静寂の住人
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
守護者達が退室すると執務室に人の形をした光が現れた。
九代目は武器の杖を構えるが光から見える人物を見ると傅く。左の瞳は蒼色で右の瞳は金色で人間とは違う雰囲気を纏っている人物。この世界で最も敬意を払い何者であっても逆らうことは許されない存在。
「貴方様は静寂の住人様で有らせますな?」
イヴェールは頷き口を開いた。
「沢田綱吉を十代目から外すようだな?そのことで話がある。」
「静寂の住民様?」
「沢田綱吉を外すのは構わない。だがこの世界は復讐者が守っているトゥリニセッテと正統な保持者が大空のボンゴレリングを所持することによって成り立っている。」
「綱吉君に大空のボンゴレリングを渡しましょう。」
九代目の言葉にイヴェールは話が早くて助かると言い、続けた。
「今現在、沢田綱吉は私の同胞が守っているから安心しろ。他のボンゴレリングについてはそちらで決めてくれ。そのことについては私達は干渉しない。」
そう言い残しイヴェールは静寂の世界に戻っていった。
九代目は静寂の住人がツナを守っているうちに新たな十代目を選出した。
ーーーー
炎真とシトッピーが尾田ゆかりから話を聞いていた時、アーデルハイトは至門中学を中心に見回りをしていたが並盛乃公園に少女が一人ベンチに座っているのを見つけた。
「日がくれている。女子が一人でいると危険だ。早く帰宅しなさい。」
アーデルハイトの声に反応し振り向く少女は涙を溜めていた。そして。
「確か、鈴木アーデルハイトさんですよね?」
「貴女は三浦ハルさんね?」
ハルとシモンファミリーは以前リボーンとツナを通して会ったことがあった。
ハルは泣き出し、アーデルハイトは慌ててハンカチを渡した。
ハルはハンカチで涙を拭いすみませんと謝った。
「気にしなくて良いわ。」
「アーデルハイトさんはまだ並盛中学校に在籍していますか?」
「ええ。」
「なら教えて下さい!ツナさんは何処にいるんですか?無事なんですか!」
ハルの必死の声にアーデルハイトは何があったのか話して欲しいと言い、ハルは頷いた。
「数日前、ハルは京子ちゃんと花ちゃんとラ・ナミモリーヌで新作のケーキを食べる約束をしてました。」
ハルは話始めた。
ハルはラ・ナミモリーヌの前で京子と花を待っていた。 暫くすると京子から連絡が入りハルは携帯を取り出した。
『ハルちゃん?もう着いちゃったかな?』
「はい!でも気にしないで下さい!ハルが早く着いただけですから!」
『ありがとう。あのねハルちゃんに紹介したい女の子がいるんだけど連れてきても良いかな?』
「勿論です!どんな方ですか?」
『愛結華ちゃんって言ってイタリア人と日本人のハーフなんだよ!』
「ハーフさんですか!会うのが楽しみです!」
京子がもう少しで着くから待っててねと言って携帯を切りハルは愛結華に会うのを楽しみにしていた。
京子達が着くと京子の隣にいた少女がハルの前に立った。
「はじめましてぇ。愛結華・フォードでぇす。よろしくね~♪」
ハルも自己紹介をしてラ・ナミモリーヌに入った。
新作のケーキと飲み物を注文した後ハルは耳を疑う言葉が飛び交った。