静寂の住人
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「そうだね。さすがに俺達まで消えたと思われたら厄介だ。」
「ボス。ゆっくり休んでね。」
「皆、ありがとう。」
「クロームちゃん、炎真君、しとぴっちゃん。また悪いけど姿を隠させてね。」
頷く三人に瞳子は幻術で姿を消して宿泊施設の近くまで送っていった。
「瞳子さん、本当にありがとう。」
「ツナ君を助けてくれてありがとう。」
「シトッピーも炎真と同じ☆」
お礼を言う三人に瞳子はクロームに連絡先を記した紙を渡した。
「念のためだよ。もし綱吉のこと何かあったりしたら使って良いわ。雲雀恭弥には念を押して言っておいてね。」
「分かった。」
クロームは連絡先が記されている紙をポケットに入れ万が一リボーン達の目に止まらないように幻術で隠した。(プリマベーラも幻術が使えるクロームなら隠すだろうと推測して渡した。)
ツナの足が治ったら連絡すると言って瞳子は術を解き、隠れ里に戻っていった。
瞳子の後ろ姿を見ながら炎真がクロームとシトッピーに考えがあるからと話し出した。
「瞳子さんが匿ってくれている間に俺達も動こう!雲雀さんに言って並盛の監視カメラを見れるようにしてもらったり、フォードの動きをチェックしたり。いつでもツナ君が並盛に帰って来れるように。」
「うん!なら私は姿を隠しながらフォードさんとボスの家族の動きをチェックする。」
「俺もジュリーに頼んでみるよ。」
「私は監視カメラのチェックするよ☆」
クローム、炎真、シトッピーは宿泊施設に戻るとリボーンが仁王立ちしていた。
「おめぇら、ツナはどうした?」
クローム達は自分で拳銃で撃っておきながら!と心の中で毒づいた。
「ボスは見付からなかった。」
「かなり遠くまで探したんだけどね。」
「何処にも居ない。」
リボーンはチッと舌打ちし、あのダメツナめ!と罵り獄寺と山本が居る部屋へ戻っていった。
「本当に何てヤツだ!」
「赤ちゃん家庭教師失格!」
「ボスが見限ったのも知らないで大したものね!」
クローム達は其々割り振られた部屋へ戻っていった。
翌日、帰りのバスに乗っているとクロームと炎真、シトッピーの目にリボーンが連絡を取っているのが入った。
「諜報部か?ツナを探してくれ!あんなヤツだでも敵対ファミリーからしたら生唾モノだからな!」
クローム達は敵対ファミリーよりリボーン達の方がよっぽど危険だ!お前達の方が生唾モノじゃないか!と軽蔑した。
バスに乗ればツナを心配するふりをする愛結華に吐き気を覚え、それに騙される京子達に呆れ果て、クローム達は苛々しながらバスに乗っていた。
並中に着き出迎えた校長のそこそこ長い話を聞いて解散になった。
クローム達は応接室に行こうとするとリボーンが足止めしてきた。
「クローム愛結華に忠誠を誓え!嫌ならボンゴレリングを返してもらうぞ!」
リボーンはボンゴレリングを取り上げると言えばクロームは忠誠を誓うだろうと考えた。
クロームはボンゴレリングを外してリボーンに投げ渡した。
「誓う気はないから返す。」
「なっ!ボンゴレの保護は要らねーのか!」
「私も千種も犬もフランもMMも自分の身は守れるし、骸様は復讐者の水牢から開放されてるから問題ないわ!」
睨むクロームにリボーンは喚き散らした。
「クローム!今すぐ愛結華に誓うんだ!愛結華はお前が守護者になってくれたら女同士仲良くしたいって言っているんだぞ!」
「私のボスはその人じゃない!」
クロームは吐き捨てて炎真とシトッピーと一緒に応接室に向かっていった。
リボーンはクロームの奴!と苛つくが一部始終を見ていた愛結華が話し掛けた。
「リボーン君。六道骸君が守護者として誓ってくれたらぁクロームちゃんもきっと守護者になってくれると思うの~。私、女の子のクロームちゃんがぁ守護者だと嬉しいんだけどなぁ。」
「よし!明日骸のアジトに行って説得するぞ!」
「愛結華も頑張るねぇ~。」
リボーンはクロームが守護者なら学校行事での旅行等で男が入れない場所でも愛結華の安全を確保出来るし、骸が守護者になってくれたら愛結華の守りを強化出来ると考えていた。
『クロームって良く見ると可愛い顔してんのよね!それに美形の骸君と一緒に暮らしてるなんて生意気なんだよ!守護者にしたら苛めてやるんだから!』
愛結華はクロームを守護者にしたらどんな風に苛めて遊ぼうかと内心ニヤニヤしながら考えながら獄寺達と帰宅していった。