自由を望む大空
「そんなことあるよね?クソ女に嵌められた時、調査もせず娘の俺を切り捨てクソ女の部下にして汚れ仕事専門のマフィアにしようとしてたよね?クソ女が嘘をついていたと分かった途端に手のひらを返して俺をまたボンゴレに縛ろうとしたよね?骸と交際した時に骸と別れてファミリーの家族の為に犠牲なれって言ったよね?同盟ファミリーのボスと結婚しろとも言ったよね?」
それは俺を好き勝手に出来る道具としか見てないよね!と蔑むツナ。
「父親モドキは自分がマフィアだから子供もマフィアになって当たり前としか思ってないから理解出来ないだろうね。」
「ーーー?」
家光は自分がマフィアだから子供もマフィアになるのが当たり前だと思っていた。
「俺は一般人として生きてきたんだよ?一般人から見たらマフィアなんて犯罪組織なんだよ。それ以上でも以下でもない。」
「ーーーッ!?」
「何その顔?まさかマフィアは人様に自慢出来る職業だと思ってんの?」
「だがボンゴレはトゥリニセッテを!」
「トゥリニセッテを守っていようが所詮はマフィア。犯罪組織だよ!」
ツナは忘れたのかよ?と馬鹿にしたように言い、そろそろ制裁しようかと拳銃を家光の足に標準を定めた。
「夫婦揃って謝罪もしてないくせに、病気だからって助けて貰えると思ってんの?」
「それは奈々のことか!?」
「当たり!わざと母親モドキとは違う型だと嘘ついた。」
「それじゃ・・・。」
「調べてないけど超直感で分かったよ。俺は同じ型だよ♪でも虐待女を生かした所でまた誰かに迷惑かけると思うから死んじゃった方が世の中の為になるね!」
「お前はなんてことをしたんだ!」
「夫婦で俺を裏切った癖に!これは復讐だよ!!」
もうこれ以上付き合う気はないとツナは冷たい目線で家光を見て引き金を引いた。
「グアッ!!」
家光の左の膝下に二発の銃弾が撃ち込まれ血がドクドクと流れる。
「結構血が出てるから長くは持たないかもね。」
笑いながら話すツナに骸がそろそろ時間ですと耳打ちした。
ツナは家光に絶望することを期待をして言った。
「これからFBIと警察が連携して乗り込んで来るよ。さて、お前が出血多量で死ぬのが先か?捕まるのが先か?運次第だね。さっさと死んだ方が良いと思うよ。だって次はボンゴレ本部を潰すから。」
ボンゴレが費えるのは見たくはないでしょ?と楽しげに嘲笑うツナにチェデフに属していた部下は逃げ出し家光は後悔し絶望した。
ボンゴレの崩壊は自分達が切欠だった。ツナを信じていればこんなことにはならなかったと。
「それじゃあね。あ、お前に失望したラルさん達はもうチェデフを出ていってるから安心して死ぬなり捕まるなりしなよ!父親失格野郎!!」
ラル達の言葉を無視した結果だと家光は悟り、
ツナは冷たい目で家光に吐き捨ててチェデフを後にした。
ーーーー
ボンゴレ本部に戻るとツナと骸は地下牢でボロボロのリボーンを引きずり出した。
「随分制裁されたねー。ボロボロじゃん。」
「如何に恨みを買っていたか良く分かりますね。」
全身に痣、切り傷、火傷がありかつてのツナの様なリボーンにツナは俺と同じ目に合って良かったねと笑い、骸は蔑視した。
睨み付けるリボーンにツナは笑うのを止め冷たい声で言った。
「何その目?冤罪だった俺と違ってお前は有罪なんだよ!だからそれは自業自得だ!」
「・・・!」
確かにツナは無実でリボーン達はそのツナを裏切った。
「良いね!その悔しそうにした顔!」
「中々面白い物を見せて貰いましたし愚者達の所へ行きましょう、綱吉さん。」
骸がリボーンを引きずりながら歩きそれを面白そうに見ながら歩くツナは獄寺達が居る地下牢に向かった。