静寂の住人2
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「紘吉君のお母さん、ビアンキさん、初めまして鳥居玲奈です。」
丁寧にお辞儀をする玲奈に奈々とビアンキは好感を持った。特に奈々は最近紘吉に友人が出来たところにまた新しい友人が増えて安心した。(最も紘吉は友人すらいないと近所で笑われて奈々は恥ずかしい思いをしていたがこれからはもうその事で笑わることはないだろうと思っただけだが。)
大人数だから紘吉の部屋ではなくリビングでお菓子を食べながら話したりゲームをしていたがランボ、イーピン、フゥ太は浮かない顔をしていた。
それに気付いた紘吉がどうしたの?と声をかける前にランボが紘吉に飛び付いた。
「うわっ!!」
「ランボさん公園で遊びたい!ツナ連れていけーーー!」
紘吉は今から?と思ったがランボは絶対に公園に行くと騒ぎ出した。
「分かったよ。悪いけど俺は抜けるね。」
「夕飯前には帰って来いよ。玲奈と親睦会を深めるために食事会をするぞ!」
「う、うん。」
台所を見ると既に奈々は食事の準備をしていて、玲奈と食事するのかと思うと気が重かった。
紘吉が玄関で靴を履いているとフゥ太とイーピンが自分達も連れていってと来て紘吉はそれなら皆で行こうかと公園に移った。
ランボとイーピンはブランコに乗ってはしゃいで紘吉は近くのベンチで見守っていた。
隣に座っているフゥ太は紘吉に大丈夫?と聞いてきた。
「何かツナ兄、元気ない?」
「そんなことないよ。それよりフゥ太の方が元気無さそうだけど?」
フゥ太は少し俯いた。
「僕ね鳥居玲奈さんのこと苦手かも。何か僕やランボとイーピンを見る目が怖いんだ。それにツナ兄を見る目も怖い。ツナ兄は平気なの?」
「鳥居さんが俺を値踏みするような目で見てくるのフゥ太は分かったんだ。でもフゥ太達もそんな目で見てるなんて。だから元気がなかったんだね。」
深刻な顔で話をしている紘吉とフゥ太に気付いたランボとイーピンは二人のいるベンチに走ってくる。
「ツナさん大丈夫?」
「ランボさんあの化粧オバケ嫌い!だからランボさんはツナの味方だもんね!」
紘吉は玲奈が居ない場所に行きたくてランボは公園に行きたがったのだろうと分かった。そしてイーピンもフゥ太もギリギリのラインで我慢していたことも。
「フゥ太、ランボ、イーピン、頑張ったね。俺は三人が居るから大丈夫だよ。」
紘吉は子供達の頭を撫でる。子供達は大好きな紘吉に撫でられて喜んだ。
またランボとイーピンはブランコに乗って、紘吉とフゥ太はブランコを押して遊んでいた。
ーーーー
玲奈はリボーンをはじめ今沢田家に居る人間を観察していた。と言うより美形に入る獄寺、山本、了平を見ていた。
『三人共すっごく良い男じゃな~い♪玲奈気に入ったわ~♪ただの駒にするのは勿体無いからぁ駒兼玲奈の騎士にしようっと。奈々は使い道があるから良いとしてもただ・・・。』
京子とビアンキを見て玲奈は一瞬、睨み付けた。
『正直、あの女共は嵌めて排除したいけど京子は了平先輩の妹だし、ビアンキはヒットマンでリボーンの愛人だからムカつくけど手が出せないわ!』
お姫様は自分だけで充分!と思っている玲奈は不満だが諦めるしかなかった。