夕焼けと君
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「あのな、土屋…?」
「なんや?」
「あの日の土屋に心を奪われたみたい。」
彼は夏海の言葉にただ驚いていた。
「吉野さん、恋人でもないのに馴れ馴れしくする俺やで? 今までウザいって思ってたやろ?」
「ちょっとね。でも図書室の一件で変わった。」
「えっ?」
「あの日、あんたの困った顔見て、放っておけなくなったっていうか…。」
「そっか…。」
「…できたら、さっき言ってた付き合う件は良い返事ができるかな、って思っとる。」
「本気で言っとるの?」
夏海は本気であることを伝えた。
きっと彼は驚きと嬉しさで顔が酷いことになっていた。
「本気や。これからは、堂々と馴れ馴れしくしてええで。」
「ありがとうな。」
「ところで、あの日の彼女は?」
「吉野さんが来る前に俺のところに来たで。」
『友達と一緒だったけど、夏海ちゃんとデートするから断った』と続けた。
あの彼女は友人に『土屋さんに彼女おるって知らなかったの? 諦める方が賢明やで。』と言われて帰ったらしい。
「そっか。」
「そうだったんやで。じゃ、帰ろうっか。」
「…うん。帰るで、淳。」
End
「なんや?」
「あの日の土屋に心を奪われたみたい。」
彼は夏海の言葉にただ驚いていた。
「吉野さん、恋人でもないのに馴れ馴れしくする俺やで? 今までウザいって思ってたやろ?」
「ちょっとね。でも図書室の一件で変わった。」
「えっ?」
「あの日、あんたの困った顔見て、放っておけなくなったっていうか…。」
「そっか…。」
「…できたら、さっき言ってた付き合う件は良い返事ができるかな、って思っとる。」
「本気で言っとるの?」
夏海は本気であることを伝えた。
きっと彼は驚きと嬉しさで顔が酷いことになっていた。
「本気や。これからは、堂々と馴れ馴れしくしてええで。」
「ありがとうな。」
「ところで、あの日の彼女は?」
「吉野さんが来る前に俺のところに来たで。」
『友達と一緒だったけど、夏海ちゃんとデートするから断った』と続けた。
あの彼女は友人に『土屋さんに彼女おるって知らなかったの? 諦める方が賢明やで。』と言われて帰ったらしい。
「そっか。」
「そうだったんやで。じゃ、帰ろうっか。」
「…うん。帰るで、淳。」
End