと一緒のがいいか?」
+
ブラン「よし、ここだ!」
ひつじのぬいぐるみの上でアームを降ろす
カルロ「どこまで嫌いなんだよ」
太刀丸「むーちゃんもこもこしててかわいい〜」
*
咲蘭「………しばらく剣太郎は遊んでそうですしね。ご一緒させていただきます」
+
フリス「おおお……!」
アームはぬいぐるみを掴んで持ち上がった!
フリス「すごいね!これでゲット……」
しかし、途中でぬいぐるみは落ちてしまった!
フリス「あーー!うそ、落ちた!」
*
リオ「あー、確かにコンタ、ゲームにハマってそう……。負けず嫌いっぽいからメダルの対戦ゲームとかに煽られてそう。なら、しばらくよろしくな!……まあ、途中で誰か誘ってもいいし、のんびり行こっか」
ビリヤードのキューを片付ける
+
ブラン「うーん、惜しいなぁ」
太刀丸「もっかいもっかい!」
ブラン「はいはい……次こそは」
同様にアームを動かす
*
咲蘭「でしょうね。……こちらこそよろしくお願いします」
+
ヴァニラ「……カルロ、あいつらが盛り上がってるうちにここから出ないか?」
フリス「ブラン!ファイト!」
*
リオ「ああ。……でもまだ行かないから、気が済むまでやってても大丈夫だよ!」
+
カルロ「そうだな……俺もディルに見つけられたら嫌だし」
太刀丸「ふぁいとー!」
ブラン「えい」
アーム降ろす
*
咲蘭「じゃあ、稼いで行きます」
ダーツにめっちゃメダル賭けた!
+
ヴァニラ「……わたしはこの場から早く去りたい……」
そして二人は逃げるようにその場を後にした
フリス「次はどうだろう……」
降りたアームは再びぬいぐるみを掴み、動きはじめる
フリス「掴んだ!」
*
リオ「おお……すごい大胆だね」
ラビーがダーツの矢を渡す
+
ブラン「よし、いけ!」
めっちゃ盛り上がる
*
咲蘭「何度もやるのは面倒ですからね」
+
フリス「行けるかな!?」
ぬいぐるみは落ちる穴の近くまで来ると……ちょっとずれて、アームが開く前に落ちた!なんと穴の手前で落ちた
フリス「わあー!!惜しい!」
*
リオ「……うーん、それも一つの方法だろうけどね。目的がすり替わってる気がしないでもない」
+
ブラン「む、難しいなぁ……」
再挑戦
*
咲蘭「メダルは太刀丸にでもあげます」
+
フリス「次はきっとうまくいくよ!」
ディル「あれ?フリスじゃん!フリスも来てたのか!」
シラちゃんの手を引いてディル登場!
*
リオ「もう何のためにダーツ投げるのか……。うん、どうぞ投げてください」
+
ブラン「あ、ディルさん……」
シラ「フリスさんがいるのですね……なるほど」
ブラン「シラちゃんはいったいどういう状況かな?」
太刀丸「むーちゃん!むーちゃんふたりいる!」
じたばた
*
咲蘭「もうゲームする気ないので………オモチャを買ってあげるようなものです」
ダーツを投げる
+
『ムィムィ』
ディル「フリスとブランもいるな!……と、フリスが抱えてるのは?」
フリス「タッちゃんだよ!太刀丸くんっていうの」
ディル「へえ、かわいいな!」
タッちゃんをナデナデする
*
リオ「……なるほど」
咲蘭姉の投げたダーツの矢は、面白いようにど真ん中へ突き刺さった!ファンファーレが鳴り響く
リオ「あれ、もしかしてこれ……」
矢は的の真ん中にある。メダルが10倍になって返ってきた!
