恋文の日
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5月23日。
今日は中間試験最終日である。
世間的には恋文の日らしい。
「吉野さん、さっきね、これ渡してくれって言われたんだ。」
「何、これ?」
「ラブレターじゃん。」
手紙を渡してきた人達は、『じゃ、よろしくね。』と言うと風ようにいなくなった。
「いやいや。一昔前のいじめじゃないの?」
「一昔前のいじめって?」
「手紙で呼び出して一軍の女子が…ってやつだよ。」
「とりあえず読んでごらんよ。」
『吉野さんへ
今日の放課後、体育館へ来てください。
神 宗一郎』
結局指定された場所には行かなかった。
やはり、『古典的ないじめ』の被害に遇いたくなかったから。
それに本当に自分に用があるなら、神から声を掛けてくると思ったのもある。
(あの神の字じゃないんだよな…。)
夏海は以前、神の字を見たことがあった。
流れるような綺麗な字だったと記憶していた。
今日は中間試験最終日である。
世間的には恋文の日らしい。
「吉野さん、さっきね、これ渡してくれって言われたんだ。」
「何、これ?」
「ラブレターじゃん。」
手紙を渡してきた人達は、『じゃ、よろしくね。』と言うと風ようにいなくなった。
「いやいや。一昔前のいじめじゃないの?」
「一昔前のいじめって?」
「手紙で呼び出して一軍の女子が…ってやつだよ。」
「とりあえず読んでごらんよ。」
『吉野さんへ
今日の放課後、体育館へ来てください。
神 宗一郎』
結局指定された場所には行かなかった。
やはり、『古典的ないじめ』の被害に遇いたくなかったから。
それに本当に自分に用があるなら、神から声を掛けてくると思ったのもある。
(あの神の字じゃないんだよな…。)
夏海は以前、神の字を見たことがあった。
流れるような綺麗な字だったと記憶していた。