儚き者達
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「もう一度リボーンや獄寺君達に聞いてみます。それで駄目だったら俺は雲雀さんの家に行きます。」
雲雀とクロームはハァと溜め息を吐いた。
「分かったよ。でも無茶はしないで。」
「はい。」
ツナとクローム応接室を後にした。
教室に入りツナは獄寺と山本のところに行った。
一緒に登校し先に教室に着いた晶はツナのすることに気付き、獄寺と山本の出す答えを冷たい表情で待つ。
「獄寺君、山本。俺がカーツェ君に告白して暴力振るったと思ってるの?」
「ケッ!何の用かと思えばそんなこと聞くくらいなら謝罪でもしろよ!ウゼーんだよ!」
「ああ!思ってるのな!最低女!」
ツナは泣きそうな顔で「わかったよ。」と二人に告げ京子の席に行く。
「笹川さんもそう思ってるの?」
「思ってるよ!沢田さんは最低な子なんだって!」
「そう。もういいよ。」
ツナは教室を出てクロームも後を追う。
一部始終を見ていた晶は席から立つ。
「獄寺隼人、山本武、笹川京子。最後までツナの話を聞かなかったわね。まぁ、臆病者の貴方達は認めるのが怖いのでしょ?」
「「「なっ!」」」
「ツナに対する苛立ちや憤りの正体を知った時に後悔するわ。それを覚悟した方がいいわよ。」
獄寺達は反論しようとするが晶に軽蔑とただならぬ怒りを宿した目で睨まれて黙り込む。
晶は鞄を持って「気分が悪いから帰るわ。」と教室を出る際に席についているランバードに小声で言った。
「ランバード・カーツェ。貴方は地獄に落ちるから楽しみにしてなさい!」
ランバードは振り向き晶の目を見て怯んだ。
『お前の悪行は全てを知っている!』
晶の目は語っていた。