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03 ゲーセン編

咲蘭「やはり、難しいですね」

ツェザーリ「……レンカ……?」
うっすら目を開いて、レンカさん見てる

+

ディル「そ、そんなことは……」
それでもシフォンちゃんはナデナデする
ディル「(あーちくしょう、シルフィード早くどっか行ってくれないかな……むしろ還ってくれ)」

リオ「一発で成功したらボクの立つ瀬がないな……。もっと練習してみる?」

レンカ「(……このタルト今度作ってみよう)」
まさかのタルトに夢中で気づいていない!

+

シフォン「えへへ……」
剣太郎「なんやねん、らしゅうないなぁ〜。そういや、シラはどこいったんやろ?」

咲蘭「そうですね……しばらく練習します」

ツェザーリ「(………また迷惑をかけてしまったな……)」
そっと起き上がる

+

ディル「……いろいろあるんだよ。シラちゃん……?あのひと際小さい子か?」

リオ「うん、それならボクは見てるよ」
はにかんだ
リオ「君もリディアの知り合い?」

レンカ「んむっ?……ツェザ、起きてたのか。どうだ、体調の方は?……って高熱出てんだからしばらくダルいだろうけど」

+

剣太郎「いろいろなぁ……。あ、おった」
シラはUFOキャッチャーの前で背伸びしてる
※身長低くて見えない&できない

咲蘭「ありがとうございます。リディアさんは、さっき知り合った騒々しい方ですよね?」

ツェザーリ「………熱い……」
服で扇いでる
ツェザーリ「こんなとこで寝るなよ、風邪が移るだろ……」
シャルロの頭にみかん乗せた

+

ディル「あの子がシラちゃん?うわ、かわいい」

リオ「騒々しい……うーん、まあ確かにね。ボクもそんなに会って間もないけど、個性的な人だよね」

レンカ「タルト取りに行ったら寝てた!……って何してんだよ」
ツェザさんの行動に笑ってる

フェオ「レンカさーん、入るよー?」
フェオきた
フェオ「あ、ツェザも起きてたんだね。ちょうどよかったお薬持ってきた」
レンカ「おーありがとうなー。ツェザ、お腹すいてないか?なんか柔らかいもの作っとくか」

+

剣太郎「タラシやったらどの女の子見ても可愛く見えるやろ」
しかし届いていない。次はジャンプしてる

咲蘭「なんだかよく分からない方でした」

ツェザーリ「ちょっと暇できたら寝るなこいつは……」
呆れ顔

ツェザーリ「フェオ……レンカ、ありがとう。でも、せっかくなんだし、僕を放って遊びに行ってくれて構わない。世話してたって楽しくないだろ?」

+

ディル「まあーもちろん!」
シラちゃんの方に寄っていく
ディル「やっほー、こんにちは!」

リオ「全くだね……。そーするとコンタの方の知り合いなのかな?」

レンカ「あ?楽しい楽しくないの問題じゃねぇだろ?……心配すんな、遊びたくなったら勝手に遊びに行くさ」
フェオ「僕は好きでここにいるから……気にしないで!」
レンカ「んじゃあフェオよろしくなー」
フェオ「はーい」
レンカは部屋を移動した

+

剣太郎「さっそく行きよった」
シラ「え、あ、はいっ!」
めっちゃ慌ててる

咲蘭「そうですけど……剣太郎をご存知なんですか?」

ツェザーリ「そうか、ならいいんだが…………」

+

ディル「驚かせてごめん。オレはディールって言うんだ!君はシラちゃん?」

リオ「うん、知ってるよー。顔馴染み程度だけどね」

フェオ「……えっと、体調の方はどう?」
ツェザさんの手を取って熱を図る
フェオ「まだ少し熱いね……」

+

シラ「ディールさん……はい、そうですけど……何かご用ですか?」

咲蘭「リディアさんに劣らず騒々しい方です」

ツェザーリ「さっきよりはマシだ、ありがとう」

+

ディル「いやぁ、ぴょんぴょんしてたからこれ見たいのかなぁって思って!……あ、オレのことはディルでいいよ!」

フェオ「僕は何もしてないよ。ずっと居てくれたのはレンカさんだし……。えっと、薬煎じてきたんだけど…………」
すごく自信なさげ
リオ「騒々しいって、うーんまあ確かにね。でも仲間想いでいいやつだよな」