*
――脱衣所
ミナ「えへへ、やっぱりかわいいね!」
新しい浴衣に着替えていた
+
太刀丸「えへへ……お兄ちゃん、遊ぼ!」
ディルさんに飛びつく
シラ「片方はムーさんじゃないですけど……」
ブラン「………片方持ってあげるよ」
ムーちゃんを抱える
*
咲蘭「……かなり増えましたね。太刀丸も喜びそうです」
*
アエリア「だね〜!ミナちゃん、似合ってるよ!」
+
ディル「おおー、いいぜ!何して遊ぶ?」
『ムィ?ムィ!』
ブランくんにスリスリ
フリス「今ブランががんばって取ってるのと大きさが全然違うね!大きい……すごいね、シラちゃんが取ったの?」
*
リオ「わあ、すげえ……無欲の勝利だな」
驚いてる。あんまりに多いので小さなミニバッグにメダルを入れてそのまま渡している
リオ「じゃあ行こうか?途中でその太刀丸くんに会えるといいけど」
*
ミナ「でしょー?アエリアもかわいいー!……あ、そうだ髪の毛乾かしてー」
どこまでもわがままである
+
シラ「両方、ディルさんが取ってくれたんです!」
ブラン「(この召喚獣も取ったのね)」
太刀丸「追いかけっこしたいー!」
勝手に走り出した
*
咲蘭「ですね……フリスさんと一緒にいると思うのですが」
*
アエリア「えへへー、ありがとー!……オッケーイ!」
+
『ムィー』
ディル「あ、おい太刀丸!」
追いかける
フリス「ディルー、タッちゃん速いから気をつけてね!」
ディル「おっけい!がんばる!!」
フリス「行っちゃった……」
*
リオ「このゲームセンターに来てんのか、なら出会えるかもしんないな」
移動する
*
ミナ「ねーアエリアー。このあとどうするー?少し早いけどミナおなかすいたー!」
+
ブラン「相変わらず元気な子だな〜……」
*
咲蘭「走り回ってそうですから、すぐに会えるかも…」
*
アエリア「晩御飯にする〜?」
+
フリス「(もうちょっとだっこしてたかったけどなぁ)……そうだブラン、こっちのムーちゃん取れそう?あたしのメダルも使っていいよ!」
*
ミナ「しよー、しよー!今度こそバイキング食べれるよね!……まだダメっていうならミナがこの宿吹き飛ばしてやる!」
+
シラ「お二人もムーさんを取っているのですか?」
ブラン「うん……。大丈夫、メダルまだまだあるし!」
メダルを入れる
*
アエリア「いやいや、宿吹き飛ばしちゃったらバイキングも何もなくなるよ…」
フリス「あ、でも……無理して取らなくても大丈夫だよ!すごいな……ディルはどうやって取ったんだろ。……そういえば、いつの間にヴァニラとカルロがいないね」
*
ミナ「ま、そーよねぇ。まさか本当そんなことしないわよ!あのリディアとか言う奴には喧嘩売りたくないしー」
+
ブラン「いいんだ、別にやりたいゲームないし……よし……」
シフォン「お兄ちゃーーーん!!」
ブラン「ぎゃあああ」
猛烈タックル!誤ってアームを降ろしてしまった!
シラ「あ……」
剣太郎「……なんやってんねん」
*
アエリア「リディアさんねー、強そう!」
フリス「あっ……。シフォンちゃん!コンちゃんはさっきぶりだね!」
*
ミナ「強いっていう次元を越えてるわよ……何者なのあいつ……」
リディア「あたしはあたし!天下無敵のリディアンデリシャスなのよ!」
ミナ「きゃあっ!?」
リディアが現れた!▼
ミナたちはどうする?▼
たたかう
アイテム
とくぎ
>にげる
しかし回りこまれてしまった!▼
しかし回りこまれてしまった!▼
(そもそも乾かしてるのだから動けない)
+
シフォン「フリスちゃ〜ん!何してるの〜♪」
フリスちゃんに抱きつく
