静寂の住人2
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骸と取引した翌日、授業をサボって使われてない教室で獄寺はフゥ太に連絡を取った。
『隼人兄、どうしたの?』
「実は調べて欲しいことがある。10代目を匿ってくれるファミリーをランキングして欲しいんだ!」
『分かった!ランキングしたらまた連絡するね。』
暫くするとフゥ太から連絡が入った。
『ランキングで1位はジッリョネロファミリーだよ!僕ジッリョネロの依頼を何度か受けてきたから連絡先知ってるよ。ただ。』
「何だ?」
『確かにランキングで1位だけどアリアさんはリボーンの同胞だ。そこが引っ掛かる。』
リボーンの同胞でアルコバレーノのボスでもあるアリア。リボーンを信じる可能性がある。
「南川の嘘を暴く物証が手に入ったから大丈夫だぜ。今それを詳しく調べてるからそれが終わったらまた連絡する。」
獄寺は携帯を切って教室からグラウンドを見る。
楽しそうに体育の授業を受けている京子達を見て騙されてるのに呑気な物だと毒づいた。
数日後の深夜ーーー
綱吉は既に眠っていて獄寺は傍で雑誌を読んでいた。すると部屋に霧が立ち込めた。
「クフフフフ。お久しぶりですね獄寺隼人。」
霧が晴れて骸が現れた。
骸は獄寺に成分の分析結果を渡した。
「クフフ、やはり麻薬でしたよ。しかも依存性が高いようです。こんなクッキーを食べ続けたら狂暴になって最悪あっという間に廃人です。」
マフィアはこれだからと侮蔑する骸はベッドで眠っている綱吉を見て獄寺に忠告した。
「ついでに沢田家を探ったんですがどうやら沢田綱吉と南川瑠花の婚約が決まってるようですよ。母親の沢田奈々は南川瑠花が義娘になると喜んでました。」
「!?」
驚く獄寺に次の行動に移すなら早めにした方が良いと告げて骸は霧を纏い消えた。
ーーーー
リボーンとボンゴレ諜報部は唖然としていた。
発信器を辿って着いた場所は浅い川。川の真ん中にある岩の端に鞄が引っ掛かっていた。
「ツナの奴!まさか発信器に気付いて鞄を流しやがって!!どこまで手間をかけさせやがる!!」
足取りがパタリと途絶えてリボーンはダメツナがなめやがってと怒鳴り諜報部に探せと命令した。
リボーンからの連絡で瑠花は物を投げて喚き散らした。
「ダメツナが行方不明!?ふざけんな!ちゃんと監視しやがれ!バカかよ!! 」
ハァハァと息をして瑠花は父親に連絡した。
「パパ大変よー!ダメツナの行方が分からなくなったわー!今からマルルーモ諜報日本支部を動かして欲しいの!!」
『何だと!?分かった直ぐに動かそう。見付かったら逃げないように拷問して拘束する!瑠花は安心しろ!!』
「ええ、パパお願いね!!」
瑠花は「ボンゴレは瑠花達の物なんだから!」と喚きリボーンを使えない道具だと罵った。