儚き者達
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ツナは直ぐに病院に運ばれ、奈々、リボーンが駆け付けたが死亡が確認された。
霊安室で眠るツナに奈々は泣きすがる。
「津菜!津菜ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
泣き狂う奈々を尻目にリボーンはボンゴレに連絡を入れていた。
その様子を姿を消して見ているクロームと骸は軽蔑の目をリボーンに向ける。
『自分の生徒が自分が選んだバカ守護者達に殺されたのにボンゴレに淡々と連絡を入れるなんて!』
大人しいクロームが少々汚い言葉を使ってリボーンを睨み付ける。
『クローム。もう少しの辛抱です。頑張れますね?』
ツナの有幻覚は葬式まで出しておかなければならないし、火葬場では骨を有幻覚で作り出さなければならない。その間クロームと骸は通夜、葬式には姿を現して幻術を繰り出しながらリボーンや愚者達と顔を合わせることになる。
『あの薄汚い裏切り者達と顔を付き合わせるのは嫌だけどボスの為なら頑張れます!』
少々汚い言葉使いのクロームに骸は『嗚呼、可愛いクロームが!』と落ち込んだ。
通夜は騒ぎになった。
「出て行って頂戴!貴方達が私の娘を殺したんでしょ!しかも笑ながら此処に来て!」
奈々が手当たり次第近くにある物をツナのクラスメート達に投げ付ける。
奈々はツナが無事で雲雀の屋敷で匿われているのを知っているがクラスメート達がツナを殺したということはつまりツナがその日実際に並高に登校していたら殺されていたか近いうちに殺されるということ。奈々の怒りは当然だ。
「出て行って!人殺し!」
奈々の怒りに怯む生徒達だが口々に「ツナが悪いんじゃん!」「私達は正義よ!」と言いながら立ち去る。
雲雀はそんな生徒達に激しい怒りと軽蔑を目に宿したいた。
『群れることで意気がる草食動物達にはきっちり罰を与えてやるよ!』
生徒達と入れ違いに獄寺達が何とも言えない顔で沢田家に来た。
奈々は目を吊り上げ獄寺達を見る。雲雀とクロームは睨み付け、骸はバカにするように笑みを浮かべる。