剣太郎「さっきぶりやなぁ」
シラ「あれ?シフォンさんから……何かおかしい感じが」
剣太郎「そうか?……あれ、タチどこいったん?」
きょろきょろ
ブラン「はぁ………あ、ぬいぐるみ掴んでる」
*
アエリア「きゃっ!?リディアさん!?……どうしてここに?」
+
フリス「えへ、シフォンちゃんは相変わらずだなぁ!おかしい感じ?何も感じないけどな。タッちゃんならディルと追いかけっこしに行っちゃったよ」
*
リディア「へへーん!二人が楽しそうにしてるから味噌汁ほっておいてやってきたわ!」
ミナ「……くだらない。耳を貸すだけ無駄ね」
リディア「そーんなドライアイス言わないで!じゃ、あたしがリアちゃんの髪乾かしてあげる!……あ、ちなみにリアちゃん呼びのがかわいいことに30分前気づいたからリアちゃん呼びにしてみました」
ミナ「……」
+
シフォン「えへへ〜♪」
シラ「何かこう……取り憑いているというか……」
ブラン「こわっ」
剣太郎「追いかけっこ……まぁた走り回っとんのか……」
*
アエリア「味噌汁美味しくなくなっちゃうよ?……え、いいの?ありがと〜!」
+
フリス「えー……シフォンちゃんは大丈夫なの?」
フリスに抱きついたまま、シフォンちゃんは少しだけいたずらっぽく笑うとシラちゃんとブランくんを見た。すぐに戻った
フリス「タッちゃんて走るの好きなんだね!あたしも好きだよ」
*
リディア「問題ないわ!あとで蘇生術でもかけておいしくいただくから!……リアちゃんは立ったままでいいかな?」
ミナ「……」
+
シフォン「うん、大丈夫だよ〜♪」
シラ「………うーん」
ブラン「まぁ、大丈夫だよ……ディルさん以外」
剣太郎「タラシあかんのか……。すぐ追いかけっこしたがるからなぁ。迷子に何回なったことか」
*
アエリア「へぇ、そんなことできるんだ!いいよ、立ったままで〜!」
+
フリス「ブランはシフォンのこと何か知ってるの?というかディルが大丈夫じゃないって、いったい何があったんだか……そろそろ女性に刺された?」
呆れてる
フリス「うーん、迷子になりそうだねタッちゃん。まあディルなら大丈夫じゃないかな?」
*
リディア「あたしにかかればお茶の子そいそい!」
ミナ「……なんで普通に会話できてんのよこのキチガイと」
リディア「そうそう、バイキングは明日の朝復活できると思うんだーごめんね!」
ミナ「……どこから聞いてたのこの人」
リディア「代わりと言ってはなんだけど!三番町にレストランオープンしようかな!って思ってるよー」
ミナ「レストラン……」
+
ブラン「刺されてはないですけど……まぁ、大丈夫」
シラ「悪いモノには思えないですけどね」
剣太郎「タラシ足速いんやったら大丈夫やけど」
*
アエリア「御茶の子さいさいね!……そっかー、じゃあ三番町に行く?」
+
フリス「……まあ、命に関わることじゃなきゃへーきでしょ。ディルも足速いと思うけど……あっ、あたしのが速いかも」
*
リディア「ちなみにディナー限定!」
ミナ「いちごパフェとショートケーキがあるんなら考えてあげる」
リディア「あるよー」
ミナ「ふーん……」
+
シラ「命には関わらないですね」
剣太郎「タラシより速いんか……ブランも速いで?」
ブラン「俺の自慢はしなくていいですよ」
UFOキャッチャーやってる
*
アエリア「ケーキがあるの!?じゃあそこにしようよ!」
+
フリス「そうなんだ!ちょっとスピード対決とかしてみたいね」
UFOキャッチャー見てる
*
リディア「おいでおいでー!」
ミナ「アエリアが行くなら……別に構わないわ」
