静寂の住人2
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ツナ兄、朝ご飯食べてなかったし気になって僕達残しておいたんだ。それにママンはツナ兄のご飯とオヤツはもう作らないって言ってた。」
ツナ兄は悪くないのにと泣きそうなフゥ太を紘吉は頭を撫でる。
「フゥ太ありがとう。」
「リボーンが戻って来る前に早く食べて。」
フゥ太はオヤツは食べないで残しておいて出来たら食事のオカズも何とかしようと決めた。
紘吉が食べ終わって暫くするとリボーンが睨み付けながら部屋に入ってきた。
「さっさと宿題をやれ!そしたら俺様がねっちょり説教してやる!フゥ太は出ていけ!」
紘吉の部屋なのにまるで自分の部屋のように振る舞うリボーンはフゥ太を追い出した。
紘吉を机に向かわせその横リボーンは銃口を向けた。
「寝たらその頭に銃弾を撃ち込んでやるからな!それが嫌なら宿題を終わらせるか銃弾をかわすことだな!」
チャキリーーー
宿題を終わらせない限り銃を下ろさない。リボーンは真っ青になる紘吉を自業自得だと笑っていた。
「終わったよ。だから銃をしまって。」
リボーンはノートを見て珍しく全部正解じゃねーかと馬鹿にするように言うと紘吉を床に正座させた。
「それじゃあねっちょり説教だぞ!」
リボーンは言うなり紘吉の顔を殴った。
「痛!!」
「痛いか?でも玲奈はもっと痛かったんだぞ!」
「俺、やってないよ!何で信じてくれないの?」
ドカッーーー
「グッ!?」
背中に蹴りを入れてリボーンは怒鳴った。
「玲奈が泣いていたんだぞ!お前を信じるわけねーだろうが!今日は玲奈の痛みを思いしれ!」
「や、やめて!!」
「うるせー!ダメツナが!苛めをやる暇があったら炎を強くさせやがれ!」
途中でビアンキが加わり紘吉が気絶するまでリボーンの制裁は続いた。
ーーーー
雲雀はトンファーをブンッと振り血を飛ばした。
足下にはトンファーの餌食になった人間が大量に転がっていた。
紘吉を逆恨みしている桃巨会が他のヤクザと組んで紘吉を拉致して恨みを晴らそうとしている情報を掴んで雲雀は朝から桃巨会と他の組のヤクザを咬み殺していた。
アクビをしつつヤクザを足で踏みつける。
「全くコイツらのおかげで学校に行けなかったじゃない。」
朝から並盛を走り回り咬み殺していた雲雀は今日紘吉に起きたことを知らなかった。
ーーーー
「う・・・、痛っ!?」
目を覚ました紘吉は痛みを堪えて起き上がると時計の針は朝の6時50分を指していた。
「でも何で床で寝てんだろ?・・・あのまま気絶してたんだ。」
紘吉は寝直したら今度はリボーンに蹴り飛ばされて起こされるだろうとこのまま起きて制服に着替えた。
「どうせ朝ご飯ないだろうし、このまま学校に行こう。」
リボーンを起こさないように静かに部屋を出て玄関に行くと台所から奈々が出てきた。
「今日こそは玲奈ちゃんに謝るのよ!ちゃんと謝ったらご飯を作ってあげても良いわ。」
「・・・・・・行ってきます。」
玲奈に騙され信じない奈々だが紘吉はいつか分かってくれると信じて家を出た。