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03 ゲーセン編

フェオ「真面目な顔でボケてないで……」
リディア「あ、そうそう!これブランくんのおまもりにどうぞー」
フェオ「?」
小さなぜんまいをブランくんに手渡した
フェオ「なにそれ……」
リディア「ラッキーアイテム、劇的大改装した時にでてきたぜんまいよ!これは食べれないわ!」

+

ブラン「………そんなゴミみたいなもの…………まぁ、貰っときます」
ぜんまいをしまった


フェオ「ゴミみたいなって……」
リディア「うーんヴァニラちゃんにはー……あ、このかんざしかーして!」
リディアはヴァニラのかんざしに何か魔法をかけた
ヴァニラ「?」

リディア「おまじないだよ!フェオくんは……」
そこまでいいかけた時、鈴の音と共にリディアの首元に剣の刃が当てられていた
カズト「……」
いつの間にたどり着いていたらしい!

+

ブラン「うわぁぁ!?」
カルロ「よお………。何してんだお前ら」
後から入ってきた


カズト「これを外せ」
鈴を指さす
リディア「えーだって全員回収できてないじゃん?」

カズト「シルフィードは……」
フェオ「よ、よくわからないですけど!剣は降ろしましょう!!」
カズト「……」
降ろして睨む(ただいま緑眼)
ヴァニラ「よくここがわかったな。探しに行く手間が省けた。……みかん食べるか?」

+

カルロ「みかん食う」
みかん食べはじめた
カルロ「後からシャルロとルヴェ、それとシルフィード兼シフォンも来るだろう」


フェオ「え……何"兼"って……」
カズト「……」
みかん食べてる
ヴァニラ「まだ戻っていないのか……」

リディア「あーヴァニラちゃん!暖かいお茶持ってきてー!」
ヴァニラ「……お前が持ってこい」
と言いつつ取りにいく

+

カルロ「ま、シフォンには注意するこった」
ブラン「(パシってる)」
カルロ「あ、そういやレンカとか来てないのか?」


リディア「わーんカズくん!そんな怖い顔しないでー!シルフィちゃん戻したら取ってあげるからー!」
抱きついてる
カズト「……」
普段と変わらない無表情でみかんをひたすら食ってる。ちなみに皮むいたら丸ごと口に入れてる

フェオ「注意しろったって……。あ、レンカとツェザも来てるよ!」

+

ブラン「(ま、まるごと食べてる)」
カルロ「シルフィードのことだ、何するかわからねぇ。……来てるのか?」


フェオ「シルフィードさんとシフォンちゃん?どっちなの……」
カズト「……」
フェオ「うんー来てるよー!あ、でもツェザが倒れちゃって……レンカさんが看てる。……僕もツェザの様子見てこよーっと」
奥の部屋へと行く

リディア「うーん、魔法はいろんな怪我や病を治すことはできるけど……風邪だけは治せないんだよねー」
ゼンマイ食べてる

+

カルロ「は?倒れた……?いったい何があったんだ……」
ブラン「風邪を治せる魔法もあればいいんですけどね……。てか、ゼンマイ食べるんですね」


カズト「……オンディーナにやられたな」
リディア「ふつーにびしょ濡れのまま過ごしてたからじゃないかな?……おいしいよ?」
カズト「……」

リディア「風邪には昔から薬草のが効くのよ。魔法にもできないことがある、それっていいことだと思うけどねー」

+

カルロ「水女か……ツェザーリも災難だな」
ブラン「たしかにそれはそれでいいのかも……」


カズト「……はあ」
リディア「病は魔法よりも優れた呪いみたいよね。……ブルーベリータルトまだぁ?」

ディル「リディ姉、やっぱりブルーベリー好きだよなぁ。持ってきたけど」
リディア「やったー!みんなもどうぞ!」
ディル「おうカルロも来てたのか」

+

ブラン「ブルーベリー好きなんですか……美味しいですよね」
カルロ「お、生きてたかディル」


ディル「残念ながら生きてるぜ~」
リディア「ブランくんわかってくれるのー!嬉しいーー!」
ブランくんを抱きしめる。胸に顔が埋もれる!