リディア「わーい!」
いつの間にかアエリアちゃんを二つ結びにしてる
+
ブラン「対決だなんてそんな……」
アーム降ろす
*
アエリア「わぁ、二つ結びになってる!シャルに見せたいな〜。三番町、リディアさんも一緒に行こ〜!」
+
フリス「じゃああたしが勝つねー!」
アームがぬいぐるみを掴む
フリス「あ……」
*
ミナ「ミナとお揃いね!」
リディア「ししまい(※姉妹)みたいでベリー(※ベリーグッド)ね!あら嬉しい!一緒に行こー!案内するよー!」
ミナ「調子いいわね」
自分で髪結んでる
+
ブラン「そういうことでいいよ……」
UFOキャッチャー見てる
*
アエリア「うん、よく分からないけど行こー!」
+
フリス「あ、いや、そんな……」
予想外の反応に戸惑う
フリス「……あ」
ぬいぐるみをそのまま持ち運んで……穴に落ちた
フリス「うわあ!すごいねブラン!!おめでとう!」
『ムィー』
*
リディア「行こー♪そういえば浴衣似合ってるね!」
ミナ「当然でしょ!」
*
ルヴェ「……」
UFOキャッチャーで盛り上がるフリスたちを遠くから眺めてる
ルヴェ「やれやれお子様にはああいう低級な方が楽しいんかねぇ」
ベンチに座ってジュース飲んでる
+
ブラン「………お!やっと取れた!」
シラ「ムーさんもおめでとうって言ってます!」
ブラン「じゃあこれはフリスにあげるよ」
フリスちゃんにぬいぐるみ渡す
剣太郎「ワイもやったけどぜんぜん取れやんかったわ…」
シフォン「僕のも取って〜♪」
ブラン「はいはい、ちょっと待ってね」
*
アエリア「えへへ、ありがとう!」
+
『ムィムィ!』
フリス「えっいいの?……ブランありがとう!」
ぬいぐるみを受け取る
フリス「あたしも……やってみようかな?」
ルヴェ「さてと、これ以上いても意味ねえし。帰るか」
+
ブラン「そうだね、やってみなよ」
シフォン「あ、ルヴェお兄さんだ〜!」
シラを引っ張って走ってく
シラ「ちょっと……シフォンさん!?」
剣太郎「あ、どっか行ってもた」
シフォン「ルヴェお兄さん〜♪」
ルヴェさんに抱きつく
フリス「えっと、ヴァニラたちはここで何をしてたの?」
+
シラ「はい、しっかりと白いもふもふが見えます!」
*
咲蘭「子守りですね。まぁ、そういう訳なんで、会った時はよろしくお願いしますね」
*
カルロ「ええー。俺は稀なケースじゃないのかよ」
ブラン「もう慣れてきそうですよ」
太刀丸「なにしてたのー?」
+
ディル「うん……、歩けそう?」
*
リオ「はーい、任されました。……お、すごい!手球が落ちずに三つ落とせてる!上達早いな」
*
ヴァニラ「カルロはひどく稀だ。……瞳の色が変わると魔法が使えなくなる。学者が集って調べたがるほど稀なケースだ」
フリス「本当にカルロなの……?シャルロじゃないんだね?」
ヴァニラ「それはそうと……わたしたちは今から帰るところだ。リディアのところでしばらくお茶していたからな」
+
シラ「はい!………多分」
*
咲蘭「よく分からないですけど、ずっとやっていたらこうなりました」
*
カルロ「カルロだっつーの!どうやったら信じてくれんだよ!?」
ブラン「はは……。ヴァニラさん、お茶というか召喚獣に遊ばれてませんでした?」
+
ディル「いや、歩きづらいよねきっと……なら」
シラちゃんの手をとる
ディル「オレがぶつかんないように案内するよ。どうかな?」
*
フリス「わかったわかった!大丈夫、信じるよ!」
ヴァニラ「……コホン、真実を濁して伝えたのだ」
フリス「そっか」
フリスは何があったかを察した!
