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03 ゲーセン編

シャルロ「……いや、皮剥かないのかなって…………。そうですか?……オレから見たらお兄さんみたいな感じですけど………。お姉さん亡くなってから……変わっちゃって………」

+

レンカ「ん?ああ、いやめんどくさいなぁって思って。木の実には変わんないから食えるだろ。そっか……そりゃ辛いこと聞いたな……(なら、余計いろんなもの背負っちまったかな?頭はいいが、それに伴う実力がついてきてないんだろうし……)……はあ、頭いいけどバカなんだなこいつ。休める時に休めないのはバカのすることだ、それで倒れちまったらどうしようもねーだろ!」

+

シャルロ「………………お姉さん亡くなったときも、オレとアエリアの前では平気そうにしてたけど………隠れて泣いてるの、見ました…………(オレは何も出来なくて……。今だって、見てるだけ……………)」
ちょっと俯く。

+

レンカ「……そうか。あーもう、どいつもこいつもプライド高すぎてバカばっかりだ!」
ぽん、とシャルロくんの背中を叩く(強め)
レンカ「笑ってな。お前らが幸せならこいつも幸せだろ。そんで、一緒に悲しみを背負ってやれ」
シャルロくんを見る
レンカ「お兄ちゃん、じゃない。お前と同じギルドの仲間、だろ?」

+

シャルロ「……………そうですね………。でもオレ………笑い方分からないんですよ……」
レンカさん見る

+

レンカ「あー……お前表情筋硬そうだもんな。別に無理して笑わなくてもいいと思うぞ。大事なのはお前が幸せかどうかだ!心が落ち着いてたら笑顔なんてあとから出てくる!」
もう一個みかん食べてる
レンカ「幸せなんて単純な話だ。例えばの話なら、このみかんがうまいかうまくないか、だ」
うん、美味しい。とレンカは笑う

+

シャルロ「……なるほど………」
みかん食べる
シャルロ「………美味しいです…………。あっちにタルトもありましたよ………持ってきましょうか?」
レンカ「ならよかった。……ん?タルト?ああ、なら大丈夫、アタシが行くよ。他の奴らもここまで来たんだな?」
シャルロ「………いいんですか……?ありがとうございます………。はい………あっちの部屋にいます」
レンカ「ま、ちょくら顔見せ程度覗いてくるわ」

ミラ「雷兎ー」
シャルロ「……はーい………」

雷兎「………」
ミラちゃん見る
レンカ「ツェザのことよろしくなー」
部屋を出た

ミラ「ねえ、見てあそこに最初行った親子丼のお店があるよ!行こーよ?」
デジャヴ
雷兎「………」
スルー
ミラ「ええ、ちょっと……」
数十分後
ミラ「雷兎!見てあそこに最初行った親子丼のお店があるよ!」
迷ってることに気づいていないミラ
雷兎「……………」
立ち止まる
ミラ「……?どうしたの?」
雷兎「………」
ミラ「……?えっと、お店行かないの?」
雷兎「………」
歩き出した
ミラ「えー、どこ行くのー?」
そして
ミラ「わあー!最初行った親子丼のお店だ!」
雷兎「…………」
トビ「あれ?ミラちゃんと雷兎くんじゃないかい?」
端に座ってた
ミラ「あ!トビさん!」
手を振りながら近づく
ミラ「あれー?帰ってなかったの?」
トビ「いやぁ、寄り道しててね!二人こそ、同じところぐるぐる回って何してるんだい?」
雷兎「………」
ミラ「え!そうだったの?そっか、だから最初の親子丼のお店が何件もあるような気がしたんだね!今は何してたのー?」
トビ「はは、ミラちゃんなら来るたびに食べていきそうだね!今はちょっと休憩してたよ」
ミラ「そうなんだー!あー、そんなこと言ったらお腹すいてきちゃったよー。えーと、私たちはどこ行こうとしてたんだっけ?」
トビ「どこ行こうとしてたのかも忘れたのかい?」
ミラ「うん!雷兎ーどこ行こうとしてたんだっけ?あ、でも雷兎と街をお散歩するの楽しかったから気にしてない!トビさんも一緒に行こー!」
雷兎「………」
トビ「いいよ、どこに行きたい?」
ミラ「んーー、楽しいところ!!」
トビ「楽しいところか〜!どこか面白そうなところ見かけたかい?」
ミラ「この街は楽しいなぁ……あのね!さっき、面白そうなお菓子屋さん見つけたよ!……あ、でもお金ないんだ」
トビ「へぇ、駄菓子屋さんか……いいよ、私がお金を出すよ!」
ミラ「いいの!?わあ!なら行こう!もちろん雷兎も!」