ディル「リディ姉!オレにも!!」
リディア「宜しい奈良は千年の封印を解きし時にまた相見えようではないか!」
ディル「し、師匠先輩!!」
カズト「タルト食う」

+

ブラン「わっ!ちょっ……離してくださいー!!」
カルロ「残念だわー。てかお前ら意味わかんねぇな」


リディア「君にも見せてあげよう!紙のネックウォーマーを!!」
ディル「ダメだーー!紙の恐ろしさを知らないんだお前!やめろ、それ以上はーー!」
リディア「ラーメン!」
ディル「な、なんてパワーだ!!」
カズト「……味はまあまあだな」
ブルーベリータルト食べてる

ディル「そういやリディ姉、ここへ来る途中になんかおもしろそうなのがいっぱいあったんだけど……あれどうやんの?」
リディア「あー、ゲームセン・ターのことね!やる?」
ディル「やりたい!」
急に普通に戻るこいつらが怖い

+

ブラン「……」
カルロ「……」
色々諦めたのか、無言でブルーベリータルト食べてる


リディア「じゃあメダルを渡すからーゆっくり遊んできてー!」
メダルを50枚手に入れた!
ディル「うおおお」
リディア「ちなみにこのメダルは温泉街でも使えるからねー!みんなにもあげるー!」
そこにいる人に渡した

リディア「ゲーセンで増やすこともできるから挑戦してみてねー!」

+

ブラン「あ、ありがとうございます」
カルロ「俺は興味ねぇな。一人で遊んでこい」


ディル「よし、カルロ行こうぜ!」
リディア「もうちょっと気を楽にしていいんだよー……。じゃあマーくんは何がしたいのー?」

ディル「あ、誰かきたか?」
階段から足音がする

+

カルロ「俺は魔法実験してる方が楽しい」
ブラン「はは……相変わらずですね。……誰でしょう?」

シフォン「あ、ディルお兄さ〜ん♪」
ディルさんに抱きつく


リディア「魔法実験かぁ……。例えばどんなことするの?ムーちゃんの解剖とか?」
『ムィー……』
カルロ兄の頭の上で困ってる

ディル「わ、シフォンちゃん……?もう大丈夫なのかい?」
ルヴェ「……」
リディア「わーいリュウくんだ!」

+

カルロ「こいつ解剖したら可哀想だろ……なぁ?」
ムーちゃん膝に乗せて撫でる

シフォン「………?」
シャルロ「……あ、あったかそうな布団………」
こたつのこと


『ムィー』
おなかにすりすりしてる
ディル「いや……なんともないのならよかった!」
ルヴェ「(こいつ、シフォンにシルフィードがいたことは知ってんだな)」

リディア「シャルくんこたつ入ってていいのよー!」
ルヴェ「リーさん、何やらかしてくれてんだこの気まぐれ女」
リディア「リーじゃなくてリディアだよリュウくん!まさかリュウくんの方からあたしに会いにきてくれるなんて~」
ルヴェ「リュウじゃなくてルヴェな。……帰り道を教えろ」

+

カルロ「可愛らしい奴じゃねぇか。お、シャルロ……横に来いよ」
ムーちゃんなでなで
シャルロ「こたつ……?」
こたつに入る
カルロ「そういや、なんでリディアはルヴェのことリュウって呼ぶんだ?」
シフォン「龍みたいでカッコイイね〜♪……ディルお兄さ〜ん、おんぶ〜!」


リディア「あーそっか!帰り道は、神社に建設中だよ!もう少しで繋がると思うから、ちょっと待っててねー」
ルヴェ「……」
リディア「そうそう!リュウくんってリュウくんって感じするでしょ?」
ルヴェ「リュウじゃねぇってルヴェだ」

ディル「えー室内なんだけどなぁ!いいよ!ほら」
背中を貸す

+

カルロ「いや、しねぇけど」
シャルロ「ムーだ……」
ムーちゃん撫でる
シフォン「わ〜い♪」
ディルさんにおぶられると、髪をわしゃわしゃし始めた


『ムィー!』
ムーちゃんは嬉しそうだ!
ディル「うわっ、シフォンちゃん……?シフォンちゃん髪ぐしゃぐしゃになっちゃうー」
全然気づいてない

+

シャルロ「ムーも暖かい……」
ブラン「シルフィードさんに同じことされてたのに気づいてないんですね」
カルロ「ま、いいんじゃね?」


シフォン「わ〜」
ヒートアップ
ルヴェ「このままシャル姫は寝ちまいそうだな?」
リディア「カズくんも寝てるよ!」
カズト「……」
一応起きているが目を閉じている

ディル「ちょ……シフォンちゃん!やりすぎだって……。髪結び直したいから一回降ろすよ?」
シフォンちゃんを降ろそうとする(まだ気づいてない)

