儚き者達
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「何の用?死んでいるツっ君にまだ何かするつもりなのかしら?」
冷えた声で喋る奈々に獄寺達は怯み、リボーンが慌ててフォローに回る。
「ママン、落ち着け。ツナは自殺したんだ。コイツらのせいじゃねぇ。」
次期ドンナのツナが守護者達に殺されたとなってはボンゴレの恥になる。その為ツナの死は『自殺』とされ並盛に圧力をかけてきた。
雲雀も大人しくそれを受け入れた為、ボンゴレは雲雀も所詮は高校生の子供だとたかを括った。実際はツナをボンゴレから引き離す為に受け入れたフリをしているだけだが。
「自殺?此処にいる守護者達とその妹も一緒になって投げ落としたのに?」
雲雀の汚物を見るような目で吐き捨てて骸は嘲り笑い、クロームは侮蔑の目を向ける。
「圧力をかけて自殺にするとは。さすがマフィアはやることが違いますね。」
「赤ちゃんは何でこんなバカを守護者に選んだのかしら?他の人を撰べばボンゴレは圧力をかける手間もなかったのに。」
遠回しに獄寺達を人殺しと罵り、リボーンの人選能力を馬鹿にする三人にプライドの高いリボーンは銃を向ける。
「黙れ!てめぇら!」
「赤ん坊、死者の尊厳を根こそぎ奪い死因を捏造する組織にベッタリくっついている上に僕達に銃を向けるなんて君はどれだけ恥知らずなんだい?」
雲雀に呆れられたように言われ気まずそうに銃をしまうリボーン。
「もう帰って!二度と貴方達に会いたくないわ!」
予め用意していたのだろう。奈々は水を入れたバケツを獄寺達にぶちまけた。
獄寺達は奈々の怒りを目の当たりにし呆然としずぶ濡れのまま帰って行った。
リボーンも奈々の怒りを目にしてボルサリーノのツバを下げ目を合わさないようにした。
晶と憐也はツナの通夜に向かう途中ずぶ濡れの獄寺達に遭遇した。