*
リオ「……なかなかすごい才能じゃないかな?」
+
シラ「あ、ありがとうございます……!」
*
カルロ「はぁ……」
ブラン「濁し方がなんとも言えませんけど」
太刀丸「むーちゃん!」
ひつじのぬいぐるみ指さす
*
咲蘭「この才能が役に立てばいいんですけどね」
+
ディル「うん!……さあて、どんなものが見たいですかお嬢様?」
*
ヴァニラ「何……?」
再びブランの後ろへ避難
フリス「あ、そうそう。このぬいぐるみ、ムーちゃんみたいだよね!……これも取れるのかな?」
*
リオ「それもそうだけどね。……そういえば咲蘭ちゃんはこの後何するとか決めてる?ボクはパーッと見て回ったらご飯どこで食べよっかなって探すつもりだけど」
+
シラ「お、お嬢様なんて……!」
ダブルひつじで顔見えないけどちょっと赤い
*
ブラン「だから俺を盾にしないでください……」
カルロ「ホントだ、ひつじのぬいぐるみがあるぞ」
太刀丸「むーちゃんと遊ぶ〜!」
じたばた
ブラン「ちょっと待ってね……。これ、さっき貰ったメダル入れたらできるのかな?」
メダルを入れてみる
*
咲蘭「いえ、特に決めてませんが……」
+
『ムィ?』
ディル「あはは、シラちゃんはかわいいね。あっちに装飾品みたいなのもあるな、行ってみよっか?」
*
ヴァニラ「はっ……。……いや待て、その羊のぬいぐるみはこの箱の中から出てくるのか?」
フリス「どうだろう」
ヴァニラ「……なるほど」
そぉーと後ずさりしてる
*
リオ「そうか。そういえばここの温泉には行ってみた?一応温泉宿らしいから、一番街に露天風呂があるんだけど、なかなか気持ちいいよ!せっかくだから行ってみたらどうかな?」
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シラ「冗談はやめてくださいよ〜………行ってみたいです〜」
*
ブラン「これ、どうやんだろ?」
スイッチ適当にポチる
*
咲蘭「そうなんですか?……晩にでも行くことにします」
+
ディル「よし、じゃあ行こっかー!」
*
ボタンを押すとアームが動きはじめる
フリス「わ、動いた!?」
もう一つのボタンを押すとアームは何もないところを掴んで、元の場所に戻った
ヴァニラ「……なにやら奇妙な動きをするな」
ヴァニラは遠い
*
リオ「うん、いつでも入れるみたいだから。いいんじゃないかな?」
+
シラ「ありがとうございます……!」
*
ブラン「なるほど……これで掴むんだな?」
もう一回コイン入れてぬいぐるみを狙う
カルロ「そんなに警戒しなくてもいいだろ……」
*
咲蘭「………はい」
+
フリス「わあ……。その動くやつで掴むの?難しそう……」
すごく楽しそうに見てる
ヴァニラ「……いや、ぬいぐるみは……毛がもこもこしてるだろう?動かない分マシではあるが……」
*
リオ「……。あーそっか……、このあとなんもないなら一緒に行く?それともコンタたちと一緒のがいいか?」
+
ブラン「よし、ここだ!」
ひつじのぬいぐるみの上でアームを降ろす
カルロ「どこまで嫌いなんだよ」
太刀丸「むーちゃんもこもこしててかわいい〜」
*
咲蘭「………しばらく剣太郎は遊んでそうですしね。ご一緒させていただきます」
+
フリス「おおお……!」
アームはぬいぐるみを掴んで持ち上がった!
フリス「すごいね!これでゲット……」
しかし、途中でぬいぐるみは落ちてしまった!
フリス「あーー!うそ、落ちた!」
*
リオ「あー、確かにコンタ、ゲームにハマってそう……。負けず嫌いっぽいからメダルの対戦ゲームとかに煽られてそう。なら、しばらくよろしくな!……まあ、途中で誰か誘ってもいいし、のんびり行こっか」
ビリヤードのキューを片付ける
+
ブラン「うーん、惜しいなぁ」
太刀丸「もっかいもっかい!」
ブラン「はいはい……次こそは」
同様にアームを動かす
*
咲蘭「でしょうね。……こちらこそよろしくお願いします」
+
ヴァニラ「……カルロ、あいつらが盛り上がってるうちにここから出ないか?」
フリス「ブラン!ファイト!」
*
リオ「ああ。……でもまだ行かないから、気が済むまでやってても大丈夫だよ!」
+
カルロ「そうだな……俺もディルに見つけられたら嫌だし」
太刀丸「ふぁいとー!」
ブラン「えい」
アーム降ろす
*
咲蘭「じゃあ、稼いで行きます」
ダーツにめっちゃメダル賭けた!