+

シャルロ「……ムー、30分後に起こしてね………」
ブラン「寝る気満々じゃないですか」


シフォン「えへへ〜」
屈んだディルさんのほっぺにチュー
『ムィー!』
ルヴェ「寝たな」

ディル「っ!?……シフォンちゃん?」
ルヴェ「あーあー、いい感じにもて遊ばれてんなー、せいぜいがんばれー」
ディル「えっえっ?待ってシフォンちゃん……そんなにオレのこと好きだったのかー!うわ、かわいい!!」
シフォンちゃんを優しくハグする
ルヴェ「……あ、これまだ気づいてないな」

+

シフォン「……?わ〜、抱っこ〜!」
元に戻りました
カルロ「こいつどんだけ馬鹿なんだ」
ディル「オレもシフォンちゃんのこと大好きだよー!」
ルヴェ「どうしようもねぇな。あとで教えてやれカルロ」
ルヴェは笑ってる


シフォン「大好き〜!!」
カルロ「教えなくても大丈夫だろ」
笑ってる
ブラン「悪い人ばっかりだ」
ディル「ん?どうかしたのか?」
ルヴェ「テメェのバカさ加減に呆れてんだ」
ディル「え?なんのこと?」
ルヴェ「バーカ」
ディル「???心当たりがないんだけど……」

リディアはいつの間にかどっか行ってる
フェオ「あールヴェだー。おかえり?」
フェオは何故かエプロンつけてた
フェオ「あ、シフォンちゃん……?もおかえりー」

+

カルロ「バーカバーカ」
シフォン「あ、フェオお兄さ〜ん!」
ディル「わけもわかんねえのにバカバカ言うな!!」
フェオ「よかった、シフォンちゃんはシフォンちゃんみたいだね!」
なでなで

ルヴェ「……つーかいつ帰れんの?」
リディア「ごめーん、もうちょっとかかりそー」
リディアは唐突に戻ってくる

ディル「ゲーセンお預けかぁ……なんか疲れたしオレも休もうー」
髪を結び直してこたつに座ってタルト食べてる

+

シフォン「えへへ、フェオお兄さんも大好き〜!」
フェオくんぎゅー
シフォン「あ、僕もタルト食べたい〜♪」
ディルさんの横に座る

カルロ「……めんどくせぇな色々」
ブラン「ディルさんって凄いですね、ある意味」


フェオ「あはは、ありがとうシフォンちゃん」
ディル「え、ある意味ってなんだよ……。シフォンちゃんの分も取ってあげるよー」
その時奥からバゴンという音がする

リディア「あーそうだ!ちょっと二人とも手伝ってー!ヴァニラちゃんを止めてほしいの!」
フェオ「え、何してんの……」
ルヴェ「……あれじゃん?ラビー」
フェオ「あー……」

+

カルロ「そういうところがすごいわー」
シフォン「わ〜い♪ありがとう、ディルお兄さ〜ん!」
ブラン「………すごい音しましたね………。ヴァニラさんのこと、忘れてました」


リディア「なお二人とも、とはフェオくんとブランくんのことを指します」
フェオ「なんでっ!?」
ルヴェ「はははー指名くらんてんぜーいってらっしゃー」
フェオ「他人事だと思って!……ヴァニラー大丈夫ー?」
奥に向かう

ディル「……うまっ」
食べてる
ブラン「なんで俺たちなんだか……」
フェオくんのあとを追いかける

+

シフォン「美味しい〜」
めっちゃ食べてる
カルロ「はー、早く宿に帰りてぇんだけどなぁ」
シャルロ撫でてる


リディア「あ、ちなみにオセロならさっきキーちゃんとやってたからあるよー」
ルヴェ「ふーん……。なら、せっかく暇だしオセロでもしようか、カルロお兄ちゃん?」
あくどい笑みを浮かべている

+

カルロ「なんでそんな顔してんだよ。なんかルヴェとやるの嫌だからパス」
シフォン「じゃあ僕とやろうよ〜♪」


ルヴェ「おやおや、頭のいい君に頼んだっていうのに……バカが反応しちまいましたね?」
ディル「オセロならできるぞ!」
ルヴェ「やれやれ、ただの暇つぶしを提供したのに……疑り深いんだねぇカルロお兄ちゃんは。……クソガキとやる意味はないから二人でやれば?」

ディル「食べ終わったらやろうよシフォンちゃん!……あーでも寝そう……」

+

カルロ「………やっぱり腹立つなお前」
シフォン「ディルお兄さん寝るの〜?じゃあ僕も寝る〜」
ディルさんの上に座る


ルヴェ「ふーん」
みかん食べ始めた
ディル「じゃあ起きたらやろうー」
寝る体勢

+

カルロ「はぁ……」
タルト食べてる
シフォン「やるー」
その上で寝る

+

ディル「……」
もう寝た!

