自由を望む大空
骸はツナにそろそろ逃げた方が良いと話す。
「綱吉さんは先に脱出して下さい。クローム、綱吉さんと一緒に行きなさい。」
「骸は!?」
心配そうに見るツナは骸は優しく微笑んだ。
「どうせなら敵対ファミリーを手引きしてやりますよ。それを済ませたら脱出します。」
納得出来ないツナに苦笑いする骸は抱きしめ、また会えますから早く言って下さいと耳元で囁く。
「・・・分かった。でも早く脱出してね!」
「ボス、早く行こう!」
ツナとクローム、犬、千種は地下牢を出て脱出した。
ーーーー
骸は牢屋の扉に獄寺を蔦で絡らませ立たせた状態にして睨み付けた。
「獄寺隼人。貴方が何故数ヶ所の煙草の火程度の火傷で済んでいるか分かっていますか?」
「・・・・・・。」
「分からないなら教えて差し上げます!貴方が綱吉さんをレイプしようとしてから僕以外の男に恐怖を感じるようになった。それでも彼女は自分を鼓舞してきた。でもやっぱり原因の貴方には恐怖を感じたからその程度の火傷を負わすだけで終わったんです。近寄るのも嫌がってましたからね。」
リボーン達は驚き獄寺を見たがツナの制裁(リボーンは構成員達からの制裁)で動けない。獄寺がどうなるのかただ見ているしかなかった。
骸は煙草を取りだし火を付け吸う。
「だからこれで制裁して差し上げましょう。」
骸は煙草で獄寺の左目に押し付けた。
「ギャアァァァーーーーーーーッ!!」
「その汚ならしい目でいつも綱吉さんを見ていたのですよね?僕はそれすら気に入らなかった!綱吉さんを傷付けた癖に好きだなんてどの口で言っているんですか!」
獄寺の腹に何ヵ所も煙草をジックリと押し付ける。
次々に出きる火傷に獄寺が気を失いそうになると骸は獄寺の腹を殴り付け起こす。
「この程度で気を失うなんて笑えますね!もっとなぶりたい所ですが可愛い綱吉さんを待たせてますからこれで終わりにしますよ。」
「・・・じ、十代目・・・。」
「諦めの悪い男だ。綱吉さんは貴方のことを嫌ってますよ?それに何度も言っていますが彼女は僕の最愛の人です!」
骸は三叉槍で急所を外し獄寺の腹を刺した。
「グアァァァァァァァーーーッ!」
刺した三叉槍を引き抜き、悲鳴を出し腹から血を流す獄寺を放置し山本に歩み寄り右足を三叉槍で突き刺した。
「ギャアーーーーーーッ!!」
「山本武も綱吉さんにまとわりつこうとしてましたね。獄寺隼人同様諦めの悪い。綱吉さんは君のことも嫌悪していましたよ。」
骸は山本の右足から三又槍を引き抜くと今度は背中、腰に突き刺し勢いよく引き抜く。そしてリボーンに近づく。
「生徒の話を何一つ聞かないで躾と称した暴力を振るうとはね。最高峰の家庭教師?片腹痛いですね!」
三叉槍でリボーンの右腕を切り落とした。
「グガァァァァァァァァーーーーッ!!!!」
「クフフフフ。腐ってもアルコバレーノ。かろうじて生き延びられて綱吉さんにボンゴレの再建をしろとまとわりつかれても迷惑です。だが片腕では反動がある拳銃は使えませんからヒットマンもマフィアの家庭教師も出来ませんね。」
ボロボロのリボーン達はせめてツナの手で殺されたいと願うがそれを見抜いた骸はクフフと笑った。
「これから敵対ファミリーが連合でボンゴレを潰しに来ます。裏切りには死をもって償うことですね。綱吉さんに殺されるなんて甘い考えは捨てなさい。」
裏切者達はそれすらも許されないのかと絶望した。
骸は冷笑しボンゴレから脱出した。