+
ヴァニラ「……わたしはこの場から早く去りたい……」
そして二人は逃げるようにその場を後にした
フリス「次はどうだろう……」
降りたアームは再びぬいぐるみを掴み、動きはじめる
フリス「掴んだ!」
*
リオ「おお……すごい大胆だね」
ラビーがダーツの矢を渡す
+
ブラン「よし、いけ!」
めっちゃ盛り上がる
*
咲蘭「何度もやるのは面倒ですからね」
+
フリス「行けるかな!?」
ぬいぐるみは落ちる穴の近くまで来ると……ちょっとずれて、アームが開く前に落ちた!なんと穴の手前で落ちた
フリス「わあー!!惜しい!」
*
リオ「……うーん、それも一つの方法だろうけどね。目的がすり替わってる気がしないでもない」
+
ブラン「む、難しいなぁ……」
再挑戦
*
咲蘭「メダルは太刀丸にでもあげます」
+
フリス「次はきっとうまくいくよ!」
ディル「あれ?フリスじゃん!フリスも来てたのか!」
シラちゃんの手を引いてディル登場!
*
リオ「もう何のためにダーツ投げるのか……。うん、どうぞ投げてください」
+
ブラン「あ、ディルさん……」
シラ「フリスさんがいるのですね……なるほど」
ブラン「シラちゃんはいったいどういう状況かな?」
太刀丸「むーちゃん!むーちゃんふたりいる!」
じたばた
*
咲蘭「もうゲームする気ないので………オモチャを買ってあげるようなものです」
ダーツを投げる
+
『ムィムィ』
ディル「フリスとブランもいるな!……と、フリスが抱えてるのは?」
フリス「タッちゃんだよ!太刀丸くんっていうの」
ディル「へえ、かわいいな!」
タッちゃんをナデナデする
*
リオ「……なるほど」
咲蘭姉の投げたダーツの矢は、面白いようにど真ん中へ突き刺さった!ファンファーレが鳴り響く
リオ「あれ、もしかしてこれ……」
矢は的の真ん中にある。メダルが10倍になって返ってきた!
*
――脱衣所
ミナ「えへへ、やっぱりかわいいね!」
新しい浴衣に着替えていた
+
太刀丸「えへへ……お兄ちゃん、遊ぼ!」
ディルさんに飛びつく
シラ「片方はムーさんじゃないですけど……」
ブラン「………片方持ってあげるよ」
ムーちゃんを抱える
*
咲蘭「……かなり増えましたね。太刀丸も喜びそうです」
*
アエリア「だね〜!ミナちゃん、似合ってるよ!」
+
ディル「おおー、いいぜ!何して遊ぶ?」
『ムィ?ムィ!』
ブランくんにスリスリ
フリス「今ブランががんばって取ってるのと大きさが全然違うね!大きい……すごいね、シラちゃんが取ったの?」
*
リオ「わあ、すげえ……無欲の勝利だな」
驚いてる。あんまりに多いので小さなミニバッグにメダルを入れてそのまま渡している
リオ「じゃあ行こうか?途中でその太刀丸くんに会えるといいけど」
*
ミナ「でしょー?アエリアもかわいいー!……あ、そうだ髪の毛乾かしてー」
どこまでもわがままである
+
シラ「両方、ディルさんが取ってくれたんです!」
ブラン「(この召喚獣も取ったのね)」
太刀丸「追いかけっこしたいー!」
勝手に走り出した
*
咲蘭「ですね……フリスさんと一緒にいると思うのですが」
*
アエリア「えへへー、ありがとー!……オッケーイ!」
+
『ムィー』
ディル「あ、おい太刀丸!」
追いかける
フリス「ディルー、タッちゃん速いから気をつけてね!」
ディル「おっけい!がんばる!!」
フリス「行っちゃった……」
*
リオ「このゲームセンターに来てんのか、なら出会えるかもしんないな」
移動する
*
ミナ「ねーアエリアー。このあとどうするー?少し早いけどミナおなかすいたー!」
+
ブラン「相変わらず元気な子だな〜……」
*
咲蘭「走り回ってそうですから、すぐに会えるかも…」
*
アエリア「晩御飯にする〜?」
+
フリス「(もうちょっとだっこしてたかったけどなぁ)……そうだブラン、こっちのムーちゃん取れそう?あたしのメダルも使っていいよ!」
*
ミナ「しよー、しよー!今度こそバイキング食べれるよね!……まだダメっていうならミナがこの宿吹き飛ばしてやる!」
+
シラ「お二人もムーさんを取っているのですか?」
ブラン「うん……。大丈夫、メダルまだまだあるし!」
メダルを入れる
*
アエリア「いやいや、宿吹き飛ばしちゃったらバイキングも何もなくなるよ…」
フリス「あ、でも……無理して取らなくても大丈夫だよ!すごいな……ディルはどうやって取ったんだろ。……そういえば、いつの間にヴァニラとカルロがいないね」
*
ミナ「ま、そーよねぇ。まさか本当そんなことしないわよ!あのリディアとか言う奴には喧嘩売りたくないしー」
+
ブラン「いいんだ、別にやりたいゲームないし……よし……」
シフォン「お兄ちゃーーーん!!」
ブラン「ぎゃあああ」
猛烈タックル!誤ってアームを降ろしてしまった!
