静寂の住人
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クロームと炎真、シトッピーは獄寺達と睨み合いをしていると愛結華とリボーンが戻ってきた。
獄寺達は泣いたあとが残っている愛結華を見てツナがまた傷付けたと怒りを感じた。
「愛結華さん!また沢田の野郎に!」
「愛結華大丈夫なのな?」
愛結華のことを頻りに心配する獄寺達を無視してクロームはボスはどこにいるの!?と大声を出す。
「ダメツナは愛結華を傷付けたから放置したぞ!」
銃で足を撃ったから転がってるだろと言うリボーンにクロームは真っ青になる。炎真も真っ青になるが探しにいかないと不味いとクロームとシトッピーに呼び掛けた。
「しとぴっちゃん、クローム。ツナ君を探しに行こう!」
「分かったわ!」
走り出したクローム達にリボーンは銃を炎真の足元近くに撃つ。
「勝手な真似をするんじゃねえ!特にクロームはこれから愛結華の守護者になるんだからな!」
クロームは愛結華の守護者に何故自分がなるんだとリボーンを睨んだ。
「愛結華が十代目候補だ!クロームは引続き霧の守護者として愛結華に支えてもらう!」
「クロームちゃん、よろしくねぇ~♪」
愛結華は首にかけた大空のボンゴレリングに通してあるチェーンを持って手で揺らしながら言ってきた。クロームは愛結華の目の奥に自分や炎真達を見下し馬鹿にしているのが見え隠れしているのに気付き拒絶した。
「私はフォードさんの守護者になんかならない!私のボスはボスだけよ!」
「クローム!逆らう気か!」
「クロームちゃん守護者になってくれないの~?」
「クローム、テメェまで愛結華さんを傷つける気かよ!」
「守護者になるのな!」
「愛結華ちゃんを守ろうよ!」
「沢田なんか見捨てなさいよ!」
クロームの守護者拒否にリボーン達は口々に責める。
「フォードさんの守護者はなりたい人が成れば良い!炎真君、しとぴっちゃん行こう!」
「動くな!」
拳銃を構えるリボーンに触発され獄寺はダイナマイト、山本は刀を手にした。
「クロームお前にチャンスをやる!今此処で愛結華の守護者になると誓えば許してやるぞ。」
「嫌よ!」
「女を傷付けるのはポリシーに反するが仕方ねぇ!」
リボーンが引き金を引こうとした瞬間、足元が沼化し獄寺と山本はゆっくり沈んで行き、クロームに意識を向けていたリボーンも今度は避けきれず沈んでいった。
「ここは食い止めるから沢田綱吉を探して!」
クロームと炎真はシトッピーに任せ探しに行った。
「確かこの道の方に連れていかれたよね。」
「ボス無事でいて。」
だが探しても探してもツナは見付からない。次第に焦り出すクロームと炎真。
「ボス!何処なの!!」
「ツナ君居たら返事して!!」
二人はツナを探し続けた。
ーーーー
ツナは足の手当てをしてもらった後、秋人に呼ばれた寧々が来た。
「お前さんが怪我人かい。」
そう言って簡単に手当てされているツナの足を見た。巻かれている包帯を見て瞳子が手当をしたのが分かったが手当が出来ないのを知っていた寧々は確かめようとした。
「悪いがお前さんの傷口を見させて貰うよ。」
包帯をほどいてゆっくりガーゼを剥がすと銃創が見え、寧々は目を丸くした。
「瞳子?お前は銃創の手当てなど出来たのか?」
プリマベーラは慌てて瞳子の記憶を辿り何とか答える。
「お祖母ちゃんの手当てを見たことがあるから見よう見まねで。」
「・・・。まぁ良い。貫通しておるし至近距離で撃たれたな?」
「はい・・・。」
「惨いことをする奴もいたものだ。しかし不思議だのう?これ程の怪我なのに傷口が少しだが回復しておる。瞳子、何の薬を使った?」
プリマベーラは辿った記憶を思い出してその薬を寧々に渡した。
「これか。この薬は確かに効くが回復が早くなるような要素はないのだが。・・・まあ、この子の回復力が早いのかもしれん。」
寧々はツナの足の手当てを始めた。プリマベーラは寧々の疑問に冷や汗をかいていた。