静寂の住人2
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リボーン達はどういうことだと玲奈を責め立てた。
「おい!玲奈!俺様達を騙しやがったのか!」
「説明しろよっ!」
「お前なんか信じた俺が馬鹿だったのな!」
「極限に許さんぞ!」
「玲奈ちゃん、いいえ鳥居さんは最低な子だよ!」
責め立てるリボーン達に玲奈は腹を抱えて笑いだした。
「キャハハハハッ!アンタ達ってば本当に単純で馬鹿だったから玲奈は楽だったわ~!」
獄寺がふざけんなよと殴り飛ばすと玲奈は頬を押さえながら睨み付けた。
「騙された方が間抜けなのよ!大体ダメツナを痛めつけて愉しんでたのはアンタ達よ!玲奈は襲われたって言っただけだもん。」
騙されたリボーン達が馬鹿なんだと大笑いする玲奈にリボーンは玲奈の右肩を撃ち抜いた。
「ギャアァァァァァァァァーーーーッ!!」
「俺様達を騙したんだ!これは制裁だぞ!」
撃たれた痛みに転げ回る玲奈に獄寺達は暴力を振るいだした。
自分達がしてきたことを棚上げして暴行に走るリボーン達に雲雀は蔑視するが玲奈を助ける気は更々ない。
あっという間にボロボロになった玲奈の前にジャラリ、ジャラリと金属の音を鳴らしながら闇を纏って復讐者が現れた。
「鳥居玲奈、貴様は今までマフィアの力で一般人を陥れた。よって罪人として投獄する。」
玲奈の首にガシャンと首輪がはまる。
「嫌!玲奈、投獄何か嫌よーーーーーーー!お父様助けてぇーーーーーっ!!!」
「既に貴様の父親と部下達は投獄されている。」
復讐者は玲奈を引き摺りながら踵を返した。
「嫌嫌嫌嫌嫌ーーーーっ!!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!もうダメツナを嵌めたりしないから許してぇぇぇぇぇぇぇぇーー!玲奈復讐者の牢獄なんか行きたくないーーーーーっ!!!助けてーーーーーっ!!」
顔を涙と鼻水で汚しながら玲奈は復讐者に連れて行かれた。
復讐者が立ち去りシーンと静かになった体育館でリボーンは雲雀に言った。
「フゥ太は何故俺様達に知らせなかったんだ?」
ツナの家庭教師だ。
10代目の右腕だ。
ツナの親友だ。
沢田の先輩だ。
私は友達だ。
それなのに!
リボーン達は憤った。
「まさか君達まだ家庭教師とか右腕とか友達とか思ってるの?だとしたらメス豚が言ったように馬鹿で間抜けだよね。」
「何だと!!」
怒鳴るリボーンに雲雀は分かりやすく話した。
「フゥ太は赤ん坊達を信頼も信用も出来ないって見限ったんだよ。それはそうだよね?フゥ太と牛の子と中国人の子は毎日君達が紘吉の話を全く聞かないで暴行するのを見ていたんだ。メス豚の言いなりになっていた君達にランキングの結果を知らせても嘘を付くなって一蹴されるのは分かってたからね。」
「「「「「ッ!!」」」」」
雲雀の言う通り紘吉の話を全く聞かないで暴行したのは自分達だ。
だが!でも!!自分達は!!!紘吉が必要で!!!!
「ツナが無実と分かったんだ。雲雀、ツナの居場所を知ってるんじゃないか?仲が良かったみてぇだしな。」
雲雀は腐ってもヒットマンの勘は伊達じゃないんだなと感心したが既に紘吉に見捨てられてるのにねと笑いを堪えた。
「知ってるよ。だって紘吉とフゥ太達は僕の家で暮らしてるからね。」
「そうか!それならツナとランボ達を迎えに行くぞ!獄寺と山本と了平、京子も一緒に来い!」
頷く獄寺達に雲雀は口を開いた。
「以前のような関係に戻れると思ってるの?それとも戻れなくても無理矢理あの子に許させるつもりなの?」
雲雀の問いにリボーンはその通りだと言った。
「お人好しのツナなら許してくれるだろ。仮に許さなかったら銃で脅せば首を縦に振るだろうしな。お前らもそう思うだろ?」
獄寺達は紘吉なら許してくれるからと頷いた。
脅してでも以前のように紘吉と接してやる。
リボーン達を雲雀は心の底から笑った。
ああ、本当に馬鹿ーーー
「そう。だったら本人に聞いてみたら?出て来れるかい?」
「はい。」
ああ、本当に馬鹿。彼はここで聞いていたんだよ?
舞台袖から紘吉が出てきた。