儚き者達
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次期ドンナ、沢田津菜死亡。
この知らせにボンゴレ上から下への大騒ぎだった。
九代目と門外顧問の家光は頭を悩ませていた。
「くっ!まさかツナが守護者に殺されてしまうとは!この先ボンゴレはどうなるんだ!」
自分のたった一人の娘の死よりボンゴレの存続を按じる家光。
ボンゴレ本部で九代目は自分の守護者達と話し合った結果ボンゴレ三世の傍系のカーツェファミリーに連絡を入れる。
カーツェファミリーのボスは九代目の申し出を受けた。自分の息子、ランバードがボンゴレのボスに就けばカーツェファミリーは今以上に繁栄するからだ。
九代目はカーツェファミリーのボスの息子、ランバードを十代目にすることを明記した勅命書を作り家光に勅命書をランバードに渡すように命じた。
家光はこれでボンゴレは救われると娘の死をあっさり忘れ勅命書を手に日本へ渡った。
リボーンはツナが守護者に殺されてしまったことで勘違いも甚だしい怒りをツナに感じていた。
『屋上から落とされたくらいでアッサリ死んで俺様の家庭教師としての経歴に傷を付けやがって!』
普通に考えれば屋上から落とされ校庭に叩き付けられたら只では済まない。運が悪ければ障害を持つし最悪の場合、死に至ることすら分からないリボーン。
そんなリボーンに九代目から次期ボンゴレボスに決まったランバードの家庭教師を依頼された。
「ダメツナよりランバードの方が鍛えがいがあるだろうな。」
暴力を振るったツナとクロームを責めない辺は相当懐が深いんだろう。ボスの器に相応しいと。
そんなランバードの家庭教師を依頼されることはリボーンの自尊心を満足させた。
ツナの死とツナを屋上から落とした守護者や生徒達に腹を立てていたランバードは笑いが止まらなかった。
「後は継承式を済ませたら俺がマフィア界の君臨者になる!」
一時は諦めるしかないと思っていたボンゴレの座を簡単に手に入れることが出来たと勇喜んだ。
しかしリボーンがランバードを鍛えることもランバードがボスの座に就くこともなかった。
ツナを信じ愛している者達によってーーー