静寂の住人
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この日の朝、愛結華は悲鳴を上げた。
「キャーーーッ!何なのよこれはぁーー!!」
大空のボンゴレリングが濁った灰色になっていた。
「ま、不味いわ!不味いわ!こんなリングとてもじゃないけどリボーン君達には見せれないわ!!」
いつもは首にかけていたボンゴレリングを制服のポケットに入れて登校した。
そして獄寺、山本、了平のボンゴレリングは愛結華よりはマシだが輝きを失い僅かにだが濁り出していて三人共に制服のポケットに入れて登校した。
昼休み教室で過ごしていた。
愛結華が京子と花とトイレに行くと席を外した時了平がボンゴレリングを出した。
「理由は分からんが極限にリングが汚い色になってしまったのだ!」
「芝生頭もか!」
「獄寺もなのな!?」
獄寺と山本もポケットからボンゴレリングを出した。
「極限何故こんな色になったのだ?」
「思い当たらないのな!」
「一応雲雀の野郎にも見せて貰うか?」
「そうだな。」
愛結華達が戻る前にボンゴレリングをポケットにしまった。
静寂の世界ではイヴェールが手を額に当てていた。
「過去にも他の世界の大空のボンゴレリングが濁った例は幾つもあったが今回の濁りは酷すぎるし、大空以外のリングが濁るのは初めてだ。」
他のボンゴレリングと初代の守護者の達も怒り獄寺達を拒絶したのだろう。
愛結華・フォードの人格の悪さと騙された獄寺達にイヴェールは呆れ返っていた。
《プリマベーラ!お前も気付いただろう?早急に大空のボンゴレリングを沢田綱吉に渡すんだ!》
《分かったよ~。》
間延びした返事にイヴェールは本当に分かっているのかと疑問が残った。
放課後、クロームは沢田家の様子を見に行き、炎真とシトッピーは並盛で聞き込みに行った頃、獄寺と山本、了平は応接室に乗り込んだ。
「雲雀!てめえのボンゴレリングを見せやがれ!」
「ノックもしないで入ってくるなんてどれだけ君が非常識なのか良く分かるよ。」
冷めた目で侮蔑する雲雀に獄寺は怒鳴るが山本が宥める。睨む視線は雲雀に向いているが。
「見せて貰う前に喧嘩したら見せて貰えないのな。」
「極限に見せて貰うぞ!」
雲雀はボンゴレリングが何だと机の引きしからボンゴレリングを出した。
雲のボンゴレリングは以前と変わらず輝き、綺麗な紫色をしていた。
「「「!?」」」
『『 『雲雀のリングは以前のままなのか!?』』』
驚愕する獄寺達に雲雀は怪訝そうな顔をした。
「これが何?」
「い、いや、何でもねぇ。」
「極限に何でもないのだ。」
「お邪魔したのな。」
獄寺達は応接室を出て行くと雲雀のリングだけ以前のままなのだろうと憤った。
「霧のリングも変わりはなさそうだな。」
獄寺が言うと山本と了平は頷く。
霧のリングが自分達のように濁ったらリボーンから連絡が来るはずだ。
愛結華同様獄寺と山本、了平は頭を抱えた。
(雷のリングも濁っているがランボは気にしていない。)