静寂の住人2
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玲奈の悲鳴を聞いて屋上に生徒達が集まって来た。その中には山本と了平の姿もあった。
玲奈は泣きながら山本と了平、集まった生徒達の元に走っていく。
「ヒック、紘吉君が、告白してきたんだけど、断ったら、ヒック、ムカつくって殴られて押し倒されそうになったのーっ、ヒック」
玲奈のブラウスは破れ胸の辺りがはだけていて右頬は赤くなっている。山本達は驚き、紘吉を責め始めた。
「沢田何してんだ!」
「ふられたからって暴力ふるうなんて最低!」
「襲うとかありえねーよ!!」
「俺はそんなことしてない!」
紘吉は必死に否定したが生徒達は嘘つくなと言
い出した。
「嘘ついてんじゃねーよ!」
「じゃあ何で玲奈ちゃんの頬が赤くなってるの!」
「そうだ!鳥居のブラウスが破れてんのは何でだ!」
「鳥居さんが勝手にやったんだよ!俺じゃない!」
「嘘つくなよ!ダメツナの癖に!」
「玲奈ちゃんが優しいからって調子に乗ってるんじゃないの!?」
否定したが生徒達は信じることはなく、紘吉は山本と了平の方を向いた。
「山本!お兄さん!」
山本と了平は紘吉を睨み付けた。
「ツナ何やってんだよ!もうお前とは友達でも何でもないのな!」
「女子に暴力とは極限に情けないぞ!」
「そんな!信じてくれないの!?」
「信じられねーのな!鳥居の頬とブラウスが証拠なのな!」
「極限に信じられん!」
紘吉は愕然とするが山本と了平は吐き捨てる。すると生徒の一人が仕返ししようと言い出した。
「おい!鳥居の代わりに仕返ししようぜ!」
「そうね!玲奈ちゃんの痛みを知るべきよ!」
「謝ることも出来ないダメツナに制裁だ!」
「やっちまえ!」
山本と了平、生徒達が一斉に紘吉を囲んだ。
「や、やめて!」
紘吉は真っ青になるがそれを無視して暴行が始まった。
動けなくなった紘吉を見て暴力を振るうのを止めて玲奈を慰めながら彼等は屋上を去っていった。
紘吉は痛みを堪えて帰宅したがリボーンは蹴り飛ばし、奈々は怒りを顕にしていた。
「ダメツナ!おめぇは何てことしやがる!女には優しくしろって言っただろーが!」
「俺はやってないよ!」
「うるせー!」
「本当だよ!」
「嘘おっしゃい!玲奈ちゃんが泣きながらツッ君に暴力を振るわれたって家に来たのよ!可哀想に頬に湿布してたわ。さっさと謝ってらっしゃい!」
「母さんもリボーンも信じて!」
やってない!信じて!と言う紘吉に奈々は謝罪するまで食事は無しと言ってリボーンは少しは反省しろと言い捨てリビングに戻って行った。
紘吉が帰宅する前に玲奈が奈々とリボーンに手を回していた。