儚き者達
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「俺だってお前みたいな十人並みの顔で棒切れみたいな体の女に興味はないがお前はボンゴレの次期ドンナで初代の直系だ。お前と結婚したらボンゴレと初代の血筋が手に入るからな。そうしたらカーツェファミリーは今以上に強くなるしボンゴレが手に入ったらマフィア界は俺の物だ!」
「ボンゴレを手に入れたからってマフィア界がカーツェ君の物にはならないよ!」
「ボンゴレは世界最大のマフィアだ!他のファミリーを押さえ付けてしまえば良いだけだ!」
「押さえ付けられたファミリーはボンゴレに敵意を持つだけだ!」
ランバードは五月蝿いとツナを突き飛ばしツナは尻餅を着いた。
ツナを馬鹿にした上に他のファミリーを押さえ付け吸収、傘下に納めてやると笑うランバード。
「そんなの間違ってる!」
ツナの非難にランバードはツナの腹に蹴りを入れる。
「グッ・・・」
「沢田津菜!俺と結婚しボンゴレを明け渡せ!子供を産め!抗争には俺の代わりに戦え!そうすれば監禁はするが命は取らないしクローム髑髏にこれから先嫌がらせはしないしボンゴレからも解放してやるぞ?」
クローム髑髏と引き替えだ。お前にとってあの女は大事なお友達なんだろ?とランバードは楽しそうに喋る。あたかもツナが自分の言うことを聞くと思っているばかりに。
「・・・嫌だ。そんな自分勝手な奴のことなんか信用出来ない!」
蹴られた腹を庇いながら言うツナにランバードはツナの頭を蹴る。
「ッ!」
「ラストチャンスだ!俺と結婚しろ!」
ツナは睨み付けることで答え、ランバードはその態度にツナを踏みつけ端正な顔を醜く歪ませポケットからカッターを出す。今度は指摘されても良いように左頬を軽く切り付けた。
「助けてくれーーっ!殺されるーー!」
大声で叫ぶランバードはツナを見てゲラゲラ笑う。
「素直に言うことを聞いてれば良かったのにな?」
屋上に来た生徒達は主にツナと同じクラスの生徒と獄寺、山本、了平、京子。
「助けてくれ!このままじゃ沢田さんに殺される!」
左頬から血を流すランバードに集まった生徒達がツナを罵り始める。
「本当にサイテー!殴るだけじゃ飽きたらずカッターで切り付けるなんて!」
「自分の思い通りにいかないからって何をしても良いわけないぜ!」
ツナは怯えながら違うと言い張り、獄寺、山本、京子、了平を見た。