+

シラ「ディルさんですね……わわ、もしかして見ていたのですか……!」
恥ずかしそう

ツェザーリ「ありがとう。……何もしてないことはない、こうやって薬を用意してくれただろう?」

咲蘭「そうですね。リオさんにもお仲間がいらっしゃるのですか?」

+

ディル「うん、よろしくね!勝手に見てたことは謝るよ。んーと、ちょっと待ってて……」
ディルは近くから踏み台を持ってくる
ディル「これに乗ったら見れるかな?」

フェオ「……いや、お医者さんに薬を渡すなんて、すごくおこがましいなあって思って……。でも、兄さんが風邪引いた時に作ったものと同じだから、効果はある……はずだよ」
ぬるま湯のカップと共に手渡す
フェオ「でも苦いかも……」

+

シラ「あ、ありがとうございます……!」
台に乗る
シラ「見えます……すごいです!」
目を輝かせて見てる

ツェザーリ「別におこがましいことはない。……ユウラに薬を作ってやったのか……どうやって作り方を覚えたんだ?」
薬飲んでる

+

ディル「よかった!……これは中にぬいぐるみが入ってるのかな?やってみよっか」
メダルを入れた!すると、軽快な音楽が流れ始める

フェオ「ありがとう……え、えっと母さんの見よう見まねだよ。僕の住んでた村には薬草もいっぱい生えてたし……」

リオ「ボク?うん、一応いるよ……そっちの奴らに負けず劣らずの濃い奴らが」

+

シラ「ぬいぐるみ、ですか………なにか音が流れてますね?」

ツェザーリ「見よう見まねでここまでできるのか………」

咲蘭「濃い方ですか……大変ですね」

+

ディル「これも……ボタンを使うのかな?」
ボタンを押すとアームが動いた
ディル「おお、動いた!」

フェオ「母さん忙しいから、教わる時間もあんまり……。兄さんもきっとできると思うし、普通だよ」

リオ「まあね、飽きないけど疲れるよ!ボクたちは普段旅をしてるんだけどね」

+

シラ「わぁ、すごいです……」

ツェザーリ「そうか……ありがとう」

咲蘭「旅ですか……。今までどこに行かれたんですか?」

+

ディル「もう一個のボタンは……」
押すと横へ移動し、アームが開いて降下した
アームが閉じると自動で元の位置に戻り開いて止まった
ディル「……うーん、なるほど!このアームを動かせばぬいぐるみが取れるってわけだな?」

フェオ「うん……、大丈夫?苦くない?苦味を抑えるために桃の葉と木いちごを加えたんだけど」

リオ「うん、いろんなところに行ったなぁ。連なる山脈とか海のある街とか!……お、だいぶ狙い通りの位置に打つことができるようになった感じかな?」

+

シラ「なるほど……難しそうですね……」

ツェザーリ「大したもんだよ……」
あまり苦くなかったご様子

咲蘭「私も度は言ってみたいですね、そういうところ。……そうですね、まぁまぁできるようには」

+

ディル「よし!じゃあやってみよ!……シラちゃん、気になるぬいぐるみはある?」

フェオ「……よかった。これで熱には効くと思う……。シャルロは、寝てるんだ?」
寝てるシャルロくんをつんつんしてる

リオ「知らない世界に触れるのは楽しいよ。うん、なるほど、咲蘭ちゃんは動いて覚えるタイプなんだね!」

+

シラ「えっと……あの、ひつじさんのぬいぐるみが気になります」
ムーちゃんだぁ

ツェザーリ「……助かるよ。どうやったらそんなに眠くなるのか聞きたいくらいだ……」

咲蘭「基本的に、勉強と暗記は苦手ですね」

+

ディル「よーし……やってみるぞー!」
気づいていない上にムーちゃんも空気を読んで(?)動かない
アームを動かして、ムーちゃんのところまで動かす

フェオ「……よく寝てるなぁ」

レンカ「ま、邪魔じゃないうちは寝かせといていいんじゃね?」
フェオ「あ、レンカさん」
レンカ「一応作ってきたけど……一口でも食べれるか?」
雑炊もってきた!

