儚き者達
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帯状の光がランバードを囲むように飛んで行く。囲まれたランバードは逃げたくても雲雀の雲属性の手錠で身動き出来ず怯えて震えるだけだ。
光はランバードの体に入って行く。
「た、助けてく、ウギャアァァァァァッ!!」
ランバードは悲鳴をあげ気絶し、それを見たリボーン達帯状の光から逃げようと走り出す。
「逃げるだけ無駄さ!」
「逃がさないわ!」
憐也と晶の回りから帯状の光が新たに発生しリボーン達に向かって飛んで行く。
いくつもの光がリボーン達を囲みランバード同様に体の中に入って行く。
「「「「「ギャアアーーッ!!」」」」」
リボーン達は苦しみながら気絶した。
その光景を見て奈々は気を失いツナが慌てて奈々を抱き抱える。
今度は優しいオーロラのような帯状の光がツナ、雲雀、クロームに飛び回りツナ達は眠りに誘われるように苦しむことなく気を失った。
憐也と晶は息を弾ませ座り込む。
「流石にキツいな。晶大丈夫か?」
「ええ、何とかね。」
座り込む二人にクロームを抱き抱え骸が近付いた。
「一体何をしたのですか?それに僕と沢田奈々は貴方達の術がかかっていないのは何故です?」
丁寧に話すが目は据わっている。『何をするのも勝手だがクロームに手を出すな!』と。
「私達はある目的の為にこの地に来たの。」
「その目的にアンタと沢田奈々は入っていない。」
「ある目的?」
憐也は睨んでくる骸に肩を竦める。
「気になるならクロームが今見ている物を見てみたらどうだ?」
「クロームと精神の世界で繋がっているんでしょう?」
骸はその事を憐也と晶が何故知っているのか疑問があったがクロームが今見ていると言う物で今後クロームの生活に支障をきたす物であるかないか確める為に骸はクロームの精神世界に入って行った。
「あのゲス野郎共はどう思うかしらね。」
「さぁな。ただ後悔くらいはするかもな。しなかったら人として終わってるけど。」
憐也と晶は気絶しているリボーン達を憎しみと怒りを宿した目で見詰めた。