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梓は無事に東京の私立高校へと進路が決まった。
今日は入学式。
同級生たちの黄色い声の先を梓は見る。
(…あれって、もしかして…。)
最後に逢ったのが小学生の頃だったから自信はないけど、昔どこかで逢ったことのあるかっこいい男の子がいた。
「あの、もしかして君…。」
「茅野梓です。もしかして、J君かな?」
「…うん。梓ちゃん、久し振り。」
Jは『どうして東京の高校に?』と続けた。
「手紙では書かなかったんだけど、親の仕事の都合で引っ越してきたの。」
「そっか。梓ちゃんによく似た子かな?って思った。でもなんとなく本人な気がした。」
「それは嬉しい。」
二人は久し振りの再会に話が進まないでいた。
でもなぜか居心地のいい時間が流れていた。
「J君、最後に逢ってから更にかっこよくなったね。」
「そんなことないよ。」
「なんか好きになっちゃったよ。」
「梓ちゃんは、あまり変わってなくて安心した。」
「何それ!ちょっとは変わったって。」
「ごめんごめん。梓ちゃん、好きになっちゃったって?」
「J君のこと、さらに好きになっちゃった。」
梓は『急にこんなこと言われても困るよね。』と苦笑いしながら続けた。
だがJは困った顔をしていなかった。
「僕だって、梓ちゃんのこと、好きだなって思ってたよ。」
「そっか。ありがとう。」
「まずは友達から始めよう!」
「いいよ。よろしくね。」
数年ぶりの再会。
偶然、同じ高校を受験していた二人。
まさかの再会に驚きを嬉しさを感じていた。
「教室に行こうっか。」
「うん。急ごう。」
見上げた空は出逢ったあの頃と同じ眩しいくらいの青空だった。
今日は入学式。
同級生たちの黄色い声の先を梓は見る。
(…あれって、もしかして…。)
最後に逢ったのが小学生の頃だったから自信はないけど、昔どこかで逢ったことのあるかっこいい男の子がいた。
「あの、もしかして君…。」
「茅野梓です。もしかして、J君かな?」
「…うん。梓ちゃん、久し振り。」
Jは『どうして東京の高校に?』と続けた。
「手紙では書かなかったんだけど、親の仕事の都合で引っ越してきたの。」
「そっか。梓ちゃんによく似た子かな?って思った。でもなんとなく本人な気がした。」
「それは嬉しい。」
二人は久し振りの再会に話が進まないでいた。
でもなぜか居心地のいい時間が流れていた。
「J君、最後に逢ってから更にかっこよくなったね。」
「そんなことないよ。」
「なんか好きになっちゃったよ。」
「梓ちゃんは、あまり変わってなくて安心した。」
「何それ!ちょっとは変わったって。」
「ごめんごめん。梓ちゃん、好きになっちゃったって?」
「J君のこと、さらに好きになっちゃった。」
梓は『急にこんなこと言われても困るよね。』と苦笑いしながら続けた。
だがJは困った顔をしていなかった。
「僕だって、梓ちゃんのこと、好きだなって思ってたよ。」
「そっか。ありがとう。」
「まずは友達から始めよう!」
「いいよ。よろしくね。」
数年ぶりの再会。
偶然、同じ高校を受験していた二人。
まさかの再会に驚きを嬉しさを感じていた。
「教室に行こうっか。」
「うん。急ごう。」
見上げた空は出逢ったあの頃と同じ眩しいくらいの青空だった。