儚き者達
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クロームはヘルシーランドに帰ると協力をして貰うために骸の元に向かった。
「骸様、お願いがあります。」
骸は「可愛いクローム。沢田津菜の有幻覚を作るのに協力しましょう。」とクロームの頭を撫でる。
「骸様ありがとうございます!」
嬉しそうにするクロームに骸はどうせならと話をし出す。
「愚かなマフィアに騙された愚者達は沢田津菜と雲雀恭弥に嫉妬している。そこを突いてその者達と守護者達に屋上から投げ落とすように仕向ければ良いでしょう。」
「嫉妬?」
首を傾げるクロームに骸は説明する。
「ええ。駄犬や野球馬鹿は雲雀恭弥に沢田津菜を取られ雲雀に嫉妬し、愚者達は常に獄寺隼人達が沢田津菜の側にいることに嫉妬してます。その感情を利用し愚者共の手で有幻覚の沢田津菜を殺させれば良いでしょう。」
「そんな理由でボスに酷いことをしたの。まるでランバード・カーツェの嘘を利用してるみたい。」
「ランバードは兎も角他の愚者は知らず知らずランバードの嘘を利用しているんですよ。なら僕達も利用してやりましょう。」
「分かりました。」
『例えザンザスが沢田津菜の代わりにボンゴレのトップに立っても恐怖で纏めている組織などすぐに潰えるはず。』
骸はツナに興味はないが自殺を偽装して鬼籍にしてしまえばボンゴレは潰れる。だからクロームの願いを叶えただけだ。
「明日は楽しくなりそうです。」
骸はツナを殺した後の愚者達の無様な姿を想像し嘲笑った。特にツナと親しかった人物達の無様な姿を。
「ママン。ツナはまだ帰ってないのか?」
「ええ、まだ帰ってないわ。」
「チッ!ダメツナが!」
ツナを指導と称した暴力を振るおうとしていたリボーンは「帰ってきたらいつもよりねっちょり指導してやる!」とツナの部屋に戻っていった。
『もう二度とツッ君には会わせないわ!』
奈々は自分の娘を傷つけるだけのリボーンに対して怒りしかなかった。