――温泉
ミナ「うーん、流石に誰もいないねぇ!」
雷兎「……」
トビ「よし、じゃあ駄菓子屋まで案内してくれるかい?」

アエリア「まぁ広くていいんじゃないかな!」
ミラ「うん!たしかこっちー!」
雷兎くん引っ張ってどっかいった

ミナ「わーい!とりあえず先髪洗おー、アエリア洗ってー」
トビ「また迷子になっちゃうよ」
追いかける

アエリア「おっけーい!ミナちゃんの髪綺麗だねー!」
ミナ「当然でしょ?ミナなんだから!」
アエリア「はいはーい!」
ミナ「だからもっと綺麗にしてよね!あと、泡が目に入んないようにして!」
アエリア「シャンプーハットつけてあげよっかー?」
ミナ「そんなダサいものつけたくなーい!」
アエリア「だよねー!……まぁ多少入ったらごめんね!」
ミナ「えー……そこはなんとかしなさいよ!わっ!?」
シャンプーつけられた
アエリア「わぁ、ごめんごめん!」
ミナ「もー……つけるなら言ってよぉ」
厶としながらも、わしゃわしゃされている
ミナ「痛くしないでよ?」
目閉じてる
アエリア「えへへー!はいはい、気をつけますよー!」
ミナ「むう……まだ?」
ずっと目つぶってる
アエリア「まだよー!」
ミナ「早くしなさいよね!……うう」
アエリア「流すよー」
水で流し始める
ミナ「んんー……」
目を強く閉じる
アエリア「ふふふ……」
シャワーを冷水にした!
ミナ「……きゃあっ!?」
急に冷たくなったから、飛び上がって片目でアエリアちゃん睨む(水が滴ってるからな)
ミナ「……もう!アエリア嫌い!!」
ポカポカ叩いてる
アエリア「あはは!そんなにびっくりしたの?ごめんごめん!!」
笑ってる
ミナ「アエリアなんてきらいよ……自分でやる!」
自分で流してる(でも水目に入るの嫌だから毛先だけしか流せてない)
アエリア「もう、ごめんってー!はいはい、ちゃんとやるから!」
シャワーちゃんとかけたげる
ミナ「……ミナにこんなことしてタダじゃすまないんだから」
でも大人しく流されてる
ミナ「……」
ふくれっ面
アエリア「ごめんごめん〜!」
ミナ「……コンディショナーも忘れないでよね」
目を閉じる
ミナ「今度水ぶっかけたら凍らせてやるわ」
相当嫌だったっぽい笑
アエリア「もちろんよ!……ミナちゃんはそういうとこ可愛いよねー!」
ミナ「はあ?……いいから早く流してよね……」
アエリア「はいはいー、怒らないのー!」
ミナ「ふんっ……!」
アエリア「よし、できたよー!もう目開けて大丈夫!」
ミナ「……。感謝くらいしてあげる」
アエリア「ありがとう〜」
ミナ「……体洗ったらミナは先入ってるからね!」
アエリア「どうぞどうぞ〜」
ミナ「……」
髪をかきあげて、大きめのバレッタで髪を留める。体を洗い始める
アエリア「ふふ〜ん♪」
鼻歌歌いながら髪洗ってる
ミナ「アエリア!……背中、届かない!」
アエリア「え〜、もうちょっと待って〜」
ミナ「えー……早くしてよね」
アエリア「今流してるところだから……」
ミナ「はやくー……冷えちゃう!」
アエリア「はいはい、もうちょっとだから〜」
ミナ「じゃあ30609+3040は?」
アエリア「え?何急に…?」
ミナ「だってアエリア遅いんだもん!」
アエリア「だってちゃんと落とさないとダメでしょ〜。はいはい、今行くよ〜」
ミナ「むぅ……」
待機してる
アエリア「背中洗えばいいのね?」
ミナちゃんの後ろに座る
ミナ「そうよ!だって届かないんだもん!よろしく!」
アエリア「はいは〜い」
ミナちゃんの背中ごしごし
ミナ「……えへへ」
嬉しそう
アエリア「気持ちいいですか〜?」
ミナ「……ふん、まあまあね!」
アエリア「あらあら、もっと精進しますねー!」
ミナ「そうしてちょうだい!……もう水かけないでよね?」
アエリア「かけないわよ〜、心配しないで!」
ミナ「……」
大人しくしてる
アエリア「流すよー」
お湯かける
ミナ「……うん」
アエリア「急に大人しくなっちゃってどうしたの?」
ミナ「何?ミナが少ししおらしくしてたくらいで文句あるの?ねえ、このあとどこいこっか?和スイーツのある場所どこかなぁ」
アエリア「別に文句はないよー!……うーん、歩き回ってたら見つかるかなぁ」
ミナ「だよねー!テキトーに散策しよー!」

