生徒手帳
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あれから時は過ぎ、桜咲く季節になっていた。
夏海は3年に進級した。
その春休みに、翔陽高校は練習試合が組まれていた。
「おちびちゃん、久し振りやな。」
「えっ…?」
「俺、憶えてへんか?」
「去年の夏、インターハイの会場で、俺とぶつかったやろ?」
「ぶつかったのは憶えてます。」
「俺、大栄学園3年の土屋淳や。これ、自分のやろ?」
あの時、もう見つからないと諦めてた生徒手帳を差し出された。
「もう落とし物したら、あかんで。吉野さん。」
「はい。」
彼の姿が見えなくなってから、中を確認する。
彼の字で連絡先が書いてあった。
『吉野さんって、面白い子やな。』
一言添えられていた。
夏海が連絡を取ったのは言うまでもない。
夏海は3年に進級した。
その春休みに、翔陽高校は練習試合が組まれていた。
「おちびちゃん、久し振りやな。」
「えっ…?」
「俺、憶えてへんか?」
「去年の夏、インターハイの会場で、俺とぶつかったやろ?」
「ぶつかったのは憶えてます。」
「俺、大栄学園3年の土屋淳や。これ、自分のやろ?」
あの時、もう見つからないと諦めてた生徒手帳を差し出された。
「もう落とし物したら、あかんで。吉野さん。」
「はい。」
彼の姿が見えなくなってから、中を確認する。
彼の字で連絡先が書いてあった。
『吉野さんって、面白い子やな。』
一言添えられていた。
夏海が連絡を取ったのは言うまでもない。