まさかの!?


『雲雀さんが女の子だなんてーーー!?いやいや、きっと今日はエイプリルフールで!リボーンに変な特殊弾を撃たれて!』

ツナは雲雀を前に現実逃避を始めた。
雲雀は仕方ないねとツナの手を取り自分の胸を触らせた。

「僕はれっきとした女だよ。」

「な、な、本当に、女の子だなんてーー!?」

しれっとして言う雲雀にツナは固まるも我に帰った途端に猛スピードで後ずさった。

雲雀の性別判明と胸を触らせるというとんでもない行動にどうして良いか分からず骸の方を向く。この状況を何とかしてくれと。
骸はそんなツナを見て苦笑い混じりに爆弾発言をする。

「僕も普段は幻術で男に化けてますけどね。」

術を解くと少しだけ身長が少し低くなった骸の姿。そして迷彩柄のTシャツが破けるんじゃないかというくらいの巨乳があった。

「これが本当の僕の姿です。」

そう言うと雲雀がしたようにツナの手を取る。流石に気付いたのか真っ赤な顔で骸の手を振り払おうとブンブンと振るツナ。

「触っても別に減るものではありませんよ?」

「減る減らないの問題じゃねぇーーー!」

その様子を見ていた雲雀は鼻で笑い、骸も負けじと言い返す。

「六道、全ての男が巨乳好きじゃないんだよ。」

「クフフ。貧乳の僻みですか?」


終いには自分の方が形が整ってるだの、柔らかいだのと言い合いに発展し、ならばツナに触らせて気に入られた方がツナと付き合うと言い出した。

「女の子ならそんなこと言い合いしないでーーー!!てか俺と付き合うって何ーーーーー!?」

ツナは内容が内容なだけに顔を真っ赤にして絶叫しーーーーー





「魘されてんじゃねぇっ!ウルセーッ!!ダメツナが!!」

「ギャッ!? 」

ツナはリボーンの蹴りで起きた。目覚まし時計の針は朝の六時半を指していた。

ツナは心臓をバクバクさせながら『悪夢かぁ。悪夢で良かったよ~。』と胸を撫で下ろした。


「俺はヒットマンとしての仕事が入ったから暫くイタリアに行ってくるぞ。課題は机に置いておくからしっかりやれよ!」

リボーンはそう言い残しイタリアへ向かった。




並中 2-Aーーーー

「イタリアから来ました。リリン・パンナでぇす。皆さんよろしくね~♪」

ツナは目を見開いた。


リボーンの急遽入ったヒットマンの仕事。
転校生のリリン・パンナ。
これはーーーーー



『まさかの正夢ーーーーーーーーっ!?』




このまま行くと最終的にリリンと獄寺達がぼろ雑巾になり、雲雀と骸に逆セクハラ紛いなことをされてしまう。


ツナは顔を青くした後に白くして気絶した。


End.
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