ルヴェ「……いやぁ白が多くて俺はもう置けるとこがないなぁ~~~残念だ~」
いよいよ大詰めか
ディル「早くしろよ、次オレとシフォンちゃんー」
カルロ「腹立つ……」
めっちゃ悔しそう
シフォン「はやく〜!」
ルヴェ「おやおや、また置く場所ないねー」
めっちゃ煽りおる
レンカ「……何してんだ」
ディル「おーレンカ!」
こたつから出てレンカに駆け寄ろうとしたのにシフォンちゃん(?)に掴まれてこたつから出れず!
ディル「……オセロだよオセロ」
カルロ「………」
机に顔突っ伏してる
シフォン「へへ」
ディルさん見てニコニコ
レンカ「……しかもめっちゃ終盤。勝負ついてるなこれ」
ルヴェ「ほらー、最後の一マスに置いて敗北宣言をしたまえよカルロくん」
ディル「シルフィードがこわい……」
レンカ「ディルは何してんだ……」
カルロ「………くそぉ」
シフォン「あ、レンカお姉さ〜ん♪」
レンカさんに抱きつく
ルヴェ「はい、俺の勝ち」
ルヴェはにこやかな笑みをはりつけてる
レンカ「やあ、シフォン!シフォンも来てたんだな!」
そのままナデナデ
カルロ「次負けねぇし……」
シフォン「わ〜!あ、レンカお姉さんもオセロしよ〜♪」
ディル「え、次俺……」
レンカ「んー、ちょっと待ってな。向こうにタルト持ってこうかと思って……タルトこれか?」
ルヴェ「最後の一きれ」
レンカ「それまでディルとやってたらどうだ?」
リディア「さあて耳かっぽじってよくきけグミなども!今この度二番町への修復が完了しやがったんだぜこんこんちき!」
ルヴェ「やっとか」
リディア「不安定だった入り口を神社の中に移したんだぜい!にしても綺麗な花とか咲いていやがったな!ちょうどいいオブジェクトじゃねえか!」
ルヴェ「俺が作ってやったんだから文句はうけつけねーぞ」
リディア「心の底から感謝感激雨霰」
ディル「大雨洪水警報だ!」
レンカ「いやいや……違うだろ……。でもそしたらいつでも帰れるんだな?」
リディア「おーらい!……でもオオカミくんの容態じゃあ歩けねえだろうな!今晩はオラと一晩中だるま落としすっぺ!」
ルヴェ「ここに泊まりか、災難だな」
レンカ「……」
リディア「……ここに残りたいと言った面持ちだわね?あと数人ならここに泊まってってもいいのにゃー?」
レンカ「……!」
シフォン「は〜い!あ、リディアお姉さんだ〜♪」
カルロ「んあー、うっせぇなぁ………俺は帰るかなぁ……リディアと同じ空間にいるなんてごめんだ」
まだうつ伏せ
シフォン「僕は……ディルお兄さんに合わせる〜!」
カルロ「ああ、先言っとくけどシャルロはぜってぇ泊まるからな」
レンカ「んなの決まってんだろ!残るよ!」
リディア「マーくんに嫌われちゃったぁ。あとでキーちゃんに愚痴ってやるぅ」
ルヴェ「俺も帰る、非常に不本意だがカルロと同じだ。リーさんと過ごすなんざ気が狂いそうだ」
リディア「リーじゃなくてリディアよ!リュウくんのこともキーちゃんに言いつけてやるぅ」
ルヴェ「リュウじゃなくてルヴェな」
ディル「シフォンちゃんありがとう!よっしゃカルロ!一緒にゲーセン行こうぜ!」
うつ伏せのカルロ兄を無理やり引っ張って出ていく
フェオ「……僕も残るよ。ツェザが心配だから」
ヴァニラ「なんの話だ?」
フェオ「さっきちょっと聞こえてたでしょ?ここに残るかどうか……」
ヴァニラ「……。ツェザーリのことは心配だが、わたしがいたところで逆に迷惑をかけてしまうだけだろう……わたしは帰るかな」
ルヴェ「ははは、お兄ちゃんは大忙しだねーーがんばれーー」
カズト「……」
リディア「わあー!ならカズくんはここね!」
レンカ「お前、いたのか」
カズト「帰る」
リディア「やだー!ここにいてー!」
カズト「……はあ」
また机に突っ伏した
レンカ「まあいいじゃねぇか」
リディア「はいはーい!そしたらリュウくんたちを入り口まで案内するー!ラオくん一緒にきてねー!」
『みゅ!』
ヴァニラ「うわあ!バカ!こっちにくるな!!」
フェオ「……大丈夫かな。ブランそっちよろしくね」
ブラン「うん、みんなにも伝えとくよ。そっちこそツェザーリさんをよろしくね」
フェオ「じゃあ!」
レンカ「タルト持ってこーっと」