ルヴェ「……こいつ、無防備すぎるよな」
シルフィを前にして寝るディルを見てめっちゃ笑ってる

ミラ「ねえ雷兎!おいしかったね!」
雷兎くんの手を握っている

+

カルロ「馬鹿すぎるだろ……」
呆れてる

雷兎「………」
ミラ「……どうしたの?なんか落ち込んでる気がするよ?」


雷兎「……………」
持ち金がほぼなくなったようだ!
ミラ「もしかして美味しくなかった?」


雷兎「………」
ミラ「私はおいしかったよ!……このあとはどうしようかー?ちょっと寒くなってきたねー!」
時間的には三時前ぐらい?


雷兎「…………」
ミラ「そろそろ帰った方がいいかなぁ……フェオは何してんのかなぁ!」


雷兎「……」
ミラ「あー!さっきの親子丼のお店だ!おなかすいてきたね」
行こうとする


雷兎「………」
ミラちゃんの首根っこ掴む
ミラ「わあっ?」

+

雷兎「…………」
そのまま引っ張ってく
ミラ「わーい、じゃあこのまま宿に帰ろー!楽しいね!」

――ロビー。
フリス「……くぅ」
フリスはよく寝てる

+

雷兎「……」

剣太郎「よう寝てるわ……。晩寝れるんか?」
シラ「このまま朝まで寝ちゃいそうです〜………」

+

ミラ「雷兎号!レッツゴー!!」
楽しそうである

ユウラ「本当にな……。コンタも疲れただろ?俺が見とこうか?」

+

雷兎「………」
楽しくなさそうである

剣太郎「別に疲れてはないんやけど」
シラ「剣太郎さんはタフですよね………いつも腐っちゃった木の実食べてもピンピンしてるって聞きます……!」

+

ミラ「雷兎は何が一番楽しいの?」

ユウラ「そうか……タフなんだな。……いやいや腐った木の実食ってんなよ!?」

+

雷兎「………弟妹といるとき……」

剣太郎「しゃあないやん!食べるもんなかったし、空腹で倒れそうやったねん!」

+

ミラ「そうなんだ!弟とか妹いるんだねーいいなぁ!私もね、たまに近所の子と遊んでるよ」

ユウラ「まじか……ミラみたいなことしやがるんだな。どんな生活してんだ」

+

雷兎「………」

剣太郎「色々探索してたら飯なくなるんですぅ」
「………」
ユウラさんのそばに子供が……じっとユウラさん見てる

+

ユウラ「飯なくなる前に手打っとけよ。……?」
気づいてそっちを見る
ユウラ「あ?誰だ?」


剣太郎「それが難しいねん……あ、タチやん」
太刀丸「……」
ユウラさんをよじよじ登り始めた

+

ユウラ「うぇ?おおう……危ねえぞお前……」
タッちゃんをつまんで抱っこする
ユウラ「……知り合い?」


太刀丸「わぁ〜!たか〜い!」
きゃっきゃして喜んでる
剣太郎「ん〜、弟や」

+

ユウラ「お前、弟いたのか。随分小さいな?」
そのまま高い高いしてる


剣太郎「これから大きなるんですぅ〜!」
太刀丸、めっちゃ喜んでます
シラ「とても嬉しそうですね……!」
剣太郎「タチ、いくつや?」
太刀丸「えーと……じゅうろく!」

+

ユウラ「えっ16……?」
驚いてコンちゃんを見る


剣太郎「ちゃうに決まってるやろ!!それはワイの年やで!」
太刀丸「………?」
首傾げてる

+

ユウラ「だ、よな……びびった。まず、お前名前は?」


剣太郎「小さいねん、許したげて」
太刀丸「タッちゃんはね、タッちゃんって言うんだよ〜!」

+

ユウラ「タッちゃんっていうのか」
コンちゃんを再び見る。本名は……?


太刀丸「うん!タッちゃんタッちゃん!」
剣太郎「太刀丸や………」

+

ユウラ「そうか……。タッちゃんは何歳なんだ?」


太刀丸「タッちゃん?タッちゃんはねぇ………」
指で数えて首を傾げる
太刀丸「分かんない〜!」

+

ユウラ「……そっか」
とりあえず降ろす
ユウラ「でもなんでこんなところに?」


太刀丸「えっとね、とりのおじさんがね、きてねっていってたって、さら姉がいってたよ!」
剣太郎「カラスかい誘うたん……」
太刀丸を抱く

+

ユウラ「へえ……。じゃああともう一人いんのか。お前の妹か?」


剣太郎「妹ちゃうけど、まぁそんな感じやろなぁ……。なんしてんのやろ」
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