ほんの小さな幸せ
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俺は神宗一郎。
海南大学に通う2年。
海南大には付属の高校からエスカレーターで上がった。
今日から2年になり、大学生活にもようやく慣れた。
大学では、窓際の席に座ることが多い。
窓からの風景を見ることができるからだ。
1年の後期からは、それ以外に楽しみが増えた。
淡い紫のウインドブレーカー姿の子を観察することだ。
(吉野さん、この授業でも一緒だったんだ…。)
『大人しそうな子』
それが彼女への第一印象だった。
彼女とはただこの授業が一緒って言うだけで、これと言った接点は他にない。
君は授業には所属している陸上部のジャージ姿で来る。
9割の人間が私服だから、どこにいても特に目立ってしまう。
実際、バスケ部に所属する俺もそうなんだけど…。
今日の授業で君は、俺の近くの席に座った。
(皆、吉野さんのこと、凄いって言ってたけど、意外とどこにでもいる学生なんだ…。)
授業中の君は真剣な眼差しで先生の話を聴いている。
気付くと君はウトウトし始めていた。
でも頑張って先生の話を聴こうとしている君…。
(このまま寝ちゃうのかな…。)
ウトウトとしている君の影が止まった。
海南大学に通う2年。
海南大には付属の高校からエスカレーターで上がった。
今日から2年になり、大学生活にもようやく慣れた。
大学では、窓際の席に座ることが多い。
窓からの風景を見ることができるからだ。
1年の後期からは、それ以外に楽しみが増えた。
淡い紫のウインドブレーカー姿の子を観察することだ。
(吉野さん、この授業でも一緒だったんだ…。)
『大人しそうな子』
それが彼女への第一印象だった。
彼女とはただこの授業が一緒って言うだけで、これと言った接点は他にない。
君は授業には所属している陸上部のジャージ姿で来る。
9割の人間が私服だから、どこにいても特に目立ってしまう。
実際、バスケ部に所属する俺もそうなんだけど…。
今日の授業で君は、俺の近くの席に座った。
(皆、吉野さんのこと、凄いって言ってたけど、意外とどこにでもいる学生なんだ…。)
授業中の君は真剣な眼差しで先生の話を聴いている。
気付くと君はウトウトし始めていた。
でも頑張って先生の話を聴こうとしている君…。
(このまま寝ちゃうのかな…。)
ウトウトとしている君の影が止まった。