フリス「二番町ってここ?」
フリスたちは二番町に辿り着いた!
フリス「さっきの動く部屋といい、このカラフルな部屋といい……未知の世界だね」
剣太郎「なんか変なん置いてるな……なんこれ?」
UFOキャッチャー叩いてる
咲蘭「叩いて壊れても知りませんよ」
シラ「ん〜………」
太刀丸「………??」
身長が低くて見えない組
フリス「タッちゃん見える?」
タッちゃん持ち上げる
フリス「なんか、いっぱいぬいぐるみがあってかわいいなぁ。これ何するものなのかな?」
その後ろで、何やら看板をぶら下げているムーちゃんが飛んでいる
太刀丸「みえる〜!」
剣太郎「なんやろなぁ……飾ってるようには見えやんしなぁ………よっこらしょ」
シラを持ち上げる
シラ「わぁ………何かいっぱい入ってます……何かスイッチもたくさんありますね………」
咲蘭「…………ひつじ?」
ムーちゃんに近づいて見つめてる
フリス「なんか、このクレーンが動きそうだよね……ん?」
『ムィー』
フリス「あ、ムーちゃんだ!……?」
ムーちゃんから下がる看板には『クレーンゲーム一回メダル一枚』とかかれている。さらに『メダルを所望の場合はリディアまで♡』と手書きで付け加えられている
剣太郎「掴んでとるんかな……?ヤギや……」
太刀丸「むーちゃん?むーちゃん!」
ムーちゃん見て何故か楽しそう
咲蘭「その機械をいじるのにメダルがいるようですね……。リディアさんって方のところに取りに行けと書いています」
フリス「ムーちゃん、リディ姉のところまで案内してくれない?」
『ムィ?ムィムィ!』
ムーちゃんは先を飛んでいく
太刀丸「むーちゃんとんでる!」
剣太郎「ムー太郎飛べるんやでー、不思議やろー?」
咲蘭「このひつじ、人語が理解できるんですね。……私はこの辺で待っておきます」
ムーちゃんはちょっと遠くからこちらを見ている
フリス「……ついてきてーって言ってる、気がする。え、咲蘭ちゃんも行こうよ……?あ、ムーちゃん待って!」
太刀丸「むーちゃん!」
ムーちゃん追いかけて走り始めた
シラ「あ……」
剣太郎「こんなとこ一人おったらあかんやろ〜、ほら、行くで!」
咲蘭を引っ張る
フリス「ほら!ムーちゃん見失っちゃうよ!」

ディル「……神社か?ここ?」
鬱蒼とした神社跡地を見て思った
カルロ「神社だよ」
シフォン「神社だよ〜」
ブラン「神社……には見えないんですけど」
ディル「……まるで同じ場所に見えないんだが……何があった……」
リディア「すごーい!幻想的でいい感じね!リュウくんにお礼言っとかないと!」
ヴァニラ「……それで?入り口はどこにあるんだ?」
リディア「こっちだよー」
シフォン「お昼寝できそう〜♪」
ブラン「ルヴェさんはいったいどうやって生やしたんだろう……」
ディル「あいつ地属性の魔法なんか使えたのか……?」
ヴァニラ「それにしても、だろ…………、二人は神社にいたのだろう?何があった?」
リディア「それはリュウくんに聞けば……ってあら?いつの間にかいないなー!」
ヴァニラ「……」
カルロ「俺ははっきり知らねぇな……」
シフォン「僕も〜……」
ディル「えー……どういうこっちゃ!」
ヴァニラ「……でも確かにルヴェの魔力は僅かに感じる」
リディア「さあさあ!ここの中が入り口なんだけど……あれ?鈴が無いなー!うーん……」
ブラン「あれ、鈴ってカルロさんに託しませんでした?」
カルロ「あー、ちょっと待て……」
鈴拾いに行った
カルロ「これだろ?」
リディア「……」
ディル「鈴?もう何がなんだか」
リディア「ちがうっ!これは……これは似ているけど鈴じゃないわ!これは……だいこんよ!」
ヴァニラ「…………は?」
リディア「本物がどこかにあるはずよ!皆で探してー!」
ディル「ええーー!?そんなの見つかるわけないだろー!?」
カルロ「は?意味わかんねぇ!」
鈴を投げ捨てた
ブラン「どう見ても鈴なんですけどね……」
シフォン(シルフィ)「……ゲノムスが隠したのかなぁ?」
ディル「へっ?隠したってどういうことシフォンちゃん?」
シフォンちゃん戻った
シフォン「………?なぁに、ディルお兄さ〜ん?」
カルロ「よし、今すぐあいつ呼んで吐かせようぜ」
ブラン「多分カズトさん出してくれませんよ………どこか隠せそうな場所………」
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