静寂の住人
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雲雀はアーデルハイトによって転がされた不良達を風紀委員に指示を出した。
「このゴミ警察に突き出して。」
雲雀の言葉に不良達は泣き叫ぶ。
「そんな!」
「白状したら許してくれるんじゃなかったのか!?」
「なのに警察だなんて!」
「ゴミ達は馬鹿?尾田ゆかりと原田健太にしたことは犯罪だよ!」
「「「「「「は、犯罪!?」」」」」」
「立派な暴行罪だ!なのに白状しただけで許されると思うな!」
不良達は風紀委員に引き摺られていった。
それを見ていた生徒、特に2年A組の生徒は自分達はどうなるのだろうと恐怖した。
「沢田綱吉に暴力を振るった生徒、私物を奪ったり壊した生徒、罵った生徒は勿論警察に連行だから覚悟しな!」
雲雀が草壁に合図をすると草壁をはじめ風紀委員が体育館の出入口を開けると一斉に警察が入ってきた。
捕まりたくないと泣き叫び、逃げ回る生徒を警察は捕らえてパトカーに乗せて警察に連行された。
残った生徒は学年が違う為、ツナに制裁をしなかった一部の3年生と偶々校舎が違った為に知らなかった1年生、苛めを見て見ぬふりをしていた2年生。
雲雀は風紀委員に尾田ゆかり達を護衛させ、苛めに参加しなかった1年生に今日はもう帰るようにと帰宅させた。
「ここに残った生徒も同罪だ!2年は勿論、見て見ぬふりをしていたり罵っていた3年には1週間以内に原稿用紙50枚で反省文を書いて風紀委員会に提出すること!原稿用紙を風紀委員から受け取ってから帰宅しな!教師達はボーナスカットと半年間減給だ!」
教師達は肩を落としたが自業自得だと納得し、原稿用紙50枚の反省文を書くはめになった生徒達もまた何て馬鹿なことをしたんだと甘んじて罰を受けた。
「愛結華・フォードとボンゴレ関係者は残ること!」
雲雀達は壇上から下りて愛結華と裏切り者達を取り囲んだ。
怒り、嘲り、冷笑、侮蔑、軽蔑の感情を一身に浴びて愛結華は悔しそうに睨み返し、獄寺達は焦った。
獄寺と山本、了平はこのままだと裏切り者として罰を受けるだろうし特にマフィア育ちの獄寺に至っては極刑だ。獄寺達は足掻くしかなかった。
「十代目だってたまには沢田に仕返しされるだろう!」
「そうなのな!優しい愛結華にだって限界があるぜ!」
「極限に愛結華は頑張っていたのだ!それが分からない沢田には失望したぞ!」
「そうだよ!愛結華ちゃんも怒ることもあるわ!」
愛結華は未だに騙され続ける獄寺達を馬鹿にしつつもまだこの奴隷達は使えるとほくそ笑み、このまま誤魔化そうとした。
ーーーー
黒曜ヘルシーランドでクロームを介して一部始終を見ていた骸はクフフと笑った。
「そろそろ頃合いですかね?僕の一部で可愛いクロームに敵意を向けたことの落とし前をつけてもらいますよ!薄汚いマフィアの愛結華・フォード!」
骸は愛結華に憑依した。