儚き者達
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「ツッ君!」
奈々はツナの側に行き抱きしめる。
「母さん、迷惑をかけてごめんなさい。」
「迷惑なんて全然かけてないわ。」
そんな二人を優しい目で見た雲雀はリボーン達に向き直りツナと奈々に向けた物とは逆に凍土のような目で言い放つ。
「津菜はボンゴレを継がないと決めたんだからそこに転がってるボンゴレの傍系とかいう奴を連れて帰って。」
「だがカーツェファミリーやランバードはボンゴレが禁じていることを長い間やっていたんだぞ!そんな奴を十代目に出来るか!」
リボーンは雲雀に言い返し家光達もそれを肯定する。
「それなら赤ん坊達にばらまいた書類の内容とそんなファミリーに騙されたことを流すよ。」
「「「なっ!!」」」
雲雀はボンゴレリングをリボーンに投げ捨てる。クロームも投げ捨てた。
「津菜がボンゴレを継がないなら要らない。」
「私もこんなの要らないよ。」
リボーンの足元に雲と霧のボンゴレリングが転がる。
「くっ!仕方ねぇ!お前らこうなったらツナをこっちに連れ戻すしかねぇ!」
「すまない!ツナ!」
リボーンと家光は銃をツナ達に向け、それに続いて獄寺達が武器を手にする。
雲雀はトンファーを構え津菜と奈々を背に庇い、クロームと骸は三又槍をリボーン達に向ける。
「赤ん坊達、堕ちるところまで堕ち切ったね!」
「ボスと奈々さんは護る!」
「クフフ。嫌がる人間に強要するとは所詮マフィアだ!」
ツナは護られるだけでは駄目だと、自分を信じてくれた人達のために戦おうと手袋をはめて死ぬ気丸を飲もうとしたとき何処からか声がした。
『ツナ達はお前らの道具じゃない!』
誰かの声がした瞬間リボーン達が手にしていた武器が消え、吹っ飛ばされた。
「どうしようもないな。」
「本当だわ。」
そこには幻覚の蔓で武器を奪った晶とリボーン達を吹っ飛ばした憐也がいた。