シラ「あ……」
剣太郎「……なんやってんねん」
*
アエリア「リディアさんねー、強そう!」
フリス「あっ……。シフォンちゃん!コンちゃんはさっきぶりだね!」
*
ミナ「強いっていう次元を越えてるわよ……何者なのあいつ……」
リディア「あたしはあたし!天下無敵のリディアンデリシャスなのよ!」
ミナ「きゃあっ!?」
リディアが現れた!▼
ミナたちはどうする?▼
たたかう
アイテム
とくぎ
>にげる
しかし回りこまれてしまった!▼
しかし回りこまれてしまった!▼
(そもそも乾かしてるのだから動けない)
+
シフォン「フリスちゃ〜ん!何してるの〜♪」
フリスちゃんに抱きつく
剣太郎「さっきぶりやなぁ」
シラ「あれ?シフォンさんから……何かおかしい感じが」
剣太郎「そうか?……あれ、タチどこいったん?」
きょろきょろ
ブラン「はぁ………あ、ぬいぐるみ掴んでる」
*
アエリア「きゃっ!?リディアさん!?……どうしてここに?」
+
フリス「えへ、シフォンちゃんは相変わらずだなぁ!おかしい感じ?何も感じないけどな。タッちゃんならディルと追いかけっこしに行っちゃったよ」
*
リディア「へへーん!二人が楽しそうにしてるから味噌汁ほっておいてやってきたわ!」
ミナ「……くだらない。耳を貸すだけ無駄ね」
リディア「そーんなドライアイス言わないで!じゃ、あたしがリアちゃんの髪乾かしてあげる!……あ、ちなみにリアちゃん呼びのがかわいいことに30分前気づいたからリアちゃん呼びにしてみました」
ミナ「……」
+
シフォン「えへへ〜♪」
シラ「何かこう……取り憑いているというか……」
ブラン「こわっ」
剣太郎「追いかけっこ……まぁた走り回っとんのか……」
*
アエリア「味噌汁美味しくなくなっちゃうよ?……え、いいの?ありがと〜!」
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フリス「えー……シフォンちゃんは大丈夫なの?」
フリスに抱きついたまま、シフォンちゃんは少しだけいたずらっぽく笑うとシラちゃんとブランくんを見た。すぐに戻った
フリス「タッちゃんて走るの好きなんだね!あたしも好きだよ」
*
リディア「問題ないわ!あとで蘇生術でもかけておいしくいただくから!……リアちゃんは立ったままでいいかな?」
ミナ「……」
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シフォン「うん、大丈夫だよ〜♪」
シラ「………うーん」
ブラン「まぁ、大丈夫だよ……ディルさん以外」
剣太郎「タラシあかんのか……。すぐ追いかけっこしたがるからなぁ。迷子に何回なったことか」
*
アエリア「へぇ、そんなことできるんだ!いいよ、立ったままで〜!」
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フリス「ブランはシフォンのこと何か知ってるの?というかディルが大丈夫じゃないって、いったい何があったんだか……そろそろ女性に刺された?」
呆れてる
フリス「うーん、迷子になりそうだねタッちゃん。まあディルなら大丈夫じゃないかな?」
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リディア「あたしにかかればお茶の子そいそい!」
ミナ「……なんで普通に会話できてんのよこのキチガイと」
リディア「そうそう、バイキングは明日の朝復活できると思うんだーごめんね!」
ミナ「……どこから聞いてたのこの人」
リディア「代わりと言ってはなんだけど!三番町にレストランオープンしようかな!って思ってるよー」
ミナ「レストラン……」
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ブラン「刺されてはないですけど……まぁ、大丈夫」
シラ「悪いモノには思えないですけどね」
