儚き者達
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「晶!憐也!」
いきなり現れた二人に目を見開いて驚くツナ達。
「ツナ、クローム久しぶりね!」
「元気か?」
リボーン達の武器をゴミと言わんばかりに捨て笑顔で聞く晶と憐也に頷くツナとクローム。
リボーン達を咬み殺そうとしていた雲雀は不機嫌だ。
「邪魔しないって約束だったよね?」
「悪い、それ嘘だから。」
「ふざけないでくれる?」
いけしゃあしゃあと答える憐也に雲雀は更に不機嫌になるがツナが咬み殺さないでと目で訴えてきて、雲雀は渋々諦めた。
「てめえら、本当に何者だ!」
吹っ飛ばされたリボーンは憐也と晶を睨み付ける。
「何者って言われてもね。」
「俺と晶は裏の人間だ。」
普通に答える憐也にツナとクロームは驚くが晶の作り出した幻覚にリボーン達をいとも簡単に吹っ飛ばす憐也を見て妙に納得し、リボーン達はボンゴレが調べてもヒットしなかったのは何故だと困惑する。
「ヒットしなかったのは仕方ないかもね。」
「今の俺達は本来の姿じゃないしな。」
そう言って二人は呪文を唱え本来の姿になる。二十代半ばの姿の憐也と晶を見てその場にいた全員が驚き家光、リボーンは口開く。
「姿形が偽りだったからヒットしなかったのか!」
「裏の人間のお前らが娘に近付いた理由は何だ?ボンゴレを乗っとる為か!」
リボーンと家光に憐也と晶は剣呑な目をした。
「それはこれから教えてやるよ/教えるわ!」
晶と憐也は向かい合い左手を繋ぎ右手を上にあげ呪文を唱え始める。
「お前達がしたことを思い出させてやるわ!」
「てめえらのしたことは絶対に許さない!」
リボーン、家光、獄寺、山本、了平、京子、ランバードは瞳の奥に憎悪を燃え上がらせる憐也と晶に言葉では言い表せられない恐怖を感じる。
確かにランバードに騙されツナを傷付けたが何故そこまでの憎悪を自分達にぶつけるのが分からず、ランバードはツナを嵌めただけでここまで憐也と晶に憎悪のこもった目で睨み付けられるのが理解出来ずガタガタ震える。
憐也と晶の回りにいくつもの帯状の業火のような赤い光が現れ始めた。