プールサイドの出会いから
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出逢いは突然だった。
あれは5月下旬のプール掃除の時のこと。
水泳部の部員だけでは手が足りないので、他の部員も手伝いの依頼が来る。
「毎度のことだが、こう広いプールじゃ大変だよな…。」
「手伝いのお礼として、夏休み中、プール入り放題なんだし…。」
バスケ部の藤真と花形は手を動かしながら会話をしていた。
「なぁ、あそこにいるの、誰?」
「ああ、あれは…。吉野だな。」
「吉野?」
「ああ。あいつは俺と同じ4組で陸上部員だ。」
俺はこの時、彼女の視線に気づかなかった。