静寂の住人2
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リボーンと玲奈は再度それぞれの諜報部に指示を出し、また自分達も探して更に一週間が経ったが紘吉が見付からないと慌てていた。
「どこにいるのかしら~?紘吉君お願いだから無事でいて!」
リボーン達の前で良い子ぶる玲奈を見て騙されたままのリボーン達は苛められても涙を流して紘吉の無事を願う玲奈に感動した。
「玲奈!ダメツナは絶対に見つけ出すからな!それに償いもさせなきゃいけねーしな!」
「優しい鳥居さんにどこまで困らせりゃ気が済むんだよ!!」
「玲奈の為にも見付けるぜ!」
「極限に沢田は男の風上にもおけんぞ!」
「玲奈ちゃん元気出して!」
「うん。皆ありがとー。玲奈ももっと頑張って探すね!」
『ダメツナの奴どこに居やがるんだ!この玲奈の手を煩わせやがって!いくら馬鹿なリボーン達でも毎日焚き付けるのが面倒臭いんだよ!家出にしろ誘拐にしろ見付けたら今まで以上にいたぶって反抗出来ないようにしてやるんだから!!』
玲奈は見付けたら自分のファミリーに命令して半殺しにしてやると苛立ちを隠しながら探していた。
奈々はリボーンに言われて紘吉が帰って来ても対応出来るようにしろと言われて自宅で待機していた。
「本当にツッ君は皆に迷惑ばかりかけて情けないわ!何であんな酷い子になったのかしら!見付かったらもっと厳しく躾をしないと駄目ね!」
紘吉の心配など全くせずに目を吊り上げて罵っている奈々を尻目に子供達はこっそり家を抜け出し雲雀の屋敷に着いた。
「フゥ太!ランボ!イーピン!」
「ツナ兄!」
「ツナーー!」
「ツナさん!」
約二週間ぶりに会う紘吉と子供達は喜んだ。
群れて鬱陶しいと雲雀は若干不機嫌になるが仕方ないとやや離れた所で見守っていると携帯の着信音が鳴った。
「副委員長か。」
『委員長。全ての準備が整いました。』
「ご苦労だったね。」
雲雀は携帯を切ると口の端を上げた。
『準備は整った。鳥居玲奈。君が主演の舞台は明日で幕を下ろす!覚悟しな!』
そして子供達と話している紘吉を見た。
『幕を下ろしたら僕は本当のことを話すよ。紘吉と赤ん坊達の関係を壊したことをね。』
雲雀は紘吉に嫌われる覚悟をして明日を迎えた。