剣太郎「タラシ足速いんやったら大丈夫やけど」
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アエリア「御茶の子さいさいね!……そっかー、じゃあ三番町に行く?」
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フリス「……まあ、命に関わることじゃなきゃへーきでしょ。ディルも足速いと思うけど……あっ、あたしのが速いかも」
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リディア「ちなみにディナー限定!」
ミナ「いちごパフェとショートケーキがあるんなら考えてあげる」
リディア「あるよー」
ミナ「ふーん……」
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シラ「命には関わらないですね」
剣太郎「タラシより速いんか……ブランも速いで?」
ブラン「俺の自慢はしなくていいですよ」
UFOキャッチャーやってる
*
アエリア「ケーキがあるの!?じゃあそこにしようよ!」
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フリス「そうなんだ!ちょっとスピード対決とかしてみたいね」
UFOキャッチャー見てる
*
リディア「おいでおいでー!」
ミナ「アエリアが行くなら……別に構わないわ」
リディア「わーい!」
いつの間にかアエリアちゃんを二つ結びにしてる
+
ブラン「対決だなんてそんな……」
アーム降ろす
*
アエリア「わぁ、二つ結びになってる!シャルに見せたいな〜。三番町、リディアさんも一緒に行こ〜!」
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フリス「じゃああたしが勝つねー!」
アームがぬいぐるみを掴む
フリス「あ……」
*
ミナ「ミナとお揃いね!」
リディア「ししまい(※姉妹)みたいでベリー(※ベリーグッド)ね!あら嬉しい!一緒に行こー!案内するよー!」
ミナ「調子いいわね」
自分で髪結んでる
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ブラン「そういうことでいいよ……」
UFOキャッチャー見てる
*
アエリア「うん、よく分からないけど行こー!」
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フリス「あ、いや、そんな……」
予想外の反応に戸惑う
フリス「……あ」
ぬいぐるみをそのまま持ち運んで……穴に落ちた
フリス「うわあ!すごいねブラン!!おめでとう!」
『ムィー』
*
リディア「行こー♪そういえば浴衣似合ってるね!」
ミナ「当然でしょ!」
*
ルヴェ「……」
UFOキャッチャーで盛り上がるフリスたちを遠くから眺めてる
ルヴェ「やれやれお子様にはああいう低級な方が楽しいんかねぇ」
ベンチに座ってジュース飲んでる
+
ブラン「………お!やっと取れた!」
シラ「ムーさんもおめでとうって言ってます!」
ブラン「じゃあこれはフリスにあげるよ」
フリスちゃんにぬいぐるみ渡す
剣太郎「ワイもやったけどぜんぜん取れやんかったわ…」
シフォン「僕のも取って〜♪」
ブラン「はいはい、ちょっと待ってね」
*
アエリア「えへへ、ありがとう!」
+
『ムィムィ!』
フリス「えっいいの?……ブランありがとう!」
ぬいぐるみを受け取る
フリス「あたしも……やってみようかな?」
ルヴェ「さてと、これ以上いても意味ねえし。帰るか」
+
ブラン「そうだね、やってみなよ」
シフォン「あ、ルヴェお兄さんだ〜!」
シラを引っ張って走ってく
シラ「ちょっと……シフォンさん!?」
剣太郎「あ、どっか行ってもた」
シフォン「ルヴェお兄さん〜♪」
ルヴェさんに抱きつく