リオ「そうか……ならやっぱりやってみるべきだね!」
やっとまともに球に当たるようになっていた!
リオ「おお……。楽しいかい?」

+

シラ「…………」
じーっと見てる

ツェザーリ「ありがとう、いただくよ」
シャルロの頭にもう個みかん乗せた

咲蘭「はい………こうやって遊ぶことは滅多にないで」

+

ディル「……」
アームがムーちゃんに向かって降りていく。アームは優しくムーちゃんを掴むと、そのまま持ち運んで穴に
ディル「お、やったあ!」
そして……
『ムィー』
シラちゃんの頭の上に乗った
ディル「……ってえええ!?ムーちゃん!?」

フェオ「すごい……」
レンカ「何個乗っかるか楽しみだな」

リオ「そっかー、ならいい息抜きにはなるね!……咲蘭ちゃんは普段どんなことしてるの?」

+

シラ「すごいです〜!……あれ、さっきのひつじさんですか?ぬいぐるみじゃなかったんですね…」

ツェザーリ「何個乗っかっても起きなさそうだ」

咲蘭「私は宿の用事をしてます。朝昼晩のご飯を用意したり、掃除をしたり」

+

ディル「なんで紛れてんだよ……」
笑いつつも呆れてる
『ムィ!』
ディル「じゃもっかい!」
もっかいUFOキャッチャーやり始める

『ムィ(僕がいてびっくりした?)』
シラちゃんには聞こえると信じて

フェオ「ホントだね」

リオ「宿か。そりゃあいつもご苦労さんだな。宿にはお世話になってる身だから大変なのは見ていてわかるよ」
リオももう一本のキューを取り出して、隣の台でビリヤードを始めた
リオ「(宿の娘にしては相当な手練のように見えるがな)」

+

シラ「………?今のはひつじさんの声ですか?」

ツェザーリ「フェオ、そいつにみかん乗せといてやれ」
雑炊食べてる

咲蘭「でも暇な時は暇ですけど」

+

ディル「……?どうかしたの?」
『ムィ(わっ!すごい!僕の言葉わかるの!僕はムーちゃんだよシラ!)』

フェオ「はーい」
がんばって乗せてる
レンカ「何してんだか……」

リオ「そうなのか。暇なときは何してるんだ?」

+

シラ「ひつじさんとお喋りしているんですよ?ひつじさん、お喋りできるんですね……!ムーさんですか、ムーさんはなぜこの中にいたんですか?」

ツェザーリ「よくアエリアがやっている。……美味しいな……ありがとうレンカ」

咲蘭「太刀丸と遊んだり、買い出しをしたりしています」

+

ディル「えっ……ムーちゃんとお話しできんの?すごい……リディ姉以外で話せる人は初めてみた」
『ムィ(なんとなくびっくりするかなって思ったんだよ!びっくりした?)』
ディル「……うわあ、ムィしかわかんねえ」

レンカ「おうよ。全部食ったのか、料理人冥利に尽きるな!」
フェオ「んー……」
四つ乗ってる
レンカ「本当は寝てろ、といいたいんだけど。起きたばっかりじゃ寝れねーよな」
フェオ「あ、じゃあツェザ!オセロやろう!」

リオ「太刀丸?君の兄弟かい?」

ヴァニラ「……来た時も思ったが、だいぶガチャガチャとしたエリアだなここは」
二番町なう

+

シラ「あれ?ディルさんには聞こえないんですか……?はい、とてもびっくりしました……」

ツェザーリ「あんた料理人じゃないだろ……。オセロか、久しぶりだな」

咲蘭「剣太郎の弟です。まぁ、弟同然ですけど」

ブラン「大量のウサギから逃げてた時を思い出す……」
カルロ「ディルのやつ、はしゃいでそうだな」

+

『ムィ(わーい!やったね!)』
ディル「うーん、聞こえない。元々召喚獣が言葉を交わす事自体異例というかなんというか……。あ!ほら見てシラちゃん!もう一個取れたよ」
ムーちゃん似のぬいぐるみをゲットした!

