静寂の住人
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ツナが愛結華に陥れられて一ヶ月が過ぎた。もうこの頃は暴力も酷いものになり獄寺達に至ってはダイナマイト、バットで攻撃するようになっていた。
クラスの生徒達が話し合って今日も屋上で獄寺達を中心にクラスの生徒達がツナに制裁をし、愛結華は数人の女子に日本語を教わるために教室にいた。
「本当に俺はフォードさんに嫌がらせなんかしてない!信じてっ!」
「うるせぇ!どこまで無駄な意地を張ってやがる!」
「そうなのな!だったらあ愛結華の顔の湿布はなんなのな!」
愛結華の頬は両方に湿布が貼られていたり腕やや足に包帯が巻かれたりしてい。勿論愛結華は自分で湿布や包帯をして登校していた。
「いつまでも寝転んでないで土下座して愛結華さんに謝れ!」
「そうだよ!愛結華ちゃんは毎日沢田君と仲直りしたいって言ってるんだよ!それなのに沢田君はどうして酷いことばかりするの!」
「愛結華はあれから毎日日本語の勉強を頑張ってるのな!それもお前が誤解して傷付けないようにって!今だって女子に日本語を教わってるんだ!」
優しくて頑張ってる愛結華にこれ以上酷いことをするなとツナが動かなくなるまで制裁が続いた。
「うぅ・・・。」
「あーら、お目覚めかしらぁ?ダメツナ君?」
獄寺達に忘れ物したから取りに行ってくると言いくるめて屋上に来た愛結華。獄寺達はついて行こうとするが忘れ物をした自分が悪いから一人で取りに行くと言う愛結華に獄寺達はツナは屋上で暫く目を覚ますことはないだろうと行かせた。
「ね、もう痛いのも元親友や好きな女の子に嫌われ続けるのも嫌でしょ~?だから愛結華にボンゴレをちょ・う・だ・い♪ボンゴレの財で贅沢したいのよねぇー♪」
一ヶ月も制裁されたんだ、そろそろツナも明け渡すだろうとニヤニヤする愛結華。
「い、嫌だ・・・。フォードさんはボンゴレで贅沢したいだけでしょ?そんなに、生易しくない、よ。」
「あー、ハイハイ。お決まりのボンゴレの業ね。そんな嘘愛結華には通じないわよぉ!」
そう言うと愛結華はツナの脇腹を思いっきり蹴る。
「ガハッ!」
「まあ、いつまでその態度が持つかしらねぇ?出来れば林間学校中に渡して欲しいかな~?もう一ヶ月も経ってるしねぇ~。さすがにイライラするしぃ。」
「林・・・間学校?でも、俺はリボーンと母さんが行けないように、してた・・・はずだよ。」
愛結華が並中で初めての学校行事。だがせっかくの学校行事がツナによって悲しい思い出にならないようにリボーンと奈々が相談して林間学校は不参加にさせた。
「ウフフ。愛結華が『そんな可哀想なことしないでぇ~』て頼んであげたのよ~。リボーン君とあんたのママンは優しいって感動してくれたわぁ~。そういうことだから、林間学校でも苛めてあ・げ・る♪」
「!?」
「それじゃあんたの元友達が待ってるからバイバーイ♪」
手を大きく振って屋上を出ていく愛結華。
林間学校は少なくても獄寺達からの暴力は避けられると思っていたツナは愕然とした。
「でも、俺はいつかは信じて貰えると思いたい。」
ツナは暗闇の中で有るのかさえ分からない希望にすがるしかなかった。