静寂の住人2
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怯える玲奈に気にすることなくトンファーで咬み殺そうとするがレオンが変化した十手に阻まれた。
「雲雀、マフィアは女には優しくするもんだぞ。」
「赤ん坊。」
雲雀は渋々トンファーをしまい、玲奈は助かったと安堵した。
リボーンは丁度良いと雲雀に玲奈を紹介する。
「鳥居玲奈だ。ディアブロスファミリーのボスの娘でボンゴレの同盟ファミリーだ。」
玲奈は怯えつつも挨拶した。
「鳥居玲奈ですぅ。よろしくお願いしまぁす。」
「どうでも良いよ。そんなことよりその化粧と香水、制服は校則違反だ。明日もそんな違反をしたら咬み殺す!」
「そ、そんなぁー。」
お姫様扱いされたい玲奈は自分を着飾ることでよりいっそう魅力的に見せていた。
不満な声を出す玲奈に雲雀は「何?」とまた睨み付ける。
「な、何でもないです~。」
チャイムが鳴り「さっさと教室に入りな。」と言い残して紘吉を心配しつつも雲雀は立ち去った。
リボーンは守護者である雲雀に同盟ファミリーの玲奈を認めて貰わなければと玲奈を連れて雲雀の後を追った。
「待て雲雀!」
「何?次の校則違反はサボりなわけ?」
「俺の顔に免じて許せ。玲奈のことで話があるんだ!」
リボーンの事だ。今追い払っても何だかんだとこじつけてくるだろう。雲雀は仕方ないと応接室にリボーンと玲奈を入れた。
リボーンと玲奈をソファーに座るように促した。
「で、話って何?」
「玲奈はボンゴレ7世の傍系でな、いざとなったら守らなきゃならねーんだ。」
「は?」
雲雀はそれなら7世の傍系の玲奈より1世の直系である紘吉を守るべきなのではと思わず怪訝そうな声を出した。
「玲奈は以前に7世の傍系だということで誘拐されそうになったことがあってな。ボンゴレの血筋は他のファミリーにしてみれば喉から手が出るほど欲しがるものだからな。」
女なら子を作らせることが出来るからなと付け足すリボーン。
「話はそれだけ?」
明らかにどうでも良いと言う雲雀にリボーンは続けた。
「雲雀に玲奈を守って貰おうと思ってな。」
雲雀は眉を寄せた。
「冗談じゃないよ。僕はそいつの護衛じゃないんだ。そもそもマフィアの人間なんだろ?自分の身くらい自分で守りなよ。」
「玲奈は戦えないんだ。だから雲雀のような護衛が必要なんだぞ。」
「お願いします~。」
可愛らしい仕草を作り媚びを売る玲奈。雲雀はそれを見て呆れつつも無表情で言った。
「君は馬鹿なの?」
「え?」
「誘拐されるくらい価値があるのが分かってるのに自分で守る##RUBY#術#すべ##を身に付けなかったわけ?」
「で、でもぉあの時はまだ玲奈は小さかったから~護身術とか出来なくって~。仕方なかったんですー。」
「誘拐されたのに今まで守る術を身に付けるのを怠った君が悪い。今からでも身に付けたら?」
「ぅっ・・・・・・。」
遠回しに玲奈を護衛する気はないと言っている雲雀にリボーンは今は引くしかないと悟る。何せ玲奈は校則違反をしまくっていてそれが原因で雲雀の機嫌は急降下し続けている。
「今日のところは引いてやるが次は良い返事を期待してるぞ。」
リボーンは玲奈を連れて応接室を出ていった。
「あの校則違反女の護衛?ふざけないでくれる?」
応接室のドアを見て雲雀は呟いた。