レンカ「へへ、まあ細かいことは気にすんな!」
食器持って部屋から出る
フェオ「ツェザ強そうだなぁ」
オセロ持ってくる

リオ「あいつ弟いたんだな、いやまあいそうだったけどな。仲いいんだ?」

ヴァニラ「……」
思い出したのか苦い顔をする
ヴァニラ「ディルのことだ、熱中してるに違いない。……何が楽しいのだろうな、この奇妙な箱だけで」
近くのUFOキャッチャーに触れる
その遠くでタッちゃんを抱えたフリスがぬいぐるみをじっと見ていた

+

シラ「そうなんですか?わぁ、ディルさんすごいですね!ムーさんがふたりになりました!」
ムーちゃんの上にぬいぐるみをそっと乗せる

ツェザーリ「ごちそうさま………。本当に最近やっていないしな」

咲蘭「普通ですね」

カルロ「さぁな……あれは、フリスか?」
ブラン「………ぬいぐるみ欲しそうにしてますね……」

+

ディル「……あ、待ってシラちゃん!」
『ムィ、ムィ…………』
ムーちゃんは……ぬいぐるみの重みに耐えかねて消えてしまった!
ディル「あっ……、ムーちゃんは軽く力を加えると消えちゃうんだよ……」
地味に落ちそうだったぬいぐるみをキャッチ

フェオ「僕もだよ!……じゃあやろ!」
ツェザさんの膝の上に盤を乗せてオセロを始めた

リオ「普通か、でもよく遊んでるんだろ?」

ヴァニラ「でも胸にぬいぐるみを抱えているようには見えるが……?あれは取ったのか?」

+

シラ「あ、ムーさん!……そうだったんですか………ごめんなさい、ごめんなさい…」
ムーちゃん消えたあとに頭下げてる、ちょっと涙ぐむ

咲蘭「まぁ……追いかけっこくらいしかしませんが」

カルロ「ありゃ、コンタの弟じゃねぇか?」
太刀丸「………?」
ヴァニラさんたちに気づいた!

+

ディル「あ、でも大丈夫だよ!ムーちゃんは……」
『ムィー、ムィムィ?』
涙ぐむシラちゃんの頭の上から心配そうに声をかけた!
ディル「どういうわけかすぐ復活するから」

リオ「追いかけっこか……じゃあ結構幼いのかな?」
リオは再び九つのボールをポケットに入れてメダルを受け取っていた

ヴァニラ「ひぇっ、動いた!?」
引け腰
フリス「……どうしたのタッちゃん?……ん?」
三人の方を見る
フリス「あれー?ヴァニラとシャルロ?」

+

シラ「あ、ムーさん……!先ほどはごめんなさいです……」
しょぼん

咲蘭「今4つですね。多分会ったら遊びたがるので、遊んであげてくださいね」

太刀丸「シャル兄〜、ブラン兄〜!」
カルロ「ちげぇよ、俺はカルロだ」
ブラン「えーっと、初めまして……かな?」
太刀丸「ヴァニラ姉〜!」
じたばたしてる。今にもヴァニラさんに飛びつきそう

+

『ムィムィ』
ディル「気にするな、って言ってるみたいだな!シラちゃん、よかったら他のゲームも見てみる?」

リオ「おー……だいぶ小せえ……。人懐っこいのか」

ヴァニラ「こ、剣太郎に弟がいたんだな。彼とよく似て……も、もふもふだな……!」
フリス「えー?あ、本当だシャルロより大きい気がする!」
カルロ兄を見上げてる
フリス「タッちゃん、ヴァニラは動物アレルギーでタッちゃんとお話ししたくても近づけないんだよ。だから近づきすぎないでねー」
タッちゃんが飛んでかないようにだっこしてる
ヴァニラ「タッちゃん……?というのか、そういうわけだからできればその距離から話しかけてほしい。よろしく」
とかいいつつブランくん盾にしてる
フリス「はじめましてだね!えっとブランさん?あたしはフリスだよ!」

+

シラ「ありがとうございます……。他のですか……行ってみたいです!」
ムーちゃんとぬいぐるみ抱える(顔見えてない)

咲蘭「かなり人懐こいですね。不審者にもついて行きそうです」

カルロ「そこかよ似てるのは。……服装とかで分かってくれよ?」
太刀丸「あれるぎー?残念……たっちゃんとお話しよ〜!」
じたばた
ブラン「人を盾にしないでください……。えーっと、フリス……よろしくね」

+

ディル「あはは!二つの羊で埋もれちゃってるよシラちゃん!前見える?」

リオ「わーお、そりゃなかなか大変そうだ!遊ぶというより、危険なことしないよう見守るってのが合ってそうだね」

フリス「あ、ごめん……でも目の色が違うとさすがに違うかなって」
ヴァニラ「こちらの世界では瞳の色が変わるなど、かなり稀なケースしかありえないからな。……はっ、すまないブラン」
少し離れる
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