儚き者達
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舞台袖からクロームと骸に付き添われて出てきたツナを見てリボーン達は口々に責めた。
「ツナ!何で死んだふりなんざしやがった!」
「リボーン達に迷惑をかけ、ボンゴレに恥をかかせて父親として情けない!」
「十代目!何故こんなことをしたんですか!?」
「ちょっと質が悪いのな!」
「ツナちゃん酷いよ!」
「極限に京子の言う通りだ!」
自分が生きていると分かった途端に責め立てるリボーン達にツナは『もう無理だ!』と感じ、ツナの今の気持ちが分かったクロームはツナの手を握る。
「津菜が悪い?クローム髑髏と六道骸の有幻覚じゃなかったら津菜は君達愚犬共に殺されていたんだよ!実際に有幻覚とはいえ津菜を殺したんだから!」
雲雀はリボーン達を睨み付ける。
「いつか君達は津菜を殺す気だった証拠だよ!」
「「「っ・・・!」」」
雲雀の言葉にリボーン達は何も言えない。
雲雀の指摘した通り自分達はツナを裏切り屋上から落としボンゴレの力で死亡原因を自殺に偽装したのだから。
「君達は本物の馬鹿なの?津菜を責め立てる権利はないよね?普通は津菜に謝罪するよね?」
リボーン達はここで漸くツナに謝罪をしていないことに気付き慌て謝罪するがツナは一言も喋らない。
「ダメツナ!こっちは謝ったんだ!なのにダンマリか!」
「ツナ!意味のない意地を張って困らせるな!」
「十代目!何故許してくれないのですか?!」
「俺達親友だろ?」
「そうだよ!」
「極限に仲直りだ!」
悪かったの一言で片付けさっさと許せと言うリボーン達に雲雀とクロームは軽蔑の目を向け、骸は嘲笑った。
それに気付かないリボーン達はもう一度ツナを十代目に戻そうと話し出す。
ツナの意思を無視して。