儚き者達
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「お前らもしかしてツナの通夜に出たのか?」
憐也の言葉に何とか頷く獄寺達。
「うっわー!ツナにあれだけのことをしておいて通夜に出たんだ!厚顔無恥って貴方達の為にある言葉よね!」
晶の馬鹿にした言葉に獄寺が怒鳴る。
「うるせー!果すぞ!!」
獄寺が晶にダイナマイトを投げ付けるが憐也がダイナマイトの導火線を双剣で切り落とす。
「「「なっ!!」」」
瞬時に導火線を切り落とした憐也に獄寺、山本、了平は驚きを隠せない。リボーンから聞いていたとはいえ憐也のスピードと流れるような双剣の動きはただ者ではないことを物語っていた。
「晶に言われたことは本当のことだろ?俺もそう思うし。そもそも何で行ったんだ?」
「それはリボーンさんに行けと言われたからだ。」
獄寺の言葉に山本、了平、京子が頷く。
リボーンにツナの死因は自殺になったから形だけでも『ツナを慕う守護者』として振る舞えと言われていた。ボンゴレの歴史や威厳に傷を付けない為に。
「何それ?リボーンとか言う人に言われたから行くってバッカじゃないのー?ツナのおばさんが貴方達に会ったら苦しむだけなのに!」
「しかもずぶ濡れのところを見ると謝罪すらしなかったのか?とりあえず顔を出しておくかみたいな態度にツナのおばさんが怒って水かけられたんだろ?」
バッサリ切り捨てる晶にツナの通夜 での出来事を言い当てる憐也に気まずそうに目線を反らす獄寺達。
「兄さん、早く行こう。こんな奴等に関わってる場合じゃないわ。」
「そうだな。悲しいことだけどツナに会いに行こう。」
もうお前らに用はないと獄寺達の横を通りすぎる憐也と晶に獄寺は舌打ちをし、山本は「ツナをそんな子供に育てたツナのおばさんの自業自得じゃね?」と吐き捨てて了平と京子は頷いた。
自分達に巣くう得体の知れない感情を知りたくないばかりに言い訳をばかりを探していた。